ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

映画記事も散在報告も停滞中…ですが、自分が飽きない程度のマイペースで運営中。良かったら読んでいってくださいませ。

【映画】硫黄島からの手紙…外国人に作れて何故日本人には作れないの!?

2009-10-10 18:11:50 | 映画・DVD
この記事のサブタイトルは「父親たちの星条旗」の記事の続きという意味で“…俄かイーストウッドファンなピロEK(その2)”とするはずでしたが、他に思い浮かんだのでやめました(で、上記タイトルに変更)


さて、先ずは近況報告から。

今週の夜勤は昨日の金曜日以外ずっと残業
仕事量がピークなのにプラスして担当の機械が不調…そんな感じで先々週頃からずっと忙しくてお疲れ気味です。そんな夜勤明けの今日は疲労回復日ってことで先程(PM4:50頃)起床。天気良かったみたいなのに勿体無い事です

昨日、脱輪事故で壊れた自家用車の修理…やっとほぼ修理完了との連絡が保険会社より入りました
事故から一ヶ月以上が経過…長かったです。不便だったです
そうなると早く戻ってこないかと心待ちな私ですが…この連休には間に合わないみたいですね
で、肝心の修理代金ですが…割と程度の良い中古軽自動車ぐらいなら買えるほどの金額が発生
昔、会社の後輩が買った激安車なら…なんと20台以上買えちゃいます
…すげぇ壊れてたもんなぁ車体の下の方。単なる溝落ちとはいえ侮れません
保険で支払えるから問題ないんだけど、保険料って残念なぐらい跳ね上がっちゃうんだろうねぇ

他にも色々あった最近だけど…
忙しいと記憶を引っ張り出すのもナカナカに困難。今回はこのぐらいにしておきます。



さて以下は映画鑑賞記録消化。
忙しさで映画は観れておらず(代車でTSUTAYAにチョイチョイ行くのも憚られ)、鑑賞残りは前回からそのまま1本減って、この記事を含めあと5本です。



「硫黄島からの手紙」
(監督:クリント・イーストウッド、出演:渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、2006年アメリカ)

TSUTAYAさんで「ハッピーフライト」「父親たちの星条旗」と一緒にレンタル。
2009年8月26日(水曜日)の深夜から27日にかけて鑑賞しました。一ヶ月以上前の鑑賞、細かな事を憶えていない大まかな部分だけに触れた記事になる事は必至です



ストーリー
日米双方の視点から描いた「硫黄島プロジェクト」の日本視点側からの映画。
太平洋戦争中、日本にとっては戦況悪化の一途をたどっていた1944年6月。硫黄島にアメリカ留学の経験を持つ陸軍中将・栗林忠道(渡辺謙)が指揮官として着任する。栗林は長年の場当たり的な作戦や方針を変更、将兵に無意味な万歳突撃や自 決を禁じ、兵士に対する体罰も戒めた。そんな栗林の存在は、日々の生活に絶望していた西郷一等兵(二宮和也)らに一筋の希望を抱かせる。
詳しくは…http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/





ピロEK的感想&点数
こいつも「チェンジリング」でクリント・イーストウッドの巧さに気がつかされた私が、遅まきながら鑑賞した1本。TV放送を途中のちょっとだけ観た時にもなんだか上手い映画だという気がしていたんですよね。

今までに当ブログ内で散々書いている事ですが、私は邦画ってものが得意ではありません
自ら毛嫌い、食わず嫌いでは無いと証明するために、割と日本映画って観るんですけど、全体的な印象って言うのはヤッパリ余計なシーンが多くて、肝心と思えるものは描かれておらず子供だましなのか描く能力が無いのか、そしてテンポは悪くて冗長…ってな感じ。先日記事にした「ハッピーフライト」のように良質なテンポで見せてくれる作品もありますが、そんなのは少数派と思っております
そこで更に思うのは、私が日本人故に見慣れた日本の文化や歴史の中に、逆に何か馴染めないものを見ているんじゃないのか、それゆえに最初から引き算で評価しているのでは無いか…ってな疑問。私は自分で言うのもナンですけど真面目で思慮も分別もそこそこある(少なくともあろうとはする)人間です日本映画を否定する前に疑うべきはまずは自分です。
例えば日本人キャストを見るだけで“安っぽさ”を感じてしまう偏見があるんじゃないかとかね。

前置きが長くなりましたが…
そんな一抹の不安を払拭してくれたのがこの「硫黄島からの手紙」です。
(やはりダメなのは受け取る私の感性では無くて邦画自体だったのだと)

日本人キャストばっかりで日本が舞台の映画でも十分面白い名作です
(日本が舞台といっても離島ですが)
ハリウッドの一流監督のセンスにかかれば同条件でもこの面白さが生み出せるんですねぇ
邦画とはどんなところが違うんでしょう(?)

