このブログについて
『はぎおの「ツボ」note』は、ドラマ・エンタメ系の感想、旅行記etc. 自由気ままな「日記」です! 内容はかなり偏ってますが (^-^; お気軽に楽しんでください♪
いま関心があるのは「昔の時代劇・刑事ドラマ・サスペンス」「お芝居(宝塚中心)」「神社・仏閣」かな (^.^)
※なお、コメント等については、承認後の掲載とさせていただきますので、ご了承ください。
ずっと「刑事ドラマ」を見て育ちましたが、
「解剖」「法医学」
という言葉をちゃんと認識したのは、このドラマが初めてだったと思います。
「監察医 室生亜季子」
80年代後半。しばらくは、「女監察医」というタイトルでした。「女」と付くところに時代を感じますね。
それまで、ほとんど男性が主役だったサスペンスドラマに、さっそうと登場した監察医、室生亜季子。
歯に衣着せぬものいいと、一流の監察医としての、いわゆる
「キャリアウーマン」ぶりに、ある種の憧れさえ感じました。
演じたのが、ちゃきちゃきした浜木綿子さん、というのも大きかったかもしれませんね。
ストーリー的には、どうしても重いものが多いのですが、あき先生を取り囲む面々が、面白いんですよ。
初期は、ちょっと訛りのある警部 すまけいさん。
途中から最後まで30話以上浜さんとの名コンビが楽しかった 左とん平さん。
途中数話登場した、鑑識の赤信号リーダー 渡辺正行さん。
こういうベテランのテンポのいい掛け合いが、重いドラマも最後まで楽しむことができます。
(全37話すべて登場する、川口刑事役の大場順さんも、とん平さんに負けず劣らず良いやり取りしてました。)
見ていて気付いたんですが、宝塚出身の浜さんという事もあってか、宝塚出身の女優さんがたびたび登場します。
時には犯人・被害者、またはワンポイント的にいい味を出してる方。
そういう意味では、宝塚出身つながりって「強い絆」があるなぁと感じることもできます。
あと、なんと言っても「川越」の街並みでしょうか。
2時間ドラマにしては、結構ロケが多く、それも楽しみの一つでした。
当時、「川越」という町のことをほとんど知りませんでした。
この番組のおかげで、昔ながらの街並み・情緒が残る「小江戸」の存在を知ることができました。
正直、それまでは「埼玉」に行く機会はきっとない・・・と思っていたのですが(ゴメンナサイ)、この川越だけはいつか行ってみたい街の一つになりました。
それと、20年以上かけての全37話で、医学の進歩も感じました。
今では当たり前の『DNA鑑定』という新しい手法に、自分の今までの経験と自信を崩されたあき先生・・・というのも、時代を感じます。
他にもパソコン端末でのネットワーク検索とか、携帯電話の普及とか、当時としては最新のテクノロジーがどんどん出てくるのも、長期にわたって制作されたドラマならではこそ。
古い町並みと最新技術。
そういう観点から見ても楽しめるかも。
そうそう、子役時代の三浦春馬くんが、主役級で登場してました。
やっぱり目力があって、お芝居も上手くて。
今の活躍は、単なる顔だけでない、実力なんだなぁ・・・と改めて実感。
最終話の37回目。
「火曜サスペンス」も終焉時期だったのかな。
シリーズものでおなじみの「霞夕子」「佃次郎」などなどが役名そのままで登場。
もちろん演じるのは、ドラマで演じていた真矢みき、西郷輝彦ご本人
当時まだ珍しい、いわゆる「コラボ」回で、そういう意味でも貴重な最終回でした。
今でも続いててもおかしくない、名作の一つだと思うんですけどね・・・・
(日テレはサスペンス辞めちゃったからね)
たびたび書いてますが、 「太陽にほえろ!」をはじめとする、昔の 「刑事ドラマ」見まくりの日々でございます。
「西部警察」 もその一つ。
ただ、「太陽~」ほど熱心には見てませんでしたけど(多分再放送で見た口なので)
この番組も終了してもうすでに30数年前。
石原プロの徳重さんが、過去ロケを行った場所を巡る・・・という番組がCSで不定期で放送されてます。
北海道・山形・静岡・三重・名古屋・大阪・神戸・香川・岡山・・・・関わった方みなさんいい思い出だったようで、昨日のことのように楽しそうに話されているのが印象的です。
当時の熱狂的ファンには、きっとたまらないロケ地の数々だと思いますよ~
不定期なので、なかなか地元「広島」がやってこなかったのですが、今回、ようやく見ることができました
「広島ロケ」と言えば、断片的な記憶しかなくても、
「市電爆破!」
は強烈に覚えています。ホントにすごかった
それも含め、各ロケ地を巡っていましたが、まぁ今では考えられない撮影ばかり
だって、当時まだ「広島市民球場」があった一番の繁華街で、早朝とはいえ、かなりの交通量のある中、路面電車を追いかける大門軍団・・・の映像は、それはそれは迫力がありますどうやって撮影したか、今では想像もできません。
そして、市電爆破。
記憶では、街から離れたところで実行されたとばかり思っていましたが、なんのなんの。
宮島へ行くフェリー乗り場そばの「宮島口」で、しかもすぐそばに国道・民家がある中での爆破だったんだとか
もう、鳥肌が立ちました
広島のテレビ局に、撮影前の「感謝祭」的なイベントの映像も残っていて、かなり貴重な回となりました。
そんな地方ロケを含め、大爆破やら銃撃戦やら、毎週当たり前のように見ていたなんて、なんと贅沢な時代だったか。
しかもショボいCGじゃなくて、すべて本物ですから。
何でもかんでも「規制」される昨今。
がんじがらめすぎて、正直窮屈でつまんないです。
この「ロケ地巡礼」、どの回を見ても、
「大変だったけど、「あの裕次郎さんのためだから」」
というようなことをおっしゃる。
素人さんなのに、結構無理難題・危険な要望も言われてたようで、今では拒否されても仕方ない。(いや、引き受けないですよねぇ)
でも、なんでしょう。ボス(いやここは木暮課長でしょうか)こと裕次郎さんの人徳・石原プロの結束力が人の心を動かした・・・と感じずにはいられませんでした。
単に憧れの人・・・ということを超えて、「人柄に惚れる」「あの人のためなら」ということで、無理難題にも応えられる・・・なんだか感動しちゃいました。
そのせいか、大きなトラブルもなく、大挙集まったファンにもけがもなく、何事も滞りなく終わってることに、結果が出てると思います。
自分を含め、自分の身を守ることで精いっぱいの世の中。
「男気」(死語ですか)とか、「信頼」とか「人柄」だけで大イベントが実行できる、こんな時代はもう来ないかもしれませんね・・・
最後に。
当時は気づきませんでしたが、今考えると「刑事ドラマ」という以上に「アクション」がすごすぎる。
団長をはじめ、軍団が不死身すぎる。
車・・・いや、マシンがカッコよすぎる。
・・・まるで「特撮ヒーローもの」のような感覚だったのかもしれませんね。 (ファンの方に怒られちゃうかな)
相変わらず余震?が収まらない様子。
ホントに心配です・・・
今日はまたサスペンスのお話。
連続ドラマを見続ける持続力がないのか、結局
で満足なのは相変わらず
その唯一のお楽しみも、各局リニューアルとやらで、どんどん縮小傾向にあります
名作・佳作が多いのになぁ・・・
それはさておき、こちらも今はシリーズが終了した、テレビ東京系のサスペンス
「監察医 篠宮葉月 死体は語る」
が結構好きでして。
監察医といえば、「室生亜季子」や「法医学教室の事件ファイル」など、数々の作品がありますが、ほぼコンプリート、というくらいよく見てます。
これらのシリーズで、「監察医」「解剖学」「法医学」という医学ジャンルを知りました。
ほぼ監修が、実際の法医学者、上野正彦さん。
確か、著書の「死体は語る」も遠い昔に読んだ気がします・・・
前置きはさておき、何が面白いって、主演の高島礼子さんの魅力はもちろんのこと、個性的な共演陣が面白くて。
最初は、恐らくシリーズ化の予定がなかったのか、まだみなさん堅い感じで、ちょっと「ハードボイルド」タッチだったんですが、シリーズが続くにつれて、ベテランの方たちが乗ってきちゃって
何より楽しみだったのが、地井武男さんのベテラン刑事役。
すでに「チイチイ」の愛称で、バラエティにも進出し、コメディが多かった時期、久しぶりに渋い刑事役で、まるで
「太陽にほえろ!」のトシさんがベテランになって帰ってきた
