ルームヒーターの前でゴロゴロしていたりんちゃんの前に
ちーのくんが来ました。
『りんちゃん、遊びましょうにゃ』
『遊んでくれなきゃ…
…、
どすこいどすこいですにゃ』
いやいや、そんな誘い方したら…
『遊びたいのにどすこいって…
意味わからんですにゃ~よ』
そりゃあそうであろう
ちーのくん、ガッカリ
そして…
振り向けば、もう寝ているりんちゃん
でも、
…
そう、ちーのくんの辞書に空気と云う文字は無いので…
再びアタック
しかも寝込みを襲うとはなんたる卑怯さでしょう
当然どったんばったん始まるかと思いきや…
ざーりざーりとお耳掃除。
『ちーのくん、優しいですにゃ~』
と油断させてからの~
ヘッド、羽交い絞め
でも…
一瞬でふり払われて、何だか嫌な予感がしますね
肉球のお手入れなんかしちゃって、
戦意喪失を必死にアピールしていますが…
『どういうことですかにゃ~』
りんちゃんにスゴまれてすくんでおります。
『い、いや~りんちゃん、仲良く遊びますにゃ、にゃ、にゃお~ん』
おバカ男子ちーのくん、
とっちめられてしまいましたね
うちに来たその日から、大暴れお祭りヤロウだったちーのくん。
未だに変わらずチャンスがあらば
女子たちに勝負を挑みます。
みゃ~みゃ~と悲鳴が聞こえるのでびっくりして見に行けば、
鳴いているのは飛びかかったちーのくんの方。
自分から仕掛けて、しかも劣勢な訳では無いのに
ケリケリしながら何故か情けなく鳴くのです。
実はちーのくんの攻撃、あんまり効かないみたい。
もかきり姐さんはすぐ振り払って「シャーっ」ですし、
りんちゃんは子どもと遊ぶ力士のような余裕さえあり、
「鬱陶しいなあ」としか思っていないのがミエミエなんです。
そして、怒られるとこんな風に小っちゃくなっちゃうか
凄い速さで敵前逃亡。
だったらちょっかい出さなければ良いのに
「今度こそ勝てるかも」って思っちゃうらしいのですよね