POPPO NEWS 2

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盛大に開催された水無月公演

2010年06月29日 | 徳島の祭景
ふるさとが誇る伝統芸能・阿波人形浄瑠璃の祭典
『阿波十郎兵衛 人形浄瑠璃まつり 水無月公演』が、
先週末の6月26日(土)、27日(日)の2日間にわたり、
徳島県立阿波十郎兵衛屋敷を舞台に開催されました。

初日はあいにくの雨、というよりむしろ豪雨に見舞われたものの、
阿波人形浄瑠璃ファンにとっては、どうということもなかったようで、
訪れた多くのみなさんで賑わっていました。

そして今日のポッポニュースは、2日目の様子です。
前日とは打って変わり晴天に恵まれた最終日は、
さらに多くのファンが訪れ、寿式三番叟、三番叟まわし、
傾城阿波の鳴門、恋女房染分手綱、壷坂観音霊験記、
實録建治山御法之花、絵本太功記など、
次々と行われる上演をたっぷりと楽しんでいる様子でした。

ピジョンズ・パークも、初日に続き連日の詣で。
阿波人形浄瑠璃の“愉しみ”に触れることができました。

中でも心に残ったのは、
阿波木偶箱廻しを復活する会のみなさんによる
『三番叟まわし・恵比寿まわし』。

三番叟まわしは、千歳(せんざい)、翁(おきな)、
三番叟(さんばそう)の三人の神様が次々と登場し、
無業息災、五穀豊穣といった福を分けてくれる祝福芸。

これに続いて、恵比寿まわしでは、恵比寿(神)が現れ、
商売繁盛や豊漁を祈願してくれます。

細い竹の撥で打つ、
鼓の小気味よいリズムと音色に合わせて言祝ぐ芸。
それは、もはや芸の域を超えて、ピジョンズ・パークは真実、
神様のお遣いに出逢ったような、ありがたさを感じていました。


▲水無月公演2日目は、蒸し暑かったものの、晴れ渡った


▲出演を控えた“阿波木偶箱廻しを復活する会”のみなさん。当館を管理する中修一さんもうれしそうだ


▲庭園・鶴亀の池にたまった雨水は、まだ引いていなかった


▲待ち遠しかった、三番叟まわしがついに始まった


▲まずは千歳の登場だ。箱廻しでは、一人で阿波木偶を操る


▲続いて舞うのは、翁


▲芸の名前にもなっている三番叟が最後に出てくる


▲三番叟まわしに続いて行われたのが、恵比寿まわし。商売繁盛を予祝してくれた


▲居合わせた、大和武生先生(元四国大学文学部教授・阿波農村舞台の会理事長)、生徒さんらと記念撮影


▲出番を待つ阿波木偶たち。出演外題は『實録建治山御法之花』


▲『實録建治山御法之花』の名場面。演じた人形座は、寄井座のみなさん


▲『壷坂観音霊験記』の一場面。上演した人形座は、大谷旭源之丞座のみなさん

OLYMPUS PEN EP-2/M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8&ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8

This program is presented by PIGEONS-PARK.

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