という印象でした。(「刑事貴族」のタケ先輩も良かったですが)
これが何よりうれしかったです
やはり地井さんは、眼光鋭い、強面の役が似合います
で、上司役に、俳優座の同期、小野武彦さん。
憎まれ口をたたきあう、いいコンビになってました。
役柄とはいえ、きっと同期の中でも一番仲が良かったのかな~と
葉月の上司役に、金田明夫さん。
この方もシリアスからコメディまで、ドラマには欠かせない方ですが、このシリーズも出番は少ないものの、いい味出してますよね。葉月の暴走ぶりを、いつもオロオロしながら見ているっていう、まさに真骨頂のような役柄
もう10数年前から始まるシリーズなので、犯人やちょい役の刑事も、今では主役級・人気の役者さんが多くて。(以下敬称略)
遠藤憲一・中原丈雄・斉藤暁・田中要次・升毅・佐戸井けん太・・・
これだけで、ドラマできそう
シリーズ15作続いた中で、9回目で一度放送が終了、レギュラーも変わります。
ということで、地井さん・小野さんたちが去ってしまうのですが、はぎおの中では8作目が最終回だと思ってます。
だって、共演に、前田吟さん・高橋長英さん という、お二人とは俳優座の同期が脇を固めてるもので。
シリーズの中でも中々の名作で、これは、俳優陣の力も大きかったかなと
残念ながら、亡くなった地井さんが事件のカギを握る役で、ドラマの中でも亡くなったとして登場する15作目を未だに見られていないのですが、見たら泣いちゃうかもしれないな・・・・
でも、いつか必ず
人間関係・親子関係・・・はぎお自身、未だに難しいなぁ~と思うことばかりですが、昨今のニュースを見ていても、ますますそう感じます。
いきなりなんだと思われるかもしれませんが、
まだテキサスとボンが活躍していた時代の 「太陽にほえろ!」
179話「親と子の條件」
を見たあとの感想です。
現代の親子・人間関係にも考えさせられることが多々あり、思わず涙がこぼれました
家族を捨てて家出した母。自暴自棄になって子供に迷惑ばかりかけ、挙句に犯罪を犯す父。
自分勝手な両親から愛情を受けられず、苦しみぬいた挙句に、その両親を「一人の人間」として見ようとする子どもたち。
はぎおがリアルタイムでは見ていなかった時代の、山さんこと山村刑事の家族の話。
奥さんはもちろんのこと、この回で初めて、のちに山さんが育てることになる「血のつながらない」息子が登場します。
見始めた時にはすでに、山さんは奥さんを亡くし、男手一つで息子を育てていました。
息子を溺愛していた姿しか見ていませんでしたが、この時は、戸惑いの表情しか見せません。
肉親の縁が薄い・・・という山さん自身、突然「子供を育てる・子供と接する」ということがよくわからない、といった感じで。(あんな顔、初めて見ましたね)
山さんは身勝手な親たちに、葛藤しつづけた健気な子どもたちの思いを怒りを込めて伝え、この事件を通じ、自分が親になることを受け入れようとします。
仕事の時は常に厳しく沈着冷静。ただ、自分の息子を含め、事件に関わる「子ども」を見つめる、接する態度は本当に優しい笑顔で温か。その表情がとてもステキではありましたが、ギャップには、少々戸惑いを感じることもありました。
この回を通じ、そして「太陽!」を「コンプリート」した今は、これが「山村精一という人の人間味」というものなんだなぁ~とつくづく感じています。
「コンプリート」と言いながら、この回は録画できず、今回初めて見ました。
そして、忘れられない「名作」の一つとなりました。
というか、山さん主演の回は、胸を打つものが多すぎて、何度も見ている作品でもまた見直したくなる感じです。
いや、ちょっと今、山さんというキャラクターに「憧れ」「尊敬」すら感じますね。
(付け加えれば、山さんを信頼し、彼のちょっとした変化を見逃さないボスとの「関係性」も素敵すぎます)
はぎおには子育てはおろか、子どももいません。
(年老いた両親にとっては、いまだに「手のかかる子ども」扱いですね)
だから、偉そうなことは言えませんけど、子どもだって「一人の人間」として接しなければならないんだな~って。
かといって、別に「優しい」だけでなく「厳しさ」も必要だってことかなって、改めて感じさせられました。
人間関係だって、それぞれ「感情」や「思い」の異なる「人間同士」だけに、難しいことも多いけれど、「嫌だ」というだけで断ち切られるわけではないし。
そういえば昔、中学の先生からず~っと
「嫌いな人でも、嫌なところばかり見るのではなく、良いところを探せ」
とことあるごとに言われてきました。
20代くらいまでは疑うことなく、それが当たり前のことなんだ、と思っていましたが、今は・・・忘れていたかも知れませんね
話はそれましたが、「親と子の條件」ってなかなか難しいですけど、山さんいわく「血のつながり」ではない、「信頼関係」「思いやり」・・・そんな、本当は「基本的」なことなのかもしれませんね。
若い世代の人たちにこの回をぜひ見てもらって、感想を聞いてみたいものです・・・
いや~先月購入していたのに、なかなかのボリュームで、ざっと読んだだけで、なかなか熟読できていません
でも、ざっと見ただけでも、本当に読み応えのある内容です↓
![]() |
映画秘宝EX にっぽんの刑事スーパーファイル (洋泉社mook) |
クリエーター情報なし | |
洋泉社 |
最初は、購入予定はありませんでした。
でも、本屋さんで立ち読みして・・・
「これはすごい」
と、つい手に取ってしまいました。
それに、この表紙、カッコよすぎでしょ
何がすごいって、
日本の刑事ドラマの歴史
が延々とつづられているんです。
正直、はぎおにとっての刑事ドラマは、これまでさんざん取り上げてきました「太陽にほえろ!」
をはじめ、 「特捜最前線」 「刑事貴族」 「私鉄沿線97分署」 「ジャングル」 「噂の刑事トミーとマツ」・・・このあたりがどっぷりはまった刑事ドラマです。
それが、それぞれ内容のボリュームは異なりますが、すべて取り上げてあります
(もちろん過去に記事にしました、「あぶ刑事」 「西部警察」 「大都会 闘いの日々」 もね~)
今ではほとんどなくなった、1時間枠の「刑事ドラマ」以外にも、はぎおが愛する「2時間サスペンス」まで取り上げられていて、本当にありがたいです
・・・ただ、まだ最後まで熟読できていない
でも、現段階でも思わず書かずにはいられませんでした
はぎおなどは、単純に楽しんできただけですが、単に「刑事ドラマ」と言い切れないほど、裏では様々な取り組み、作り手側の葛藤があったんだと、改めて思い知らされます。
「Gメン」では、敏腕プロデューサーVS俳優という構図があったようで、結構撮影現場はちょっと殺伐としていたみたいですね。出演者の夏木陽介さんのお話でしたが、読んでるだけでもなかなかハラハラしますだから、「Gメン」って「一致団結」というよりは「クールな大人たちの集団」という印象なのかもしれません。
「特捜」も、出演者・脚本家・監督・・・なかなかそれぞれが個性的で、結構「男社会」って感じのようですね。確かにそれが画面から伝わってくるから面白い。
一方「太陽」は撮影スケジュールは過酷だったようですが、歴代どの出演者のお話を聞いても、「体育会系」の厳しさがありつつ、和気あいあいとした現場だったことが、見ていてもホントに伝わってきます。(ま、もちろんこちらでも製作側と出演者側の多少のせめぎあいはあったようですけど)
それぞれ、作品のカラーがあるのが、わかる気がしますね。
当時の刑事ドラマ、特に「太陽~」などは、「テレビで見る映画」という記事があります。
そう、まさにそうなんです 1時間の番組なのに、ものすごい作品を見たという充足感・軽い疲労感があるんです。
もちろんスタッフも映画出身者で、フィルムで撮影されてるってことはありますが、当時きっと軽視されていた「テレビ」だからと言って決して手を抜いていない、というのが伝わってくるから、終了して何十年経ってもいまだに愛されているのではないか。
これは他の作品もきっとそうですね。
だから、「刑事ドラマ」とひとくくりにはできない、多種多様な、挑戦的な作品が数多く制作されてきたのかもしれません。この本を読みながら、そんなことを考えています。
先日、記憶にはありますが、ほぼ初めて