しかも日本の俳優陣がそんなにダメでは無かった事も証明。ジャニーズといえどバカに出来ません
ダメなのは多分、日本映画の制作サイドなようです(まだ予算が違うという言い訳は残っていますが…それも違うと思いますよ、多分)。クリエーター達自身が烏合の衆なのか、はたまたスポンサーや配給会社の要求が不当なのかは知りませんけどね。


日本映画の悪口はさておきこの映画ですが…

前述の通り面白かったです
しかも…私が勝手に想像するものに合致しているだけですけど…当時の日本人のセンスや情景がどの日本映画よりも正しく描かれていたんではないでしょうか
日本映画が戦争や歴史を描く場合、発信者が右にせよ左にせよ、より極端に前者なら戦争を不当に美化。後者なら無碍に批判…ってな感じに仕上げちゃうんじゃないですかねぇ(…とまた悪口

この映画では戦争は不幸な出来事であることも正しく伝えつつ、
そこにいる一人一人はそれぞれがそれなりに魅力的な人物に描かれていて…
う~ん、上手く言えませんが、多分描いている内容のバランスがよろしいのです
クリント・イーストウッドや脚本家、演出家がどこでこのセンスを学んだのか興味があるところです。
しかし外国人に出来て当の日本人に何故同じ事が出来ないですかねぇ
(最近、インフルエンザワクチンでも何故日本では大量生産できない!…と似たような事を思った私です

あと、この映画の楽しみ方の一つ
硫黄島戦の所での「父親たちの星条旗」との裏表シーンの数々
米兵が上陸してもなかなか攻撃しなかった日本軍は何をしていたか
米軍の火炎放射気で焼かれたのは誰だったのか
ジョン・ブラッドリーの前から消えた戦友はどうなっちゃったのか…等々。
逆に観ても色々発見できます
もうひとつの映画では味方として感情移入出来ていた相手が、もう片方では残虐な敵
このあたりも戦争映画として良く出来ていると思いました

で、その裏表リンクのラストは、ラスト近くのシーンでの二作品のリンク。
このアメリカ映画らしいサービスシーンですが、日本映画だったらライアン・フィリップに払うギャラ惜しさにやらないシーンなんじゃないんですかね
(※10月12日追記:他の方のブログ読ませていただいていたら、最後の米兵はライアン・フィリップじゃないと書いていました。…そういうからには多分そうなんでしょうねぇ実にそそっかしい私です…詳しい方真相を教えてくださいませ


点数は4点強(5点満点中)。
随分ほめた割には満点じゃなかったりします。これは「チェンジリング」と比較しての事

あと、気になった事を上げれば、現代で硫黄島から手紙が発掘されるシーンは何故教育用の記録映画みたいな作りなの…あそこは何となく馴染めなかった部分です(そんなに引っかかったってわけでもないけど)。
それに、加瀬亮の憲兵隊なシーンがバリバリスタジオ撮影だと分かるし、子供と犬がダイコンな事何故あの子供と犬は真剣に演技しない…それに当時の子供って基本的に和服なのまだ(今度、私のオヤジに聞いてみます…って思ったけどその当時のオヤジは満州ぐらしかも
…ってな所ですかね。

…渡辺謙とかに全然触れていませんが、こんなところです



補足・蛇足
過去に観たどの太平洋戦争映画よりも、戦争の記憶を私に植え付けてくれた作品かもしれませんコレ(これが正しいかどうかは、我々世代では誰にも判別できませんけど)。

十数年前に亡くなったうちの爺さんは、何かひとつ違えば硫黄島に配属されてたかもしれないと私の母親から聞いたことがあります(母親がテキトーに言ってる可能性も大きいんですけどね)。比較的ぐうたらで理屈ばっかり言ってる祖父で、私の両親やこれまた数年前に亡くなった祖母からの評判は悪い人でしたが、こんな戦争を経験しているんだなぁ…なんて思うと色々思わずにはいられません。耳たぶに弾丸の痕だか弾丸自体だがが残っているという話も、子供の頃の私らは武勇伝としか受け取っていなかったんだけど、そんな単純な話じゃないんだなぁ…と。

うちの嫁さんの父親(これまた数年前に他界)。私の嫁さんは年を取ってからの子供なので、この義理のお父さんも戦争に行った経験あり。
沖縄出身の方ということも影響してかいないか、割と最前線に行ったとか行かなかったとか
戦争の話は、ほとんどしない方だったみたいです。嫁曰く、悲惨な体験だから語りたくないのでは?との事。酒(焼酎)ばっかり飲んで、あんまり話の通じない方でしたが、酒ばっかり飲んでたのにも戦争の影とかあるのかもね(と、こいつは完全に私の勝手な想像です)。

親戚の寄り集まりがあるとシベリア抑留の話を何度もする元士官のお爺さん
私の祖父の葬式、祖母の葬式と過去二回以上聞かされてるエピソードですが、今度機会があればウザいとか思わずに聴かせていただきます

…と、こんな思いはアメリカ人じゃなくて、ちゃんと日本人が教え伝えてくれよヤッパリ



(当ブログ内の関連記事)
2009年10月04日 【映画】父親たちの星条旗…俄かイーストウッドファンなピロEK(その1)



