ナカ(徳島県那賀町)の拝宮地区(旧上那賀町)に、
江戸時代後期の建築といわれる古い農村舞台が生きています。
赤い拝宮谷川に架かる橋のたもとから、
拝宮谷川に沿って延びる細い町道を、
クルマで15分ほど登っていくと深い緑の中に、
拝宮農村舞台を見つけることができます。
農村舞台というのは、徳島県が誇る伝統芸能
「阿波人形浄瑠璃」を上演するための野外劇場。
たいていは地域が祀る神社の境内に建てられていて、
建築から管理、阿波人形浄瑠璃の上演、見物まで、
当社の氏子らによってまかなわれていました。
白人神社の境内にある拝宮農村舞台は、
間口6間、奥行き3間半という堂々とした佇まいを見せています。
ちなみに1間は約1.91mですから、
間口は11.46m、奥行きは6.685mといった具合です。
5月下旬頃には、この拝宮農村舞台で
阿波人形浄瑠璃公演が予定されているそうです。
長い時を経て、現役を貫く農村舞台のハレの日を、
ピジョンズ・パークも訪ねてみたいと思うのです。
▲拝宮谷川のほとり。徳島県内で最も古い農村舞台の一つが建っている
▲江戸時代後期に建てられたという拝宮農村舞台。いまも現役だ
▲白人神社。当社の境内で、拝宮農村舞台が守られている
▲徳島県の伝統芸能“阿波人形浄瑠璃”が演じられる日、静かな境内は多くの笑顔で賑わう
This program is presented by pigeons-park.