「明日の刑事」
の1・2話と最終話をじっくりと見ました。
結構「大都会」を見たときのような衝撃でした
なんてったって、まぁ「ギラギラ」してて「汗臭く」て、「男臭く」て。そんな中で活躍する「地味な刑事」。
一番の印象は、それまでコメディの印象が強かった、石立鉄男さんのハードで破天荒な熱い上司。
確かに晩年は強面・悪役が多かったけれど、あれは強烈だったなぁ。
やっぱりあの方は、顔はイケメンなんですよね。
汗かきで見るからに人のよさそうな地道な刑事の坂上二郎さん、悪役の印象しかなかった気障でインテリっぽい藤木孝さん・・・意外なキャスティングもおもしろく、そのあたりのこともこの本で取り上げられていました。
そうそう、2話目に、伝説のロックバンド「キャロル」が本人役で登場してるんですよこれにはビックリ
結構「刑事ドラマ」を見てきたつもりですが、まだまだですね。
この本を読んでると、未見の作品が多すぎます。
「時代劇専門チャンネル」があるんだから、CSの新チャンネルとして
「刑事ドラマ専門チャンネル」
作っていただけませんかね
最後まで熟読できたら、また新たな感想も出てくるかもしれませんが、やっぱり「刑事ドラマ」は面白い
改めて感じさせられました
1月半ばから30日にかけて、
「さらばあぶない刑事」
公開のプロモーションで、舘さん、恭兵さん、そして浅野さんとトオルさんの主要メンバーをテレビや雑誌取材でと~ってもよく拝見しました。
特に舘さん・恭兵さんの主演コンビは、どれだけ同じような取材を受けたんだろう??と思うほど、頻繁に。
10年前には考えられないくらい、様々なメディア、そして舞台挨拶に出てらっしゃいましたね。
硬派で無口な印象だったお二人からは考えられない、
常に笑顔と「大人の対応」。
多忙さをかえって楽しんでるかのような余裕ぶり
あ~まさに「ダンディ&セクシー」そのもの
なにより今回の作品、2人、4人版ともにポスターが超カッコいい
放送当時、見てましたよ 「あぶ刑事」。
王道?の「太陽~」や「特捜」で育ってますから、なんだか
ぶっ飛んだ刑事ドラマだなぁ
というのが第一印象。
でも、特に二人の掛け合いが楽しかった。
80年代以降の「太陽~」もアドリブが増えてきましたが、テンポの良さ、ファッション、音楽、どれをおいてもまさに「バブル景気の恩恵」をもろに受けたかのような、カッコよさ とノー天気ぶりが面白かった。
かといって、そんなに思い入れもなく、思い出に残るストーリーもなく・・・いや、もうどの回だったか記憶にないですが、劇場跡地かどこかに追い詰められて、ケガを負ったタカを励ますためだったか、ユージが舞台上でダンスを披露する、というシーン、なんか覚えてます。
あ、港署が犯人に占拠される回なんかもありましたよね。
でも、30年経って(中条さんをはじめ亡くなったり引退された方もいますが)あれだけ無鉄砲でありながら、殉職者が一人もなく、主要メンバーがほぼチェンジしていないってことは、素晴らしいですよね
昔もカッコよかったですが、主演二人の渋さを増したお姿は、もう奇跡的。
気のせいでしょうか。今が一番カッコよく見える
舘さんは、セリフはともかく強面で、叫んでて、出てくるだけで目がいってしまうとにかく目立つ役者さんという印象だったのに
大河や橋田ドラマなど、いろんな経験を積んで、良い役者さんになりましたよね。一番は、やっぱり「あぶ刑事」での個性豊かな俳優陣との共演が大きかったんだろうな~と。
恭兵さんは、最近特に渋いドラマ・映画への出演が増えて「重鎮」のような存在になっていたのに、「あぶ刑事」では当時の軽やかさが変わらない。渋い作品への出演が増えると、こういうエンタメ性の強い作品を敬遠しがちなのに、一番楽しんでるところが素敵
浅野さんの弾けっぷりも、もう芸人並みだし最近渋くて大人な役柄の多かったトオルさんも、あの二人の前ではホントに「子分」扱い。その変わらない関係性が堪らないですね
年の重ね方、については何度か書いていますが、このメンバーはホントにいい年の取り方です。
憧れます。素敵です
そういえば、先日「嵐」のメンバーが、「あぶ刑事」のアクションに挑戦!という企画をやってました。
彼らも30代半ば。「あぶ刑事」が始まった当初のお二人も30代半ば。
なんでしょうね。あの雰囲気の違い。
別に「嵐」だけでなく、自分を含め、み~んな、実年齢の10歳以上は見た目も精神も幼くなっちゃったのかな~なんて。
これだけ書いておいて今のところ見に行く予定はないんですけどたとえ見に行ったとしても、もうストーリーとかどうでもいい。
あの4人と、ナカさん、パパさんを始めとする当時のメンバーと、音楽と、アクションと、「あぶ刑事」を見たことある人なら、堪らない懐かしさを感じるような雰囲気があれば、それだけで泣いちゃうかも
今回で最後、だそうですが、なんだかもったいない。
でも、70歳過ぎてもアクションをなんとなくこなしそうで、続いちゃいそうで怖いというかなんというか。
舘さんのバイクアクションは、未だにぶれずにできるなんて、信じられないくらいカッコいい~
今の若い役者さんなら、きっとできない。てか、やらないでしょう。
恭兵さんの軽やかな「恭兵走り」もしかり。
まぁ、若いころからスタントをあまり使わずこなしてきた方たちですからね
きっとあのお二人は、ダンディでセクシーで、あの雰囲気を保ったまま年を重ねていかれることでしょう~
ますます楽しみです。
最後に。ホントに余談ですけど。
放送40周年以上経った「太陽にほえろ!」のイベントなり、ドラマなりの企画はないの
ファンはず~っと待ってるんですけど
殉職しなかった刑事を演じた役者さんたちも、「まだドラマは終わってない」って言ってるんですから。
若手を入れたりとかじゃなく、そろそろ現役引退を迎える「七曲署」の仲間たちが集まるところから始まる・・・そんなドラマを作っていただけないでしょうかねぇ・・・
(その6からの続き)
あ~やっと終わりに近づきました。
キャラクターを振り返るだけで、充分「太陽」の歴史がわかる・・・・自分でもそんな気がしました。
書き終えると、ホントに「個人的感想」「主観」で書いてますが、当時の状況をご存知の方、ファンの方、笑って許してやってください
総括として、以前も書きましたが・・・(以下「共感されないけど…やっぱり好き(^_^;)」から加筆修正します)
40年以上前のドラマですが、ホント、今見ても面白いし、ハラハラするし、感動するし…
今見ると、いろんな要素がある脚本なんですよね。(特に初期は「市川森一」「鎌田敏夫」という後の大御所に、「小川英」という、太陽を作り上げたと言っても過言ではないメインライターが支えてましたから)
アクションや社会派の作品はもちろん、青春ドラマや人情、時にはコメディまで、時代や社会に応じて様々なジャンルで描かれてました。
ボスが活躍していた重厚な70年代と、若手がイキイキしてきた80年代でだいぶ違うテイストも楽しいかと
でもそれらの「本」はもちろんのこと、
映像やカット、編集が素晴らしい
ことに改めて気づかされます。で、1時間のドラマなのに、
映画を一本観た
くらいの重みや爽快感を覚えます。(フィルムで撮影していたということもありますが)
あと音楽ですよあの、誰もが知るOPはもちろんのこと、 70年代の「ロック調」 と 80年代の「フュージョン系」の名曲の数々・・・
はぎおは特に80年代のものが大好きで、仕事前や運転中など、しょっちゅう聞いております~
また、内容はもちろん、10数年続いたドラマの進行とともに、失敗や葛藤・対立などから生まれる「人間たちの成長過程」を見ているようで、そこも楽しめるかと。
時には家族の話、私生活の話を交え、リアルな人間像を描いています。(連続して見ていると、実際ホントに入院したり、体調が悪そうだったり、リアルな「記録」になってますよね)
その「私生活」の部分を大事に扱ってきたからこそ、
今の一係のメンバーが(事件容疑者として)殉職していった刑事の家族のその後を訪ねるという 「殉職刑事たちよ、安らかに」
のような佳作が生まれたと思います。
対立していた人たちほど、後々分かり合えた時に強い絆・信頼が生まれたりしますよね
そうそう、やはり職場は本音が言えるような雰囲気が一番ですよ。 (もしかしてそこに惹かれているのか?!)
