ピアノ調律師(滋賀県、京都市)の独り言

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7月23日調律師協会京滋地区研修会

2011-08-01 23:51:33 | Weblog
23年7月23日
京都ピアノ技術学院(今はこう言わないのかな?)にて
ピアノ調律師協会 京滋地区研修会があり参加してきました
もう研修会も7、8回は参加していますが
ここ数年は特に頑張って万難を排してでも参加しています

講師は梅田義氏
昔、ヤマハの研修会でお会いした時に
「この人に習いたい!」と一目ぼれした講師さん
なぜそう思ったか?忘れたけど
そう思わせるオーラがきっとあったのだと思うし
その予感は実に素晴らしく的中した先生で
毎回無茶苦茶いっぱい勉強になる

今回は整音の1回目
1回目という事は2回目もきっとあるのだろう

ピアノの整音って何?と思われるかも知れない
ピアノには弦を打ってるフェルト製のハンマーというのがあって
その硬さを調整する事をおおよそ整音と呼ぶのですが

勿論、ハンマーが弦に近づく1.5mmや2mmなどの
アクションの動きの調整でも音は変わるし
調律でも響きは変わります
でも、今回の場合はアクションの動きや調律は一定の調整が為されてる
と見なしてハンマーの形状を整える事や硬さを整える事の勉強会でした

調整作業はハンマーの形状を紙ヤスリなどで整えたり
針をハンマーに打ったりします

針はまずい打ち方をするとハンマーが死んでしまう事もあります
正しい知識を本当に知っていないと
お客さまのピアノをほんとにダメにしてしまいます

そういえば、先日草津のアミカホールの調律に行きましたが
中高音部のA♭の音はちょっと問題だな~
ヤスリがけし直せば少しはマシになるかも知れないが
あの音だけ勢いが他とは明らかに違う
音の聴ける演奏者なら気づくかも知れない
しかし、あのホールは通常、整音禁止なので触れないし
もっとも、その作業代がそのたびにホールから出るわけでもないので
その辺りは色々問題もあるところだけど

整音の仕方で不味い事になる例としてわかり易く書きました

そういうやり方をピアノの神様のような先生に指導を頂いた
今回も実のある研修でございました

研修後、唐橋店舗も構える事になった事もあるので
2次会にも参加して豚しゃぶを食いすぎました
同じ道を志す者しか分からない話もあるので
2次会も楽しかったです
酒が入ってこそ出る本音もあったりで
今回ふたば楽器のK氏とよく話ましたが
なんか懐かしい匂いが彼からしたのは
専門学校時代の友人にちょっと話のスタイルが似てたのかも

どこか人を食ったような感じなのに
誰にでも愛される独特な語り口には嫉妬さえ覚えるなぁ

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