では、とりあえずこのあたりで





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7 コメント

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TB有難う御座いました♪ (Aki.)
2009-10-11 04:27:26
こんばんは~♪
またしてもイーストウッド力をヒシヒシと感じずにはいられない作品でしたね!
しかもこれ、何気にかなり低予算で作られてたよーな・・・
もはや日本の製作者たちはピロEK様に何の言い訳も出来ない次第で御座いますw
にしても、子供と犬とは!?
獅童に気を取られすぎて気が付きませんでしたぁ(^^ゞ

ではでは~、これからもよろしくお願いします♪
3年前?! (sakurai)
2009-10-13 09:04:43
まずびっくりしたのが、この映画観てから3年も経ってたということですかね。
イーストウッド御大のやることに間違いはないです。
でも、邦画にもいいものはたくさんありますよ。
今年見た邦画の中でも、かんなり上位に位置しているのも多々あります。
でも、間違いなくいえるのは、金かけた大作にあたりはないです。
こじんまりと、丁寧に作った邦画はいいのがあると思いますよ。
ピロEKさんへ (KGR)
2009-10-25 22:40:19
全ての邦画がそうではないですが、総じて、
>余計なシーンが多くて、
>テンポは悪くて冗長…
なものが多いと思うのは同感です。

私が考えるその原因と言うか理由は、

ひとつにはCMまたぎ、角度を変えてもう一度など
引っ張りに引っ張るTV的手法を良しとする風潮のせい。

もうひとつは、脚本、監督、編集を同じ人がやっているため、
勿体無くて切れないので余計なシーンが多くなるのでは。

苦労して撮ったとか、思い入れがあるシーンだとか
わからないでもないですが、

見る分には製作側の苦労なんか関係ないですから
ここは要らんだろ、あってもなくても同じ、
もっとばっさりカットしても良い、
などと、ときどき思うことがあります。
こんばんわ♪ (くう@見取り八段)
2009-10-28 23:13:14
楽天の方にトラバありがとうございました♪
現在、映画記事はFC2の方にお引っ越ししていますので、
トラバはFC2の方からお返しさせていただきました^^

ほんと。。。
何で外国に出来て日本人にはできないんでしょうね~。
私は邦画も好きで、第二次世界大戦ものは
今までに何本も見てきましたが、どうも日本制作の映画って
お涙頂戴優先に作られている気がします。
それが日本人の好みって事なのかなぁ。

イーストウッド監督らしい、硬質な人間ドラマでした。
そして、やはり世界の理不尽さが描かれていました。
それでも、この監督の映画は好きで見に行っちゃうんですよね^^;
いつもありがとうございます! (mezzotint)
2009-11-20 00:47:53
今晩は☆彡
いつもTBありがとうございます!
う~ん何故なのでしょうね。
やはりイーストウッド監督ならではの味が
何かズシンと心を打つようなものが
あります。それは感情移入的なものでは
なく、辛口でしかも物事を冷静に捉えるような
感じ?と私は勝手に解釈しているんですが・・・。
そういう意味で、どの作品も素晴らしいもの
だと思っています。「グラン・トリノ」も
良いです。未見でしたらぜひご鑑賞下さい。
邦画だったら・・・ (メビウス)
2009-11-20 14:25:21
ピロEKさんこんにちは♪TB有難うございました♪

う~む、今にして思えばこの作品は硫黄島2部作と言う連作でもあり、クリント・イーストウッドが監督してるという部分もあり、尚且つ渡辺謙が出演していたからこそ鑑賞したように思え、自分もこの作品が邦画のジャンルだったり日本人監督が撮ってたりしたらちょっと考えていたかもしれませんねぇ(元々社会派の作品が苦手なのもあって・・(汗)

でもこの作品で見応えと言うか『おっ?』と思ったのは、ピロEKさんも言うように前作の『父親~』と映像が裏表のようにリンクしてるところが良かったんですよねぇ。『父親~』であまり見えなかった部分や結果としてのみ映し出されている場面などが、本作では視点を変えて映し出されたり結果に到る過程が描かれていたりなど、クリント・イーストウッドの巧みな演出が際立っていたと思います
Unknown (hychk126)
2009-12-30 12:13:16
こんにちは。TBいただきましたhychk126です。

>現代で硫黄島から手紙が発掘されるシーンは何故教育用の記録映画みたいな作りなの

そうですね。わたしも感じました。
プロローグだけでなく、エピローグの手紙がこぼれ落ちるシーンも、映画全体の時間配分を考えるとものすごく短時間だし、かなり淡白に幕を引いてしまった感じがします。
分かりやすい例で言えばキャメロン監督の「タイタニック」の描き方ように、過ぎ去った時間というものが煽るセンチメンタルなドラマ性といったものに、いかにイーストウッドが鈍感、...ではなく、無関心だったか、ということが、この映画の最初と最後の淡白さによく表れていると思います。
100発100中泣かせることができるところで、そのスイッチを押さない、というイーストウッドのストイックさは、単に苦手なのか、それともあまりにも厳格なのか、どちらか分かりませんが多分両方なのだと思いますね。

また、おじゃましますので引き続き宜しくお願いします。

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