厳しい中にも温かさが本当に感じられて、見ているとこちらまで「撮影中の雰囲気の良さ」が垣間見れる気がします。
ボスが部下を信頼しているからこそ、部下もボスを慕っている。だって、ボスはいつでも全責任を負う覚悟をしてますから。理想の職場ですねぇ
ドラマの世界ですが、当時の出演者のインタビューを聴いても、やはりボスは「ボス」のごとく、頼りがいのある大きな存在だったそうですね。
ボスの、まさに命がけの「長台詞」で、関係者を説得するという名シーンが生まれた最終回
「そして又、ボスともに」
は、見ながら妙な緊張感があり、鳥肌が立った記憶があります。(10代のはぎおが見ていても、これは「アドリブ」だと)
それは、今見ても変わらない・・・・
すでに、はぎおが番組当初のボスや山さん、殉職当時のゴリさんの年齢を、スッカリ越えてしまっているという現実・・・・恐ろしい
あの絶大な「信頼感」は、どうやっても真似できませんよねぇ
考えてみれば、ベテランから若手まで「全員が主役」っていうドラマ、なかなかないですよねぇ。
ベテランはともかく、新人にそれだけの「重責」を任せるっていう、度量の広さ、チャレンジ精神って今はもうないかもしれないですよね。
「原作ありき」のドラマ制作では、その役者さんに合わせた脚本、というのが度台無理な話だし。
だから、つまんないのかな。というか、「視聴率」を気にしすぎでは?
おっと、また現在のドラマに対する感想の繰り返しになるので止めますが、やっぱり
『「太陽にほえろ!」は面白い』
それに尽きます
718話、ほぼコンプリートしたということで、今までの思いを長々と書かせていただきました
あ~これまでの思いを綴ったことで、スッキリ~
全てお付き合いしていただいた方(皆無だと思いますが)ちょっとでもお読みいただいた方、ありがとうございました
(その5に続く)
いつまで続けるつもりと思われるかもしれませんが、はぎおの気の済むまでお付き合いくださいませ
このあたりから、あまりご覧になってない方も多いかと思いますので・・・
次に
マイコン
の登場です。
ご存知、ボスの甥っ子でしたが、当時出演してた「西部警察」の姿があまりに馴染んでなくてこの人どうなっていくんだろう・・・と思ってたところに「太陽」への出演。
でもこれが、ドンピシャ!
ホント、一番の当たり役だと思ってます
当時出始めの「コンピューター」がついに刑事ドラマにも登場。
人ではなくその「機械」だけを信じる「お坊ちゃま」。
機械のこと以外はホントに世間知らず、運動もダメなのに、屁理屈では負けない・・・というキャラクターが、良純さんにもうピッタリで
ブルースからすると、鼻について仕方なかったと思いますが・・・
実は、彼の登場で、「知能派坊ちゃん刑事」と「体力・腕力刑事」との名コンビが生まれ、どちらも相乗効果でマイコン・ブルース共にすごく良くなっていった気がします。
名コンビぶりは「周知の事実」なのに、互いは「口論相手」としか感じてないところが、余計に可笑しくて
そう思うと、ブルちゃん演じた又野さんの早すぎる死は残念です・・・
とにかく、このあたりからまたじっくり見るようになっていきます・・・
そんな時、後輩の成長を見届けるかのように
ラガー
が殉職します。
デビュー当時から、一番体型が変わった・・・と事あるごとに話題になりますが、見ている方は毎週見ている間に、気づいたら太ってたって感じで
でも、当時一番多感な時。彼の殉職の回が一番悲しくて、部屋にこもって号泣した記憶があります
ラガーってホント「太陽の申し子」のような、底抜けに明るいキャラだったし、後輩ができてもそれは変わらず、一係のムードメーカーだったから・・・
「太陽」のサイトで交流のある方もおっしゃってますが、ラガーは死なせてはいけないキャラだったと。はぎおもそう思います。
その後、超クールな
デューク
登場。
1年の在籍で、唯一
「仲間をニックネームで呼ばなかった」
貴重な存在です。確かに考えてみれば、あだ名で呼び合う職場って変ですけど「太陽」ではそれが当たり前でしたからね。
そういう意味では「スコッチ」「ジプシー」以上にクールさを貫き通した方です。
「ボスが放っておかない」というのは、やっぱり変わらないところで、少しずつ打ち解けていきますけどね
今考えると、地味だったかもしれませんが、他のクール系とは違い、
「お坊ちゃま育ちだけれど、父親が蒸発し、再婚した母と義父とは上手くいっていない」
という、いい感じの「影」を持ったうえでの、クール・切れ者で・・・・そこが良かった。実は、今ファンです
「父親との再会の回」も、とっても素敵だった
のちに出てきますが、山さんがいなくなった後、その代わりを務めるような存在になっていきましたね。
少しでも疑問点を感じれば、常に「アンチテーゼ」を投げかける。
ブルース曰く、「なんでも事件にしたがる」って
そういう、微妙な「距離感」がいい緊張感を持ってて、よかったです
実は、最終回を3回残して、「転勤」という形で去っていくんですけど(スケジュールの都合で、ご本人も無念だったようですが)、この転勤の回も、はぎおにとっては「名作」の一つです。
で、やっと落ち着いたところで・・・・信じられないような
山さん
の殉職。
あ~もうびっくりしました
山さんが死んじゃうって・・・・ご本人の強い意志だったと思いますが、見る側としてはこれ以上のショックはありませんでした。山さんは死んじゃだめだよ~
山さんには遠縁の子供を引き取って育てている・・・というサイドストーリーがずっと続いていて、最終回も、事件はともかく、その集大成のような結末で。
しかも、仲間に囲まれてではなく、ボスと息子に電話をかけ、孤独に死んでいく・・・・らしいと言えばそれまでですが、あまりに切なすぎて。
もう、何度見ても涙なくしては見られません
と同時に、ボスの長年の「相棒」、一係の頭脳の不在・・・というのがどれだけ大きいか、後々感じずにはいられなくなります
個人的には、ボスとのやり取りが大好きでした。
時には「アイコンタクト」だけで。
なんというか、多くは語らないけれど、「お互いに心から信頼しきった関係」とでも言いましょうか・・・
「大人の男同士」・・・・カッコ良すぎました
で、デューク転勤の回に、すでに亡くなっている山さんの担当した事件が関わってきます。
写真だけの登場なのに、ものすごい存在感で、鳥肌が立ちました。
あのデュークにして「尊敬し、心の支えとしてきました」と言わしめるほど。
それだけ、一係にとって大きな「柱」だったんだと。
きっと、ご本人は完全燃焼されたんでしょう。
その後のビデオやDVDでの特典映像・メディアでの「太陽」に関する発言は、一切ないみたいですね。
露口さんに関しては、他の作品のなどでも数多く拝見していますが、はぎおにとっては、そういう「役者以外の面を見せない」部分=「山村精一」という人物とリンクしてしまうところです。
個人的にはここで、長さんに戻ってきてほしかったと思います。
そして、地井さんに「山さんがいなくなると聞いたときの当時の心情」を、ぜひ伺いたかったと・・・・・
その後、ボスはまた長期不在となります。(山さんがいなくなったことでショックを受けた)
で、登場するのが
橘警部
と
DJ
です。
橘警部はご存知渡さん。完全にピンチヒッターなんですが、絶対的存在のボス不在時の「太陽」を短期間でも引き継ぐ・・・と言う意味では相当プレッシャーだったと思います。
でもそこは、「団長」とは全く違う「強さと信念」で、引っ張っていただきました
そして、DJは、いままで長身のスマートな刑事部屋が、一気に「子ども」が登場したかのような小柄なキャラ
でも、演じる西山さんの、超人的な運動神経と、若干人を茶化すような口調(語弊ありかしら)と明るさで、ラガー亡き後少し大人しかった一係に「嵐」を呼ぶくらい盛り上げてくれました。
