copyright (c)ち ふ
絵じゃないかおじさんぐるーぷ
下ピーのこの一言はきいたようだった。
「そうか、君たちも殺すことになるのか・・・」
龍はんは、腕組みをして、頭を下げて考えこんでいた。前途ある青年・下ピーのすすり泣く声が、虫の音のごとくそっとあたりをはっていた。
「分かった。考え直してみよう」
そこで、バナイランが、かねてから考え続けていた案を提案した。龍はんも、同意したようであった。
「先生、睡眠薬は17錠にしてくださいよ。18錠目が、致死量となります。先生が、この世が、そんなにお厭でしたら、好きにモノを書いて、その創作物、つまり私たちと自由気ままに暮らせる世界があるのですから。その判定は、エンマ大王がします。自殺だと、もうその対象にはなりませんからね」
「内供どの、よしなになそ!!!」
つづく
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます