ピアノ調律師(滋賀県、京都市)の独り言

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オークションでCDを買うにあたって

2011-04-17 22:44:09 | Weblog
最近、例えば松任谷由実さんなどのアーティストが
リマスターCDを出しています
ユーミンは1999年にバーニー・グランドマンという人が
今までのアルバムをデジタルミックスして出しなおしています
CDの頭がTOCT-10647とか「TOCT」となっているものが
ユーミンのリミックス盤
「CA32」となっているのが初期のCDです

オークションなどでは、この違いが大きい価値の違い
もちろんリミックス盤の方が価値が高いし
音も今風で良いので注意したいところです

他のアーティストのCDでもこういうケースが多くなっています
洋楽の有名なアーティスト
例えばビートルズやカーペンターズ、ピンクフロイドなどのアルバムも
(2009年にビートルズはリマスターしていて)
以前のCDと音の細やかさ、クリアさが格段によくなっています

音量というか音圧も
リミッターという一定以上の大きな音を押さえ
全体に音圧を上げるという装置

リミッターとは(コンプレッサーとほぼ同一の回路で
「リミッターはコンプレッサーよりも、スレッショルドレベルを高く
圧縮比を大きく設定してあることが普通である」(wiki参照)

そのリミッターが大概掛かっていて
ベース音なども聞き取りやすくソフトで心地よく
左右の音の空間のようなものも向上されています

で、リマスターされてないCDが非常に残念なものになってしまってる
特にリマスターというミックスか変えずに
最終調整の音を全体に修正したものなら、まだよいが
リミックスのようにひとつ一つの音
ボーカルとか個別に調整されなおしたものは
音の違いが格段に良く変わっているので
以前のCDと比べたらなんだか以前のCDが馬鹿みたいなものに感じる

そこで、買いなおすまで
自分でリマスターをして聴いてやろうと
リマスターごっこをしてMDなどに録音し
車などで聴いています

まず、イコライザーで700HZから800Hzを1.5から2.0デジベル下げ
低音の50~100辺りを2デシベルぐらい持ち上げ
高音のシャリシャリしたシンバルなどの音の周波数の
3000ぐらいを場合によっては1デシベル上げたり下げたりして
ドンシャリ系と言われる現在の音風
ドンと低音が効いてシャリシャリした高音になってるという表現
中域を下げる事によってモコっとした音を抑え
雰囲気を整えて、リミッターで音圧を上げます

そうすると少し今風の音になって
「しばらくこれで我慢するか・・・」という慰めになる

前にも書いたけど、リミックス、リマスターCDは
以前のCDより1000円ほど値下げして欲しい
色んな経費はそうとう掛からずに再販してるのだから