天然よりもこっちが好き

 

 

りんちゃんの足元にマタタビの枝。

以前観光地で売られていたのでお土産に買って来たんですけれど…

殆ど使われることがないんですよね～

 

こうやってすんすんすんってしても

大体放置してどこかに行ってしまうのです。

 

あら、

りんちゃん、今日は遊んでみるの？

ガブガブしてみるりんちゃん。

 

りんちゃん、気に入った？

リアルマタタビの魅力にようやく気が付いたかしら？

やっぱりホンモノは違うよね～？

 

ところがりんちゃんたら…

 

ブルブルブルブル

『とんでもありませんにゃ～よ

低刺激にも限度ってモノがありますにゃ』

 

プンプン怒りながらおもちゃ箱をひっかき回し

 どうにかピックアップに成功したのは…

 

ご存知、「新種あらわる　またたび魚」ですね。

 『これコレコレ、

このくらいパンチが効いていないと物足りにゃいですにゃん。

 

こうやって、袋の上からでも感じる事の出来るマタタビの香り…

 流石は別名「りんこのおたかな」

りんこが認めただけの事はありますにゃん。

 

誰にも気づかれないうちにさっさと出して下さいにゃん』

周りを警戒するりんちゃんですが…

 

袋から出たまたたび魚に早くも夢中。

 巨りんこボディの下敷きにしたり

 前あしで持ってかじったり。

 あ～あ、

巨りんこボディに隠れて

 何やってるか判らないですね

 

実は２本入りだったまたたび魚、弾き飛ばされた後の一本は

 元祖マタタビマニアの元へ。

 

いつもはおりこうきりちゃんですが、

一たびマタタビが絡むととてもクールじゃいられないのです。

 

 『あっちとこっち、上物はどっちですにゃ？』

ガメついている隙にちーのくんに取られそうになって…

 

大慌てで戻ります。

ちーのくんはマタタビは興味ないからちょっとすんすんしただけよ、

そんなに慌てなくても大丈夫なのにな～

 

な～んて事は聞いちゃいないきりちゃん。

またたび魚を抱えてぐでんぐでんしています。 

 ねえ、

マタタビの嗜み方として、それってホントに正解なの？

と、問いかけるも…

 

完全無視。

なんてったってきりちゃんは今、魅惑のマタタビタイムの虜

 へべれけのぐでんぐでんなのであります。

 

そんな酔っ払いおんな共の様子をこっそりうかがうグレーしましま一匹。

 マタタビの香りをまとった空袋を前に、何やら企んでおりますよ。

 

続きます。