余りに短期間だったため、西山さんご本人も「不完全燃焼」だったそうで・・・・仕方ないこととはいえ、彼の活躍をその後も見たかったですね
(特に、一番苦手そうな「デューク」との絡みなんてね)
(まだ続く~)
(その4の続き)
シルバーウイーク中にもう終わりませんでした。。。
自分でも呆れております
長年「太陽」を支えてきた長さん・ゴリさんの後任として
トシさん
が登場。あだ名は「スッポン」
食らいついたら離れないほどの「粘りの捜査」が信条。
仕事上は厳しいけれど、酒の量は底なしで、若手の面倒見が良い、行動力のある気さくなベテラン。
でも、長さんとは違って、家庭はあまり良好な関係ではなく、後々・・・・というドラマが、70年代とは違う時代背景なんだなぁと、今にして思えばわかります。
トシさんの家庭の話題は、どうなっていくのかハラハラしながら見た記憶があります・・・
長さんも山さんもそうでしたが、家庭の話題がドラマに登場すると、「刑事とはいえ普通の人なんだよね」と、改めて感じさせてくれるところはさすがだと思います。
正直、この当時「地井武男」という俳優さんをあまり知りませんでしたが、長さん・ゴリさんのいない「太陽」を不安視していたはぎおにとっては、十分すぎるほどの補強戦力でした
目が鋭くて、強面で、仕事となると若手を率いて現場で山さんの補佐として大活躍
その後のバラエティでも活躍される、柔和なオジサンのイメージとは程遠い、厳しいイメージが最後までありましたね。
ということで、はぎおにとっては「ちいちい」ではなく、未だに「トシさん」のままです。
亡くなるのが、あまりに早すぎましたが・・・・
カワセミカルテットが人気絶頂の中、
ジプシー
が転勤という形で去っていきます。これは、三田村さんのスケジュールの都合上どうしようもなかったようですが、せめてもう1年はいてほしかったなぁ・・・
この時の人事異動が半端なかったですから
その4で若干触れた、ジプシーの路線変更は、「一係の仲間と仕事を重ねるうち、頑なだった心がほどけて、本来持っていた熱血漢・若さあふれる生き生きとした姿に成長」と、勝手に解釈させていただいております
そのジプシーの後任が、
マミー
これには当時のはぎおもビックリ
だって、ロッキーの奥さんで、子育て真っ最中ですよ~
それに、偏見を持っていたのか、「女性刑事かぁ・・・」という若干ガッカリした気持ちで(ゴメンナサイ
)。
全くの新人じゃなかったですしね。(交通課から入れると、若手では一番のベテランでしたから)
でも、もともと「男勝り」でサバサバしてたし(車の運転がこれまた超上手いし)、次第に「若手の母」のような存在になっていくから面白かったです。
ストーリーも、母親目線・働く女性目線の回が登場して、今見ると、なかなか面白かったりします。
そして時々ロッキーも写真で登場したりして
その次が・・・・
ブルース
もう、いろんな意味で衝撃的でした
確かにずっと爽やか路線が続いていたけれど、あまりにもワイルドで、しかも、姿かたちが「ジーパン」そっくりだったもので。
(ご本人も、かなり優作さんを尊敬し、意識されてたようで・・・)
ラガーに初めてできた「後輩」なのに、すでに奥さんがいるってのはいい設定でしたけど
彼登場以降・・・しばらく「流し見」が続きます・・・・
そして、ブルースが崇拝していた
ボギー
が殉職。
これまた、街中でチンピラに刺される・・・・という、ホントに彼らしい最後でした。
亡くなり方も、無念そのものという、眼を開いたままの状態。
もう、世良さんの「熱演」といっても過言ではないデス
当時、このシーンが衝撃的過ぎて、怖くてあまり直視できませんでした
それから、少し間を開けて
ボスの甥っ子がやってきます。
(その6に続く~(まだ続くんかい)
(その3の続き)
もう止まらなくなっちゃったんですけど・・・・
とはいいつつ、すっごく楽しんで書いております
さぁ、ここからは、「太陽」に完全にはまってしまった時代、81年からのスタート。
まずは
ラガー
の登場。
とにかくガムシャラで、元気が溢れていて、見ているこっちも明るくなるような、まさに『太陽の申し子』という感じのフレッシュな新人の登場
小学生のはぎおにも、それだけはわかりました。
全くの新人がいきなりのスターダムに乗っていく・・・その過程を全て見てきた気がします。
(今考えるとあのパーマは似合ってなかったと思いますが、ご本人は大人っぽく見せたかったようですね。)
当時は、ラガー=徹さんのファンでねぇ。アルバムも(テープで)知人からいただいたりしてました
今見直すと、当時20歳そこそこだった、まだ青年・・・というより子供のようなラガー・・・というより徹さんを、山さんが子供を見るように「しょうがないなぁ」という言動を見せてるのがすっごくチャーミング
そして、体調が危惧された
スコッチ先輩
殉職と言われてますが、あれは「病死」だと思っています。
再登場以降、体調がすぐれなかったようで、2度番組を長期にわたって休まれてますが、画面で見ていても特に後半はよく分かります。
それでも、「熱演」でスコッチというキャラを形成してくれました
降板前3回登場しますが、あきらかに体型が変わるほどで、見ている方もビックリでしたが、その亡くなるシーンも「太陽」史上一番の衝撃シーンでした。
子供心に、ショックを受けた覚えがあります
また、赴任当初、一番ケンカしていたゴリさんとは、再赴任後、特に殿下亡き後一番理解できる存在になってたのがすごくうれしくて。(先輩2人、大人の関係って感じで)
そして、スコッチを看取ったのも、そのゴリさんと山さん二人・・・・このシーンだけでものすごく泣けまして
頼りがいのある先輩だっただけに、ご本人の体調からの降板というのが、とても残念で。
でも、いつかは去らなければならない場所には違いない。
「病死」という設定はご本人が提案されたそうで、確かに先輩のキャラからすると、誰かに撃たれるとか、そういうのは合わない気がします・・・
それにしても、亡くなるのがあまりにも早すぎる方でした・・・・
そして、またクール系なキャラ
ジプシー
が登場。
この頃から、小学生だったはぎおも鮮明に登場人物を把握していくことになります。(そして、大人になって熱烈ファンになるという・・・)
何しろ、心臓が左右逆についているという「右胸心」という人物。「へぇ~」って感心したものです。
クールでホント、カッコよかったなぁ~
実の両親は殺され、犯人は不明。全くの他人に育てられたものの、不遇な幼少時代を過ごして、刑事になった・・・・という生い立ちが、また「乙女心」をくすぐってくれちゃって
実は、必殺の「秀」さんのこと、当時は全く知らなくて、ジプシー=三田村さんのクールさに子どもながらやられちゃいました
が、その後、ドック・ラガーとともに
ミワカントリオ
として、女性から絶大な人気を得ていきます。それとともに、キャラクターも柔らかくなってきて。
長寿番組としては、そんな「路線変更」もあるんでしょうけど、三田村さんの明るい性格もありますが、ご本人いわく
『「あのボスが、いつまでもジプシーを一人にしておくはずがない」と投書が殺到したため、やむなく』
とのこと。確かにそうかもねぇ・・・だって、あのスコッチ先輩だってそうだし。
で、10年目を迎えた82年、ここから『怒涛の人事異動月間』が続きます。
ミワカントリオが人気絶頂の頃、
ロッキー
が5年という長期在職の末、殉職します。
ドラマの中で結婚して、子供が生まれて・・・・と長さんに続いて家庭を持った一係メンバーは彼が唯一。
それだけに、「殉職」というのはちょっと残酷だった気がします
時々考えますが、ミワカン+ロッキーという構図になりましたよね。
これはこれで面白かったんだけど、一係では一番先輩であるにもかかわらず、演じてた木之元さんはどう思ってたんだろうって
でも、念願かなって「ロッキー山脈」に旅する→事件に巻き込まれる→殉職
という素晴らしい展開で、送り出されることになります。
