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ejyanaikaojisan group
もし、万一、ばぁさんが死んだりすれば、
後はどうなるのだろうという気がしないでもない。
けれども、おイトばぁさんは生きているのだ。
生き続けてゆくのだ。
根性を貫いて生きていれば、
また歩けるようになるかもしれない。
治るかもしれない。
いや、あの心がまえなら、
必ずや歩けるようにはなるだろう。
ずっと先の話になるのだが、
この世に、神や仏が居るものなら、
せめての慈悲として、
4者の寿命を同時に尽きさせてやって欲しいという、
願っても叶えられそうにもない願いを抱いて、
暗い夜道に、バイクを踏み入れた。
おわり
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