ヒマなら遊んで欲しいらってくんと、らってくんとは遊びたくなくてしらばっくれているちーのくん。
なんと、そんなこんなしているうちにヒーター前から
…
…
もかきり姐さんたちが消えていたのです
『ちのきち、りっちゃんとは遊びたかったんですにゃ~よ』
しょんぼりのちーのくんでしたが…
そこになんと
きりちゃんが戻って来た
『りっちゃん、きっと戻って来てくれると思っていたんですにゃ~よ。
さあさあ、ちのきち、準備完了ですにゃ。
いざ、ゴロゴロヘイヘイを始めましょうにゃ~』
『うわ
マズい所にもどってきてしまいましたにゃ~
見にゃいふり、見にゃいふり』
今度はきりちゃんが渾身のすっとぼけ
でも…、
わかるんですよ、ちーのくんには。
だって、さっきまで自分がらってくんの視線に気付かない振りをしていた当事者なんですものね。
『りっちゃんたら、ちのきちの気持ちが解っていながらしらばっくれていますにゃ』
自分のことは棚に上げて、
ちーのくん、怒っています。
あ~あ、今日もまた不運なきりちゃん
それでも必死にとぼけて…
とぼけてとぼけて
ちょっと気が緩んだちーのくんの
一瞬の隙をついて…
逃亡に成功
やったね、きりちゃん
幸運は我が手中にあり
『付き合いの悪いりっちゃんですにゃ。
どうせヒマにゃんだから、ちょっとゴロゴロヘイヘイのお手合わせをしてくれたってイイじゃにゃいかにゃ~』
まあ、またしても自分の事を棚に上げてどのお口がそんな事を言うのかしらね?
『でも…。
ゴロゴロヘイヘイよりはアグレッシブな対戦になっちゃうけれど
誘ったら喜んで喰いついて来る相手が来ましたにゃ~よ。しめしめしめ』
その相手とは…
モチロンらってくん。
ちーのくんの視線にはバッチリ気が付いています。
でも…
…、
らってくん、怒ってるね。
『ちーのくんたら、らっちゃんに知らん顔したくせに、今頃になって遊ぼうとしたって…
らっちゃん、遊びませんにゃ~よ
絶対に絶対に遊びませんにゃ。
でもってちーのくんの方にゃんかぜ~ったいに絶対に…
見にゃいんですにゃ』
あ~あ、らってくん、ホントにプンプンに怒っちゃったんですね。
ちーのくん、最初かららってっくんと遊んであげれば良かったのに。
「誰にも遊んでもらえなくて、しょんぼりのちーのくんでした」
で終わると思ったでしょ?
それがね…。
たまたま通りかかったりんちゃんに…
全力で八つ当たり
この日一番不運だったねこはりんちゃんでした。
りんちゃん、何一つ関係なかったのにね