カナダには一度も行ったことはありませんが、この時の画面からの光景は未だに忘れられません。そして、きっと変わってないことでしょう。
いつか行ってみたいな~
そして、同時に
長さん
が退職します。
カナダまで行って、ロッキーを亡くしたことで責任を感じ、彼のような素晴らしい警察官を育てる側に回りたいということでしたが、ロッキー殉職の回で同じく去るなんて・・・・
地味だけど、長さんがいたからこそ、いろんな若手がいても「刑事部屋」という感じが保ててた・・・そんな気がします。
根っからの、たたき上げの刑事。見るからにそんな感じです。
でも、走ると、意外に若手に負けず劣らず早いんですよね(^_-)-☆
ボスとは違う、若手の「お父さん」的存在だったのに。
長さんの退職は、はぎおにとっても信じられないことでした。
ボスとではなく、苦労を共にしてきた山さんとの別れのシーンは・・・・号泣ものです
その後は、スニーカーと「スクールウォーズ」で共演 などなど大活躍でしたけど、もうあの元気なお姿をテレビでしか見ることができないのはとても残念。
突然2人も去った寂しい光景の中、マカロニ以来(いや、それ以上)の問題児
ボギー
が加入します。
広島出身、歌手の世良さんが演じる・・・と言うことで、小学生ながらホントに興味津々でしたが、あまりにやんちゃで驚いたものです
洋服も上下『エンジ』ですから。
本人はキザなつもり、でも最初から失敗続き、熱いけど空回り気味の、ちょっとドジなところが、逆に新鮮で母性本能をくすぐるような可愛さがあったんですよね
世良さんいわく「優等生ではなく、ドジでヤンチャな感じでやってみたい」ということを希望されてたようで。
確かに、テキサス以降、真面目・優等生キャラが多かったですからね・・・
このキャラ=世良さんの登場が、他の役者さんにも大いに刺激を与えたそうで、世良さんご本人が「ロック魂」を持った、硬派な方だったと共演者の方はおっしゃってますね。(地井さんは「カミソリのようだった」とまで)
このボギーを加えた
カワセミカルテット
の登場で、人気が再燃したそうですね
当時、そんな事とはつゆ知らず、ずっと見続けてきたドラマの展開を毎週ドキドキしながら楽しんでいただけですが・・・
でも、よくまぁこんなにキャラの違う4人の若手がそろったもので・・・
ボギー加入の4週間後、またまた衝撃的な出来事が起きます。
ゴリさん
殉職ですよ
最初は結構やんちゃでしたが、テキサス登場以降、厳しい先輩、良き若手の兄貴分として10年間活躍してきたゴリさんが、まさかいなくなるなんて想像してませんでした。ゴリさんのいない「太陽」なんて・・・・
現場はもちろん、出張先(ロケ先)で、若手が苦労してるところにゴリさんが登場しただけで、見ているこっちまで「あ~頼りになる人が来た!」と思わせる抜群の存在感・安心感・・・その人がいなくなっちゃうなんて。
射撃の名手でありながら、ある事件がきっかけで、普段は弾はこめていない。
いざという時も、ただ1発・・・そういう固い信念がありましたね。
実は、ゴリさんが片手でピストルを撃つ姿が、すっごく素敵だと思ってました。
全く違和感なく、「プロ」なんだと。後にも先にも、カッコいいと思ったのはゴリさんだけかも。
竜さんいわく、「ボスに唯一看取られて亡くなった。それが10年間のご褒美だった」と。開始当初からボスとは丁丁発止のやり取りを一番してたのも、ゴリさんだった気がします・・・
すっかり寂しくなった一係に、また頼りになる強面のベテランが登場します
(そして続く~)
(その2からの続き)
そう、いろんな意味で、太陽を救いに来てくれたのが
スコッチ先輩
です
異例の「再登場」となったわけですが、前期の「クールで孤独」な印象を保ちつつ、「内なる情熱を秘めた若手のリーダー格」という肩書を背負うことになりました。
はぎおは、こちらの印象が強く、前期のあまりにもクールな役柄に衝撃を受けたのですがあれがあってのこの「成長」という感じで、どちらもとても好きです
彼の登場で、「一係は強い味方を得た」訳ですが、着任当初しばらく反発していたのがスニーカー。彼は登場してから1年は、ずっと暗くて怒ってる印象でしたから。
スコッチが華々しく登場した翌週、「紙飛行機」という、はぎおにとっては地味ながら『名作』があり、ここでスニーカーはスコッチ先輩を少しずつ理解していき、最後には慕うようになっていったと思います。
一人の加入で、多くのキャラクターの影響を与えるんですね
やはり「長寿番組」のなせる業で。
で、1980年以降、長きにわたって活躍してきたレギュラー陣の、怒涛のような入れ替わりが始まります。
まずは
殿下
8年間活躍していたんですが、リアルタイムには正直あまり記憶に残っていません。(ファンの方ゴメンナサイ)
でも、初期スコッチ先輩の唯一の理解者で、復帰してからもそれは変わらない・・・と言う意味で、好きな方でした。
一番記憶にあるのは、車いすの婚約者と、それを迎えに行くために事故にあってしまう非業の最期・・・
幼心にも、あのシーンは衝撃的でした
その後、亡くなった殿下を仲間が偲ぶシーンがあるんですが、大人になってから見ると、やっぱりここでもスコッチ先輩のシーンが良かった。
やりきれない思いを、吸っていたたばこを投げ捨てて涙をぬぐう・・・(たばこの投げ捨てはいけませんよ)
あの一場面だけで、二人の関係性が伺えて、泣けたものでした
その後登場したのが
ドック
きっと、紳士のような殿下の後任が、当時の若者代表のような「軽くてチャらい青年」で、「太陽ファン」は唖然としたことでしょう
でも、はぎおの中では、彼の登場からが「太陽」のスタートです。
ファッショナブルで、軽くてダジャレばっかりで、走るよりは車を使って楽ばかり考える。
彼の登場により、それまで真面目一方だったロッキーも受け答えが明るくなり、怒ってばかりだったスニーカーも一緒にナンパしたり飲みに行ったり、挙句には先輩にちょっかい出してため口を聞いたりと、雰囲気がずいぶん変わりました
この3人に、スコッチ先輩が加わった4人組、4兄弟みたいで、大人になってから見るとすっごく楽しいです
頼もしいスコッチ、知恵は働くけどお調子者のドック、真面目なロッキー、先輩たちに振り回されつつ負けじと応酬するスニーカー
(実は、スコッチ演じる沖さんが一番年下だったという・・・)
でも、一番のお調子者だったドックが、先輩・仲間たちの別れとともに頼もしくなり、一番のリーダー格になっていく・・という成長記も、ある意味楽しめます。
この4人組の活躍で、すっごく楽しんでいたんですが、81年、
ボスが緊急入院
してしまいます。
(ま、正確にはボスではなく石原さんご本人ですけど。)
幼心にも「太陽」ってどうなるんだろう・・・って不安に思いました
どこか、見ていても物足りない気がしました。
その間、ボス不在の重責が山さんに全面的にかかる・・・という回まで登場して、実際とドラマがリンクして、見てる側も「山さん可哀そう」って思えちゃって
結果、ボス復帰後も山さんの責任は増えてしまう訳で・・・その分渋さが増して素敵なんですけど
で、ボス不在中、本来なら、先輩であるロッキーが先に辞めそうなところ、
スニーカー
が退職という形で去っていきます。
当時、はぎおも不思議でしょうがなかったんですが、岡田Pの「新人は独り立ちできそうになったら辞めてもらう」という言葉をそのまま受け取ると、山下さんの方が成長が著しかったのかな。個人的にもそう感じます(ロッキーに失礼かしら)。
ただ、山下さん自身はあまり「太陽」にいい思い出はなかったのかな。
DVDのインタビューも一切受けず、NHKのインタビューでも「プレッシャーと厳しさで押しつぶされそうだった」と語るほど、他のレギュラー陣とは番組に対する思いの違いを感じました。
ボスが病気で不在ということで、「殉職」ではなく「退職」という形で去っていったというのも、不満だったのかな??
