YAMAHA GX750 シートを作る(その3)

2010年05月05日 | GX750
いよいよ、最後の表皮張り付け。



シートベースに、タッカーが打てないので、接着です。

私はコーキング剤を使いました。

これって、割と密着性もよく、適度な柔軟性があるので、表皮の素材に優しいですね。

外周を引っ張って、なんとか出来上がり。



乾燥したら、余分な表皮を切り取り、ステー類を取り付けて完成~

現物合わせで作っただけに、カギも「カチッ」と気持ちよくかかります。

YAMAHA GX750 シートを作る(その2)

2010年05月05日 | GX750
その1に引き続き、シートの製作編

作ったシートベースは、1プライなので、更に積層を加えて、着座しても歪みが少なくなるくらいに補強しました。

そして、出来上がったシートベースから、バリを取り除きます。

FRPは乾燥すると、とにかくカチカチですから、ほぐれた繊維についた樹脂が、まるでトゲのようになるわけで

こいつを取り除かないと、後で怪我をしたり、表皮を破いたりしますので。

そして、特に滑らかに整える必要があるのは、エッジの部分

ここは、表皮に力が加わる部分ですから、出来るだけ表皮に優しくないといけません。

今回は、U字断面のゴムを1周被せてやりました。



ベースの準備が出来たら、表皮を立体的に縫製します。

まずは型紙作りから。



ある程度、想像はしていたのですが、この型紙を作る際、出来上がり寸法より若干小さく作るのがいいようです。

何故かって、ちょっとキツめの方が、引っ張った時にきれいに張れるからです。

まあ、これが正しいかどうかは、わかりませんが、職人さんはこのような「ちょっとしたコツ」みたいなものを持っているから

きれいに出来上がるのだろうなあ~ などと考えてしまうわけです。

何でも、実際にやってみて、初めてわかるものですね。

取った型紙から表皮を切り出します。

今回は3分割にしました。



縫った合わせ目には、防水のためにコーキング剤を塗布しておきました。

お尻が濡れるのは嫌ですから。

続く・・・