トンネルが現れた

 

最近IKEAからペット用品のシリーズが発売されました。

買ってみたのは白いトンネル。

らってくんが子ねこの時に使っていたナイロン製のケージは

ちーのくんが散々齧ったので

この手のモノは諦めていたわが家でしたが

これはダメになっても諦めがつくお値段だったのです。

 

早速ヤジねこりんちゃんの点検が始まりましたよ。

そうそうそう

こんな感じや

こんな感じの写真を撮りたかったんですよね～

 

ゴソゴソやっているりんちゃんを見て

危険は無いと判断したらってくん。

初めはおっかなびっくり覗き込んで

入り口のふわふわボールを見つけましたね。

がぶがぶがぶがぶ～

するよね、そりゃあね

 

 盛り上がるよね、そりゃあね

 そこにやって来たちーのくん

 

…

 

… うん

 

それ、やると思ったよ

 やらないはずが無いと思ったくらいだよ

 

 『まったく、使い方がなっていませんにゃ。

これだからチミリストは困りますにゃ～よ』 

 ほうほう、

それではらっちゃん、

正しい使い方の模範を示してご覧なさい。

 

らってくん、トンネルから飛び出してふわふわボールを咥え

 …

 

なんだか視線が怖い…

 唸ってるし

 咥えながら首降ってるし

 そして前足でぐっと深くお口に押し込んだら

 ズリリ 

 ズリリリズリリリ

 ズルルルルルル～っと

引きずりながら走り回り

白いトンネルはまるで高速道路の吹き流しのように～

 

 散々大暴れしてようやく一休みするらってくん。 

 『一体全体これのどこが模範ですにゃん。

おかあさん、こんなふわふわ、付けておくもんじゃありませんにゃ。

わが家においては危険すぎますにゃ～よ』

 

ふわふわもぴらぴらも、即刻切り取ったのは言うまでもありません

 

いびきに戸惑うちーのくんの対策 食のディズニーランドのおはなしつき

 

 

 もかちゃん、ものすご～く

 いいおかおですね。

 

気持ちよさそうにねんねしています。

 でもいびきがうるさいので

 

思わず覗き込むちーのくん。

 『これはしばらく止まりませんにゃ』

って

 

 

諦めてねんねするようです。

 でもやっぱりうるさくてギブアップだったのか

 

しばらくしたら

フォーメーションチェンジ

 したのは良いのですが

結局もか姐さんとの距離感は変わらないし

らっちゃんも入ったし

それでもいいのかな？

 

だって

 

いつにも増して

潰されてるんじゃないの？

 

 先日コストコに行ったら結構な混雑で

かなり手前から大渋滞だったんです。

そこでちょっと離れた所にある

豚さんの牧場の跡にできた（って事だと思う）

食肉、加工肉の産直売店、産直の肉を食べられるレストラン

天然温泉

パターゴルフやアスレチックに子豚ちゃん小屋などが

併設されている施設に寄ることにしました。

食のディズニーランドとしてテレビで紹介されたこともありますよ。

お目当ては産直豚肉を使ったフランクなんかが食べられる

フードコートです。

 

『ふ～ん、美味しいものを食べたって事ですかにゃ？』

 うふ、そうそう

お昼ご飯を食べていなかったので

夫と二人で色々頼みましたよ。

ミニトンテキ丼ともつ煮セットに

豚まんにフランクフルトにスペアリブ

 

寒かったので休憩室で食べたんですけれど

壁一面に貼られていた大きな模造紙10枚くらい。

会社の歴史が紹介されていました。

 

『それがどうかしたんですかにゃ？』

 う～とねえ、

呆れるほどの創業者賛美だったんですよ。

 

なんでも長野県は佐久平に生を受けた創業者、

幼いころから成績優秀、品行方正で行動力もあり

既に周りのみなを統率する存在だった、ってさあ、

誰の証言だ？

貧しいながらも才能を見込んだ人々の援助を受け

現東大を優秀な成績で卒業（って書いてある）

その後結婚した女性は才媛（って書いてある）

夫婦で力を合わせて会社を大きくした…という内容が

よいしょをちりばめながら記されていたのですが

とっても気になったのが

整列する外国人少年たちとおじさんが写った一枚の写真に付けられた

キャプション。

『お肉の美味しさを聞きつけてやって来た

ウイーン少年合唱団と創業者』

 

いや、それって無くない～？

めちゃめちゃ盛ってない～？

「オイシイト　ウワサ二キイタ　ブタニ～ク、

タベテミタクテ　ヤッテキマシ～タ」って

ウイーン少年合唱団、来るかな～？

無理あるよね～ 

『にわかには信じがたい話ですにゃ』

 

壁一面の創業者よいしょに

他人事ながらこっぱずかしくなったほど。

 

