【映画】バットマン フォーエヴァー…彩度が上がったけど品格が下がった感じの3作目

本日は2021年8月13日（金曜日・社休日）です。
今朝も妻を会社に送って行った後帰宅、現在に至ります。

福岡県でも息子や妹のいる関東でも新型コロナウィルスの脅威は増しており、来月頭に行われる娘の結婚式が問題なく行えるのか、心配な毎日を過ごしております
急に改善される…ってことは難しいんかな
現在の集中豪雨によって人流が減っていることが不幸中有の幸いとかに働かないですかね…豪雨の方が深刻でしょうが



以下は映画鑑賞記録です



「バットマン フォーエヴァー」🎪
監督　：ジョエル・シュマッカー
出演　：ヴァル・キルマー、トミー・リー・ジョーンズ、ジム・キャリー
制作年：1995年
制作国：アメリカ合衆国🇺🇸
原題　：BATMAN FOREVER

2021年7月21日（水曜日）にNHK BSプレミアム「プレミアムシネマ」枠で放送されたものを録画。
2021年8月5日（木曜日）の深夜までに数回に分けて鑑賞しました。



概要
かつて有能な検事だったハービー・デント（トミー・リー・ジョーンズ）は、裁判公判中に顔に硫酸を浴びせられ顔の半分が焼けただれてしまう。このことから精神に異常をきたす、また自分を助けられなかったバットマンにも恨みを抱き、犯罪者トゥーフェイスとなってゴッサム・シティで暴動を繰り返しており、警察やバットマンも手を焼いていた。
同じ頃、ブルース・ウェイン（ヴァル・キルマー）の会社で働く開発者エドワード ニグマ（ジム・キャリー）は、人間の脳に直接テレビ映像を映し、臨場感のある立体映像を観せることができる装置を開発、ブルースが社内視察の際に直接アピールするが、ブルースは倫理的な面が解消されておらず開発を許可できないとニグマに伝える。その後も開発を勝手に進め、それを咎める上司を殺害する。
トゥーフェイスはサーカスを襲撃し爆弾で観客を人質にとったうえで、そこにバットマンがいるのなら名乗り出るよう要求する。ブルース・ウェインが名乗り出ようとするも声は悲鳴にかき消され、自体を収拾しようとしたディック・グレイソン（クリス・オドネル）とその家族ら空中ブランコ乗りのチームにより爆弾はサーカスのテントから出され観客の被害は避けられるが、ディックの家族たちが犠牲になってしまう。



感想
ティム・バートンが監督から降板（制作には名前が入っている）、ジョエル・シュマッカーにバトンタッチ。
バットマン役も、マイケル・キートンから（なんとなく華のない）ヴァル・キルマーに変更…
と、なんらかの“大人の事情”を想像させる変化の起こったこの映画です。

路線は、ティム・バートン版を引き継ごうと、

ややコメディタッチの狂気的な演出を継承
…随分、雰囲気は変わったけど…ゴシック風味からサイケ風味に変更のつもりかなとりあえず映像の彩度は上がりました。

有名俳優がヴィランという記号
…とりあえず当時の有名売れっ子俳優なトミー・リー・ジョーンズとジム・キャリーを起用。
…なんか有名ってだけで、雰囲気はないんよね…前2作に比べて
…しかも前作のダブルヴィランにそれぞれ役割があったこと三つ巴構造とかあったのに対して、今回はただただヴィランが無闇に2人というヒネリの無さが見えます。

ヒロインはとりあえず金髪美人であるニコール・キッドマンを起用。
…ここもね、前2作が、キム・ベイシンガー、ミシェル・ファイファーと、美人だけど“クセのある”女優さんたちを起用していたのに対して、ただ派手でゴージャスな美人のニコール・キッドマンなのは何か違う感。
（私の女性の好みとしてはニコール・キッドマンだけどね😅）

なんか、コンセプトが薄いというか前作までの記号を読み違えたのか今作だけの個性出しに失敗したのか、そういう微妙な出来の映画です。


個性といえば、ここからサイドキックのロビンが登場したこと。
孤独と沈黙が似合うバットマンの雰囲気の中では扱いにくいキャラだと思うんよねロビンって。
更にいえば、私が成功したと思っているバットマン実写映画にはロビンが登場していないのです。
ちなみにロビンが出てくる実写映画は、この「バットマン フォーエヴァー」と、「バットマン＆ロビン Mr.フリーズの逆襲」です。
（「ダークナイト ライジング」の匂わせ出演…ジョゼフ・ゴードン＝レヴィット…は除きます）
…「バットマン フォーエヴァー」のロビン役、クリス・オドネルは「バットマン＆ロビン Mr.フリーズの逆襲」にも続投、なんかそこで肩を壊す感じに💦

続投といえばアルフレッド役のマイケル・ガフも続投なので、前2作と今作はつながった世界線ってことなんかな…にしてはハービー・デントの人種が変わったりもしてますけどね。まぁこのあたり「深く考えたらダメ」ってことなのかもしれません。


映画の作りに話を戻せば…
サイケな映像は…まぁ当時は斬新だったのかもしれないですね。
私はイマイチ好みではなかったですが。
アクションもごちゃごちゃして観づらい感がありました。

…あとバット・モービルが格好悪くなった
…リドラーの作った立体テレビの描写に時代を感じる💦

ですね。

総じて、色々丸めたり、勝手な個性を出そうとした結果、雰囲気と品格が薄くなったバットマンという印象の映画でした。


点数はせいぜい３点強（５点満点中）です。


ということで、
「バットマン」
「バットマン リターンズ」
「バードマン あるいは（無知がもたらす予期せぬ奇跡）」
でこの「バットマン フォーエヴァー」と、バットマン関連の映画をここ数日間投稿してきた当ブログ。
あと、鑑賞済みで記事にしていないバットマン関連は
「レゴバットマン ザ・ムービー」
「ニンジャバットマン」
となります。
ついでに「バットマン ビギンズ」、「ダークナイト」、「ダークナイト ライジング」も再鑑賞・再ブログアップしてやろうかとか画策もしておりますが、時間は無限ではないので困りものです😅💦



（当ブログ内の関連記事）
2021年08月10日　【映画】バットマン…思っていたほどティムティムしていない映画
2021年08月12日　【映画】バットマン リターンズ…随分とティム・バートン味が濃くなったバットマン
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では、このあたりで



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