てくてくダイアリー

GISとか使ってました

フリーデータを使う(3)基盤地図情報の数値標高モデル

2011-11-15 | ArcGIS

いや、もうここで紹介するほどのこともないような、メジャーなデータだけど、ちょっとコンバートツールに感動したもので。。。

今回は東京都文京区のあたりのDEMデータをダウンロードして、コンバートツールで表示するところまでやってみようと思う。変換とか補間とかは次週以降ということで。

まずはデータのダウンロードは以下のページから。

基盤地図情報ダウンロードサービス
http://fgd.gsi.go.jp/download/

#ちなみに近い将来、ユーザ登録制になるらしいですよ。と書いた先から、ユーザ登録制になってました。早い。。。しかし、なんでユーザ登録に年齢とか性別とかが必要なんだろう。。。50代男性はよくDEMをダウンロードしてます、とか?(笑)。

「利用者登録画面はこちら」でユーザ登録を済ませた後、上記ページから「利用者登録画面はこちら」をもう一度クリックし、IDとパスワードを入力する。もしかするとアンケートが表示されるかも。

で、開いたダウンロードページの「基盤地図情報数値標高モデル」のところで、JPGISかGMLかのリンクをクリックする。たぶんどっちでもいいんだけれど、今回はJPGISをクリック。

そうすると5mメッシュ、10mメッシュ、250mメッシュの選択肢が現れるので、その文字列の前の+をクリックして展開する。例えば5mメッシュの前の+をクリック。

するとデータの地域が選択できるので、今回は「東京埼玉地区」にチェックをして「選択して次へ」ボタンをクリックする。そうするとダウンロード画面に行くのだが、どのデータが文京区のあたりなんだがよくわからない(涙)

データの名称をみると「FG-JPS-5339-XX-DEM5A.zip」となっているのだが、このXXの部分が標準地域メッシュの2次メッシュの番号になっているらしい。

文京区のあたりの2次メッシュ番号を調べるには、同じく地理院さんのページで「基盤地図情報(縮尺レベル25000)閲覧用インデックスマップ」から調べていく。今回は東京都文京区なので、地図上から「東京」をクリックする。

さらに「20万分の1地勢図名:東京」というページで文京区のあるあたりをえいやっとクリックする。ちなみに「東京西部」の図郭がそれにあたる。そうすると「533945.png」という画像が開く。この画像名がわからないときは、URLの末尾を確認してくださいな。

このファイル名の下2桁(45)が数値標高モデルのデータのXXの部分と対応しているので、今回ダウンロードすべきはFG-JPS-5339-45-DEM5A.zipということがわかる。

あと、533945.pngを見ると文京区が画像の右端というか東にあって、文京区全域はここには含まれていないっぽい予感がする。このような時には、もう一度「20万分の1地勢図名:東京」のページで、「東京西部」の東隣の図郭をクリックする(東京首都です)。

そうするとこの2次メッシュは46ということがわかるので、もうひとつFG-JPS-5339-46-DEM5A.zipをダウンロードすればいいのだな、ということがわかる。

データをダウンロードしたら、展開しておく。

あと、データのコンバートツールも地理院さんのサイトからダウンロードしておく。上記ページの下の方に「基盤地図情報閲覧コンバートソフト(6.2MB zipファイル)」というリンクがあるのでここからダウンロードしておく。もう持っているよ、という人が多いと思うけれど、今年の10月4日に更新されたらしいので、もう一度ダウンロードしておくとよいかも。

コンバートソフトもダウンロードしたら展開しておく。

あとは、展開したファイルの中から「FGDV.exe」をダブルクリックして起動する。

さぁ、ここからが感動の瞬間だ!基盤地図情報と書かれた背景が水色の部分に、展開したDEMのデータ(例えば、FG-JPS-5339-45-99-dem5a-20090202.xml)をドラッグ&ドロップする。

そうすると、基盤地図情報ビューアー・コンバーター内に、ドラッグしたデータが表示されるのだ!ドラッグ&ドロップでデータが表示されるなんて!しかも配色が超きれい。結構かんどー。

さらに、複数のXMLファイルを一度にドラッグしても(ちょっと時間はかかるけど)OK!あっというまに2次メッシュ2図郭分のDEMを表示することができる。めちゃめちゃかんどー!


2次メッシュ2図郭分のDEM。
なんてうつくしー。
下町のあたりを拡大すると、細かな道まで見えてくる。

ああ、こんなことで感動するなんて、もしかしてArcユーザだからかなぁ。。。(苦笑)データの種類が決めうちで、だいたいの標高の範囲もわかっているからできることなんだろうけど。。。ほんとに簡単で、きれいな地図が表示されるんだもん。

一人で大感動したところで、今週はこれにて。。。