ピアノ調律師(滋賀県、京都市)の独り言

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今更「Beatlesのホワイトアルバム」を考えてみた

2012-06-16 20:22:26 | Weblog
I WILL - The Beatles (Acoustic Guitar Lesson)


I Willという名曲
ほとんど循環コードだけど
1小節に2ずつコードが変化する
当時のフォークソングによく使われていたパターンだけど
Beatlesはバディホリーの「ペギー・スー」あたりで
このパターンを学んだのでは無いだろうか
古くはA Hard Days Nightにある「恋する二人」などでも
ジョンレノンが巧みに使っている

ポールは色々変化も加えているが
メアリーホプキンの「グッドバイ」など
ベースにこのパターンで名曲を幾つか作っている
後の「幸せのアンサー」などもその例だろう

和音の変化でバックに揺れとノリが生じて
メロディーが印象的に飾れる効果がある
ポールはそこに「ミッシェル」などで見せる
独特の音を跳ねるキメを混ぜながら
より印象的に仕上げる見事な名人技

これは
ホワイトアルバムに入ってる曲なのですが
このアルバムは批評家に内容が散漫と言われたりしたが
まとめ方が悪かったんじゃないかと個人的に思ったりする

しかし名曲は実に多い
実験的だったり今までに見せなかったブルースなどもある
その両面をうまく処理すればよかったかも

2枚組を1枚を従来の彼ららしい作品群に
もう1枚の方を他の実験的な曲やブルースを並べたら
理解もしやすくなり、名曲もかすむ事無く
意図が伝わりやすかったのじゃないかと


で、自分なりにアルバム「ザ・ビートルズ」を編集してみた

Side A
01.Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey
02.Piggies
03.Yer Blues
04.Why Don't We Do It In The Road?
05.Happiness Is A Warm Gun
06.Savoy Truffle
07.I'm So Tired
08.Cry Baby Cry

Side B
01.Birthday
02.Sexy Sadie
03.The Continuing Story Of Bungalow Bill
04.Helter Skelter
05.Revolution 9
06.Glass Onion
07.Long, Long, Long

Side C
01.Back In The USSR
02.Dear Prudence
03.Mother Nature's Son
04.Ob-La-Di, Ob-La-Da
05.While My Guitar Gently Weeps
06.Don't Pass Me By
07.I Will

Side D
01.Revolution 1
02.Martha My Dear
03.Rocky Racoon
04.Julia
05.Wild Honey Pie
06.Honey Pie
07.Blackbird
08.Good Night

レコードでいう2枚目に重きを置きながら
1枚目で遊ぶ感覚で編集してみました

ただ、「I Will」の口ベースは、やめて普段のベースにし
タムタムとコンガのリズムを丁寧に整理し

グッドナイトはアンソロジーにあるように
最初はピアノ伴奏、だんだんとオーケストラを加えるアレンジに変更
それをやって貰ってこんな感じでいかがだろうか?