YAMAHA GX750 ホイール編 その3

2010年06月14日 | GX750
途中の写真が、パソコンのHDクラッシュで消失・・・
かなりの分は、バックアップでレスキュー出来たのですが、いや~ 参りました。

そんなことでしばらくぶりの更新です。

前回からの続きで、えらく気を持たせるようなことを書いて、続きとしましたが、まあこんなことがあったわけです。

これは、XJ750EⅡと、GX750のドライブシャフト


上がXJで、下がGXです。

ぱっと見た目は、それほど変わってる感じがしなかったのですが、こんなに違うんですね。

まず、長さですが、XJの方がスイングアーム自体長いです。

これは明らか。

ただし、デフのリヤシャフトセンターから接続部分までは、GXが長いのです。

何故かって言うと、デフギヤーのバックラッシュ調整機構が、XJは内臓式であるのに対し、GXのそれは別体なのです。

GXの調整機構は、デフケースとスイングアームで挟むような感じですね。

その間のシムで、バックラッシュを調整するわけです。

一方XJはと言うと、やはり進化ですね。

内部にネジ式の調整機能が内臓されているわけで、面倒な調整が不要なんですね。

こういうところを垣間見ることで、エンジニアの日々の努力を知ることが出来ますね。

ありがたいことです。

で、今回はというと、いざ流用という場面において、これがありがたくありません。

まず、どちらを使用するかと言えば、これはGXを使用するしかありません。

リヤ周りを、完全にXJ用に換装してしまえばですが、これまた前側のユニバーサルジョイントも機構が異なりまして

もちろん我GXは、ユニバーサルもGX用を使用しますので、これは選択の余地がないわけです。

この長さをどう埋めるか・・・

画像の右側が、ピニオンギヤー状になっていますが、デフのカップギヤーに入る部分でして、やや浅くなるものの

奥まで入れれば、動力伝達に支障はありません。

要するに、右側はデフにしっかり入って、左側は浅く入る。

単純に考えれば、左側の入りが浅くなって、強度不十分では・・・?

なんて思えますが、XJのデフにあるカップギヤーは、GXのそれより20mmほど突き出ています。

足りないのは10mmほど。

で、もう一つ。

このシャフトは、常にデフのカップギヤー内部にあるスプリングによって、前方へ押されています。

なので、前側のユニバーサルジョイント内部の突き当たりを後方へ10mmずらしてやれば

デフのカップギヤーから、シャフトが抜けることはなくなります。

この10mmを埋めるのに、ユニバーサル内部に、硬質ゴムの円柱を入れました。

柔らかいと、すぐにヘタってしまいますからね。

どちらにしても、要点検ポイントとなってしまいますが、こんなことがあって

ようやくリヤ周りの移植に、終止符を打つことが出来たわけです。

しかしまあ、これから先も、手作りパーツがよく出てきますので。

古い物って、なかなか苦労しますわ。


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