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les 60 ans

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  (60歳を前にして 日々思うこと つれづれに:改題)
 小型AT二輪免許とその周辺の話

小型AT限定二輪免許の話 (039) 「第二段階 みきわめ(01)」

2022-09-02 20:52:29 | バイク

 

 ひとは困ったときに神社寺院あるいは教会など,人智のおよばないところに救いを求めます.作家で精神科医の北杜夫氏は,「普段何もしていなくても,そういうときにこそ助けてくれるのが神様だ」という趣旨のことを,ユーモアたっぷりに書いています.

 しかし,ただ祈るだけではだめです.まず第一にお賽銭は必要です.また自らをただす姿勢を相手にみせなければなりません.

 お賽銭.車校にオプション料金を払っています.これはお賽銭ではなく「お守り」を買うようなものです.「優先予約の時間割」という名のタリスマンです.

 自らをただす姿勢.私はこの炎の八日間,すなわち前の日曜日から次の日曜日までアルコールを断っています.嘘です.初日の日曜日の夜は飲んでいます.しかしそれ以降飲んでいません.

 「酒断ち」をして車校に通っています.

 7日目にあたる土曜日が,入校時の予定通り「第二段階のみきわめ」になりました.ここまで来ました.やっと来ました.ついに来ました.

 

 昨晩の車校からの帰路.駅から自宅までの自転車で,前と同じように「一本橋」「クランク」のお稽古をします.繰り返しします.

 今朝の出勤(土曜も仕事です.1週間に5.5日働いています)時も,勤務先から最寄りの駅へも,自転車で同じ稽古をしました.自転車相手の申し合わせですが,何番も繰り返します.

 前頭筆頭リード125をなんとか相手にできるまでに,あと2日です.予定では明日が千秋楽です.

 

 仕事が終わってから,上記のように自転車で申し合わせ稽古をしながら駅へ向かいます.車校の駅まで約20分.YouTubeの,「マッスルバイクさんのスクータのクランク通過」を繰り返し見ています.

 駅では,またコンビニでお茶と和菓子を買って食べます.教本の入った肩掛けカバンとヘルメットの手提げ袋をもってタクシーに乗ります.準備は万全です.

 車校敷地内で降りると,目の前はいつも通りの二輪コースと教習生たちです.急制動やスラロームです.また立ち止まって見ています.怪しいジジイ/寂しいオヤジがここにいます.

 体温測定,ICカードで受付,予約票の印刷と教習原簿の提出.行きたくなくてもトイレの個室.お茶をのむ.二輪校舎で着替え.待合室内のビデオ(今日も検定コースの順路です).一連の同じ動作をくりかえして「時間」を待ちます.

 二輪コース内に入ります.行司がやってきます.違います.指導員です.両者ともわたしの勝ち負けを決める立場の方ですが.

 いつも通りのあいさつと自己紹介.ストレッチ.わたしともう一人名前を呼ばれて免許証の確認.同じ所作を美しく繰り返します.寺尾の錣山親方,そしてその弟子豊真将関です.

 指導員「今日はみきわめです.検定コースは覚えてきましたか?」 自分「コース1と2の違いは踏切と坂道の順番で,1コースが踏切が先,2コースが坂道が先です」

 指導員「ではスクータのところへ行きます」 ここからもいつも通りの動きです.前頭筆頭リード125をおして,乗ります.指導員に従って楕円形に3回まわります.

 指導員「では教習所内を走ります.今日は3人でツーリングに行くつもりで走らせて下さい.それは後ろのひととの間隔を考えること,前の人との距離を保つことを考えてください」

   今日はスラロームがありません.しかし検定本番のような行動をとるようです.

 発進場所のポールのところにスクータを止めて,一度二人とも降ります.私が前になります.二段階変身にむけて新たなステージです.

 



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