そんな創業者、

豚との縁は少年時代に始まるそうです。

親孝行だった創業者少年、

父親に子豚のお世話を仰せつかりました。

まじめな創業者少年、熱心に子豚を世話し

健康で賢く育った子豚ちゃんは創業者少年をしたい

小屋を抜け出して4キロ離れた小学校まで付いてくることも

度々あったそうです。

そんな子豚ちゃんに目を細める創業者少年

「子豚はかわいいなあ。

一生懸命世話をすればこんなに懐くんだ」

と話していたのだそうですが

そんなに可愛いと思った豚ちゃんのはずなのに

大々的に食べさせてますやん

 

 

たまにはいいじゃないの

 

 

 夫がソファにすわっていたら

 暖を求めて集まって来たしましまズ。

 

『？

にゃんだからっちゃんたら、

どさくさに紛れて不利益を被っている気がしないでもないですにゃ～よ』

 寝ぼけ眼ながら異常を訴えるらってくん。

 

一方バッチリ覚醒しているきりちゃんは

この状況を正確に把握している模様です。

 『気のせいではないですにゃ。

りつことらっちゃんたらいつもいつも枕として愛用しているちーのくんに

 下敷きにされていますにゃ～よ』

 しかも空気を読まないもか姐さんが

せっせと毛づくろいなんてするもんだから

 

リラックスもいいところ。

 あなたたち、

普段はちーのくんに乗ってばかりなんだから

たまには乗せてあげたっていい訳よ。

 

って事で

 

我慢しなさい。

 でもきりちゃんは何故かもかちゃんにも乗られてしまい

 トホホ顔。

 う～ん、

今日もステキながっかりフェイス。

完成度高し！

でもこれじゃあ我慢する以外の選択肢がありませんね。

 

不満たらたらだったらってくんも

ちーのくんの暖かさについウトウトしちゃって 

 不本意ながら

 

このままお昼寝するようです。

 たまにはいいじゃないの、

ね、ちーのくん。

 

 

おまけのちーのくん

 お水の台の前で水待ち中。

一声上げることも無くこうやってじっと待っているんです。

健気で泣けてくるな～。

 

おかしなことになっていた

 

 

 お昼寝していたみにゃさん、

目が覚めてまったりしていたんです。

 らってくんは

 りんちゃんのおちり枕。

 暖かくてふわふわで、

気持ちが良くてついついまた

 

ウトウトしちゃいました。

 そしたらちーのくんが

 …

 

…

 

おかしなことになっていた。

 ちーのくん、

確かにそこは一段と柔らかくて暖かくて

とっても気持ちが良いんでしょうけれど

 やめなさいよ～

 

ほら、うたた寝していたらってくんも思わず目を覚まして

 ギョッとしていますってば。

 違うんだよね。

 

そうじゃ無くてらってくんはこのように

 大好きなちーのくんにべたべた甘えて

 

…

 

…

 

下敷にしてねんねするのが好きなんですって。

 

『にゃんかそれってものすごく

ちのきちの犠牲の上に成り立っている気がしますにゃ～』

 

 うん、

気がするっていうより

そういう事だと思います。

 

りんちゃんを見習ってはどうだろう？

 

 

ちーのくんと一緒にいるのはきりちゃんです。

 ではあの甘えん坊グレーしましまはどこかと言いますと

 

 

唸りん坊のグレーしましまと一緒でした。

 不仲なのにこの通り結構頻繁に密着しているグレーしましまズ。

ならば不仲をどうにかして欲しいものです。

 

 寝起きのらってくん、大あくび。

 するとそのどさくさに紛れて

 

りんちゃんにご挨拶～

 りんちゃんも寝起きでボーっとしてるってふんでるんだよね

 

やたらと余裕だもんね

 りんちゃんもナメられたもんですけれど

 

そんな事には一切気が付かずお昼寝の延長のようです。

だってほら、この方、

細かいことは気にしない大雑把な性格ですからね。

 怒りもせず唸りもせず

 

らってくんと並んでじっとしたまま動きませんよ。

 そしてグレーしましまズのお昼寝は

まだまだ続くのでありました。

 

『まったくにゃ～、

一緒にお昼寝が出来るくらいの間柄なら

いちいちうぉううぉう唸らないで欲しいですにゃ。

 うるさいったらないですにゃ～よ』

なんて文句を言いつつ、所詮他ねこ事だったきりちゃん。

余裕綽々で寛いでおりますと

 

寝返りを打ったらってくんが

 

…

 

…

 

 

んしょ‼

 『油断しましたにゃ。

りつ子としたことがらっちゃんのおちり枕なんぞにされてしまいましたにゃ～よ。

 一生の不覚ですにゃ～』

 すっかり落ち込んじゃったきりちゃん。

あなたはね、細かい事気にしすぎなんですよ