ただ、スニーカーの本来のキャラの持ち味を考えると、「退職」で良かったと思うんですけど・・・
(その3年後、「スクールウォーズ」で不満を爆発させたのかな??)
その辺りとか、4人組時代の話とか、山下さんにもっと聞いてみたい気がしますが・・・・
視聴率や辞め方から「不遇」とか「不運」とか言われるスニーカーですが、怒る姿、悩む姿がとても人間的で、大人になればなるほどスニーカーというキャラクターが好きになりました。
そして、81年、太陽の申し子というべき
ラガー
が登場です。
(その1からの続き)
番組開始の4年後、1976年の6月に
スコッチ
が登場します。
まだ、リアルタイム・・・・ではないですが、おぼろげに覚えています。
でも、詳細な内容までは。
し~かし10数年前のCS放送で完全にはまってしまった
そして、ここから「熱烈太陽ファン」「DVD-BOX購入の日々」が始まっていきます
![]() |
太陽にほえろ! スコッチ&ボン編I DVD-BOX「スコッチ登場」 |
クリエーター情報なし | |
バップ |
それまでも、葛藤とか反発とか、多少の緊張感はありましたが、基本は「家族的温かさ」の一係。
そこへ登場したのが彼です。
まぁ、正論ではあるけれど、キザでムカつく言動の数々。
ゴリさんとは殴り合いになります
今まで、こんな緊張感の漂う雰囲気、ありませんでした。(わかって見ててもドキドキします)
それだけに、賛否両論あったことでしょう。
でも、すっごくいいスパイスになったことには変わりないです
はぎおとしても、この展開からはまったことには違いないし。
なにより、スコッチこと滝隆一という人物がカッコ良すぎまして
ゴリさんはかなり後半まで反発してました。そりゃ、たたき上げの体力勝負の人からしたら、合わないでしょう
そんなスコッチも、ボスの言うことだけは聞いていた。それだけ「貫録」、いやある意味「威圧感」がある存在になっていたのかもしれません。
そして、良き理解者がもう一人。ボンです。
鬱陶しがられながらも、スコッチを慕っていたボン。ちょっと可愛くなりました
たった半年間の在職にもかかわらず、強烈なインパクトを残した彼。
一係の仲間たちとの仕事を通して、「人間らしさ」を出せるようになり、成長して去っていった・・・と言うところがまた泣かせます
もう、滝さんのことを語りだすと止まらなくなるので、まずはこの辺にしておきます。(だって、また登場してくれるんだもん)
その後、しばらくして登場するのが髭もじゃの
ロッキー
です。
もう髭の時点で、警察官としてアウトでしょう
ま、そんな矛盾はさておき、子供ながらも強烈なビジュアルでした。
その割にはあまり印象に残ってなかったんですが・・・・(ということで、この辺りも「流し見」が増えまして)
なぜなら「真面目」で「優しい」人なんです。とっても。今見直すと、すごく感じます。
だから、あえてあのビジュアルだったのかな
それでも、途中で結婚して子供ができたり、憧れのロッキー山脈で殉職したり、話題には事欠かない人でした。
人間的に安定感があったから、5年間という長きにわたり、在職したのかな?
ロッキーといいコンビだったボンですが、彼も殉職してしまいます。
真っ白な服で真っ赤に血だらけになって・・・
この頃から「映像的に」はっきり記憶に残るドラマになってきました。
ボンの後は、
スニーカー
です。
沖縄出身で、両親を幼くして亡くし、兄妹で東京に出てきて、自暴自棄になっていたところ、ボンに励まされ、警察官になったという、登場から複雑な人物でした。
テキサスやボン、ロッキーと違い、過去を背負い、暗い影を持つ・・・・と言うだけで、もう雰囲気が変わりました。
実際、登場当初はホントに暗かった
反面ナイーブで、失敗し、疑問を感じれば、すぐ「辞職願」を出して行方不明になる・・・と言うことが何度あったことでしょう
でも、はぎお的には、彼のスマートな走りが、新人刑事の中では一番美しかったと思っています
彼の登場で、OPテーマも斬新にアレンジされ、(不人気だったみたいですが、はぎおは大好きです)『80年代に向けて変わっていこう』という意気込みだったと思いますが、実は裏で「金八先生」が始まり、視聴率的に苦戦を強いられる日々が続き(それでも20%前後は取ってたんですよ)、さらに対策を講じた結果が
あの人の再登場!となります。
(また勝手に続く~)
ついに、
718話ほぼコンプリート
が近づいてまいりました(といっても、一度見てるはずなんだけど・・・)
途中、欠番もあるし、「流し見」したものもあるし「完全」とは言いません(だから「ほぼ」ね)。
でも、改めてじっくりと「10数年の歴史」を見届けた感があって、感慨無量です
今まで、「共感されないけど…やっぱり好き(^_^;)」をはじめとして、番組内容から音楽に至るまで、何度も何度も何度も書いてきましたが、今回はキャラクターを中心に、ドラマの歴史を振り返りたいと思います。(重複すると思いますけど)
秋晴れの「シルバーウイーク」に、はぎおの「ストレス発散」として、しばらくお付き合いください。
始まったのは、1972年。
そう、43年前のドラマなんです。
でも、世の中は随分変わっても、人間の本質って変わらないのか、今見ても色あせない魅力があります。
以前も書きましたが、1時間のドラマなのに、本格的な「映画」を見てるかのような展開・ドラマ性、そしてアクション・・・
なにより、刑事側・犯罪者側、様々なキャラクターの人間ドラマに、ワクワクします
「草食男子」系が流行の昨今だと「時代遅れ」かもしれないけど、「若者の感性」は変わってない気がする。
その代表格はもちろん
マカロニ
流行ファッションに気を遣い、警官でありながら、若者の「代弁者」のような存在。
見た目とは異なり、先輩に反発する姿勢は、「反骨心」さえ感じる。
でも、自分が見て育った「太陽」とはまるで違う、ファンキーなキャラなんですよね。
リアルタイムは知らないけど、大人になってみた時、すっごいカルチャーショックを受けました
開始当初は、ボスもギラギラしてるし山さんは仕事サボって麻雀する角刈りの不良中年だし
ゴリさんも殿下もボスに反発する若者代表
だったし・・・
全体的に「ギラギラ感」がたぎる、「男くさい熱いドラマ」・・・と言う印象。
そこからスタートしてるんですよね。それが、15年弱ですから
長年続いたドラマのメリットである「人間の成長記」をリアルタイムで見られる、今考えると貴重なドラマです。
マカロニの次は
ジーパン
彼も、ファッションに目が行きがちだけど、今見ると「悩める青年」キャラだったんだと思います。
刑事としての葛藤、先輩との反発、そして同僚との恋愛・・・
すでに伝説となった「松田優作」のデビュー作ですが、かなり影響を受けた若者が多数いた・・・と言うのはとてもうなづけます
そして
テキサス
ジーパンの次に「超真面目な田舎者」みたいな人が登場して当時の人たちはかなりびっくりしたんじゃなかろうかと思います。
テキサス登場期が安定期で、40%を超えるという今では考えられないような視聴率が当たり前の時代。
スゴイ人気だったんでしょうね。・・・でも、はぎお的にはやっぱり魅力を感じない。(可愛いんですけどね)
でも、このあたりから「落としの山さん」、「女性に優しい殿下」、「新人の教育係ゴリさん」など、今後の番組を支えていくキャラの持ち味が固定化されてきた感じがします。(長さんは「妻子あるごく普通の家庭」という設定は当初から基本的に変わらないけど)
そして、ドラマも初期以上に「社会性」を含んだものや「家族ドラマ」が増えてきた気がします。
そういう意味では、バラエティに富んだ作品が増えてきた時代かも知れません。
テキサスの人気があまりに出過ぎて、1年で殉職するところ、延長したそうですね。
で、登場したのが、大阪のボンボンこと
ボン
ということで、若手2人コンビの活躍となっていきます。
一番人気のあった時代・・・だと思いますが、この頃は結構「流し見」させていただきました。(ファンの方ゴメンナサイ)
ボンで一番覚えてるのは、大阪のお姉ちゃん(沢田雅美)と婚約者(岸部シロー)の回かな。
重厚感がある中で、この家族の話題はホンワカさせられました。
そして、話には聞いていた、
山さんと奥さんの死別
の回。
ラスト、ボスと山さんが目と目で会話するシーン・・・セリフは何もなかったのに、号泣しました
この頃には完全に二人にしかわからない「信頼関係」が築かれていたんだなぁと。
ドラマとはいえ、「実際の現場でもそうじゃないだろうか」と妄想想像してしまいました
そして、テキサスが壮絶な最期を遂げた後、ついに、あの人が
結束固い七曲署をかき乱してくれます
(勝手に続く~)
ブログ開始当初から、時代劇と刑事ドラマについては何度か書いてきました。
「刑事ドラマ」 など・・・
もちろん「太陽にほえろ!」ネタが一番多いのですが、最近はまた「特捜最前線」に興味が出てきましたねぇ・・・
2008年7月に書いた 「求む!刑事ドラマ!」 で、「特捜」について書いた内容はこちら↓
当時は「太陽~」や「西部警察」があまりに派手だったのでとても地味な印象でした
そんなに熱心に見てなかったかなぁ
でも今「スカパー」で完璧はまってます男臭くて、シリアスで、切ない。実に面白いです
大人向けのドラマだったんだなぁと。歳を重ねると感じ方も変わってくるんですね。
登場人物も「太陽~」より本物の「刑事」っぽい今時の若い子向けのドラマにはない大人の香りがして、深い。
今はすっかり「武道家」の藤岡弘さんですが、濃い~刑事役がとても印象的。はぎおにとっては藤岡さん=桜井刑事です
今現在は、「東映チャンネル」のみの放送で、全放送ではなく「セレクション」という形での放送ですが、なんか、見入ってしまいますねぇ。
「太陽!」ももちろんシリアスで、考えさせられる内容も多かったですが、服装から髪型から、「警察官としてはどう?」と思わないではないですよね。
ま、そこが素敵なんですが
個性的な七曲署とは違い、この「特捜」は、エリート集団ですから、全員スーツで髪型もびしっとしたもの。
一部を除いて、メンバーのほとんどは英語は完璧、ヘリも操縦できるし、メカにも詳しく、銃の腕前も一流・・・
もちろんニックネームで呼ぶこともなく、名字の呼び捨て。本当に
「男の集団」
って感じです。やはりそこは「東映」制作の男くさ~い、ハードボイルドタッチ。
一番見ていた時代のメンバーは・・・(敬称略)
神代課長(二谷英明)、船村(大滝秀治)、橘(本郷功次郎)、桜井(藤岡弘)、紅林(横光克彦)、叶(夏夕介)、吉野(誠直也)
という不動の5年間ですね。
演者の出身も、映画スター、新劇のベテラン、そして・・・特撮のヒーロー!という、他に例のないようなキャスティングが面白かった。
エリート集団という割には、ベテランの船村さん、武闘派の吉野さん、というたたき上げの刑事がいたりすることで、まぁ対立の絶えない仕事仲間たちで。
(ま、良いようにとれば、本音でぶつかり合ってるということで。)
誰かがピンチになれば、団結して解決する、というのは「男の世界」満載
アプローチは違えど、全員が「犯人逮捕」という共通の目的を持ってますからね。
それにしても、この方たち、生い立ちとか私生活とか尋常じゃないほど不幸な人の集まり。
奥さんが蒸発、娘は自分の目の前で凶悪犯に殺害される、という課長をはじめ、
幼いころ生き別れた母をやっと探し当てたと思えばすでに死亡、いきなり義理の妹の登場。
母と自分を捨てた父は大物政治家でしかも容疑者。そして目の前で殺される・・・
それ以外でも、だいたい妻と死別か離婚、家族と不仲・・・・普通の人がいなくて。
(途中で短期間出演した若手の人たちも、悲惨な生い立ちだったりして)
犯罪者たちよりも刑事の方が悲しい生い立ちなのかと思わずにはいられないほど。
他のドラマでも人物の背景・生い立ちを描いたものもありましたが、登場人物全員の背景をここまで踏み込んだものはあまりなかったような・・・
ストーリーも、「なんだこれ」という突飛なものもあった気がしますが、基本、事件そのものもハードなものが多く、解決しても悲壮感漂うまま唐突にエンディング。ま、考えてみれば、解決したところで、ハッピーエンドで終わる犯罪事件って少ないかもしれませんよね。
そして、ドラマ中に入る、登場人物たちの「語り」が重厚感を増したような気もします。
それとは別に、レギュラーメンバーがスケジュールの都合上、長期欠席者が多く、他の人が急きょ登板したりと、とても柔軟な感じでした。
今考えると、まるで、アメリカのドラマを見ているような雰囲気で。
はぎおは、このドラマで「大滝秀治」という名優を知りました。
スマートな若者たちが多い中、汗やつばを飛び散らせながら、まさに「力説」するベテラン刑事は強烈な印象を残しました。
エリートのしかも若者の集団の中には、絶対にこういう人がいないといけませんよね。
また、昔にも書きましたが、今や武道家(最近はコーヒーを魂を込めて1時間もかけて淹れるってのがツボ)藤岡さんは、はぎおにとって仮面ライダーではなく、いつもびしっとスーツを着ていた桜井さんなんですよね。エリートなんだけど武闘派で、チラッと見せる優しい笑顔がとても好きでした・・・
そして、課長補佐の橘さん、冷静でありつつ厳しいんだけど、反面情に厚くて。再放送で改めてファンになりました。
演じていた本郷功次郎さんも、今見ると大人の色気がムンムンして、すっごく魅力的。
そして、目配せとか、ちょっとした身体の動きとか、細かいところのお芝居が素敵なんです。
二谷さん、大滝さん、本郷さんをはじめ、若くして亡くなった夏さん・荒木しげるさんなど、すでに鬼籍に入られた方が多いのが残念ですね。
でもこうして、映像に残って、今でも見ることができるので、ありがたいことです。
ここ最近、「太陽にほえろ!」「浅見光彦シリーズ」など、昔のドラマの
DVD-BOX
を購入することが増えました。
あのAmazonさんが、はぎおを誘惑して、ついついボタンを押してしまうのですが
それはさておき、CSである程度見られる環境にあるのに、買ってしまうのは、詳細に解説してある「ブックレット」 と
「特典映像」
に惹かれちゃうんですよね
どの特典も、ほぼ『出演者・スタッフなどの関係者が、当時の思い出を語る』という内容ですが、ファンとしては、それがたまらないんですよね
「思い出」「記憶」が、変わらないこともあれば、「今にして思えば」みたいな印象の変化もあって、聞いてて本当に楽しい。
なにより、当時の裏話なんて、最高に面白い
最近は、人気があろうとなかろうと、放送が終わってすぐ発売されますが、何十年も経って発売される番組は、やはりそれだけ「長く愛され続けてきた」ということなんですよね。
それだけに、待っていたファンの期待も高い
だ・け・ど・・・やはり、
高額すぎる
んですよねぇ・・・
見たいのはやまやまだし、でも金銭的な余裕はないのがわかってるのに、はぎおもその「誘惑」に簡単に乗っちゃうし