徒然なるままに 平和と音楽を求めて

平和憲法のもと日本は戦争しない国として、いろんな国の国民から賞賛されてきた。この日本が戦争する国に変質しようとしている。

小金井のごみ処理施設建設場所の市民説明会紛糾

2009-02-28 | 小金井市


このところ、新聞紙上で、小金井市のごみ処理施設の建設場所を2月中に決定するとの理由で、近隣の焼却場に小金井のゴミを搬入してきたが、2月決定を延期すると小金井市が発表したため、ごみを受け入れている近隣の市や衛生組合から、4月以降の受け入れを拒否すると報道されている。
2月28日、小金井市の説明会が開かれたので、聞きにいった。
市長の説明は、① 市民検討委員会が二枚橋を建設用地と選定して答申したので、これを尊重する。② 調布市と府中市に二枚橋という小金井市の考えを示しているが、了承を得られていない、東京都から3市の調整をすすめるため、協議の場を設けるとの提案があった。③ 東京都が主導していくという新たな展開になったので、2月の建設場所決定の時期を延期することにした、というものでした。
市民に質問が相次ぎ、担当部長が答弁のなかで、「都が主導的に」というのは、「会議の主導」であると、説明、都が解決に向けて、主導していくという市長の説明とは、全く異なる、無責任な答弁。「市報こがねい」3月1日号でも、2月決定延期は、都が調整に乗り出したことを理由としているものと矛盾。

二枚橋は、その土地が「窪地」という立地条件が、焼却場に適していないこと、調布飛行場の飛行ルートに重なっているため、煙突の高さが制限されていること、そのため、排出される物質が拡散されず、すぐ近くの住宅地に降り注いできたこと、このため、新しい焼却場の安全性が確保されているのか、されているなら、そのデータを開示してほしいという申し出に、「データはない」という答弁。これまで、「安全」と説明してきた根拠は何もなかったことが立証されたかたち。

ゴミの建設場所の選定は、市民との対話が重要。形だけ、開いたというのでは、市民にも隣の調布市と府中市の理解も得られないでしょう。

市長は、検討委員会に対して、明らかにしないまま、答申を求めた責任を明確にし、すべて委員会に明らかにしたうえで、再度答申を求めるべきでしょう。

都民芸術フェスティバル<N響>

2009-02-27 | 音楽 クラシック
都民芸術フェスティバルの4日目は、NHK交響楽団。
指揮/カルロス・シュピーラー  クラリネット独奏/ポール・メイエ
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲 K.492 
モーツァルト:クラリネット協奏曲 イ長調 K.622
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」 作品35

楽しい曲で始まり、静かなクラリネットの低い音がいっぱい響く。「シェエラザード」は、馴染みのメロディーがたくさん。そのなかで、ヴァイオリンとハープのソロが、静かに、奏でる。こんなに響く曲だったのかと。
アンコールに、ブラームスのハンバリー舞曲第1番。



サラ・ブライトマン武道館で

2009-02-23 | 音楽 その他
武道館でサラ・ブライトマンの公演。満員の2階席から会場いっぱいに響く音量と映像、うたごえ。
4年前にNHKホールでの「サラ・ブライトマン&アジアン・フレンズ"feel"Concert」を聞いて以来2度目。前回も感激したが、今回も感激。
やっぱり素晴らしい声ですね。

このビデオで味わってもいいかも。


神楽坂で「21人の第九」を聞く

2009-02-22 | 音楽 クラシック
神楽坂の音楽の友ホールで、「21人の第九」というめずらしい演奏会があった。演奏は、弦楽四重奏を軸にして、コントラバス、ピアノ、シンバルだけ。4人のソリストに合唱団が10人というもの。
 どんな演奏になるか興味を持って行く。狭い会場なので、弦楽合奏は、よく響くが、その代り、粗も目につく。これは合唱も同じ。だが、「第九」の全体のイメージがよく表れているようでした。
 これだけでやるのは、少し無茶かな。
 アンコールの一つにピアソラ。こちらは、ピアノがすごく冴えて、このアンサンブルにぴったりという感じ、クラシック演奏より、ジャズやタンゴのようなものがあっているのかも。

開演前に神楽坂を散歩。横寺町に30年以上前に一時部屋を借りていたことを思い出し、文字通り、神楽坂から横の路地に入る。江戸時代から、寺町の横にある寺町ということで「横寺町」という。住んでいたのは、銭湯があった奥なのだが、もちろん今は、銭湯の影もない。かわりにコインランドリーがあったが、この変化もと写真を一枚。
近くに日蓮宗の妙徳山円福寺。


玉川上水から井の頭公園へ

2009-02-21 | 散歩
昨日の雨がすっかりあがり、明るい青空、北日本は大雪、この東京も風があって、寒い日。
玉川上水沿いを歩いて、井の頭公園まで、45分歩く。井の頭公園は、家族連れや友達同志でたくさんの人が。
大道芸人の卵が、芸を披露。周りを囲む人々。

都響のベートーヴェン交響曲第7番

2009-02-18 | 音楽 クラシック
都民芸術フェスティバル第3日目、マーティン・ブラビンス指揮・東京都交響楽団、ピアノソロ:仲道郁代さん。
ワーグナーの歌劇「リエンティ」序曲で始まり、モーツァルトのピアノ協奏曲第21番。仲道さん、ソロが始まるまで、オーケストラをぐるーっと眺め、手でリズムを取っていたのがおもしろい。ベートーヴェンの交響曲第7番イ長調作品92.「のだめカンタービレ」で一躍有名になった曲。フルートの馴染みのある旋律の繰り返しとテンパニの絶え間ない音が印象的。アンコールに「フィガロの結婚」序曲。


六本木ケントスで、「The Three Degrees」

2009-02-17 | 音楽 ジャズ
六本木ケントス、以外に明るい雰囲気。ケントスの最初の店、もっとも、場所は知移転しているが。

The Three Degreesのケントス最終日、昔懐かしい曲、知らない曲。アンコールの「天使のささやき」は最高潮。ヘレン、ヴァレリー、シンディの3人のコーラス。70年代とはメンバーが変わっているというが、いい声をしている。リズムに乗せて、しかも、客もリズムに乗せて。


どうなってる小金井のゴミ処理施設の建設

2009-02-15 | 小金井市

小金井市と府中市、調布市の境界にあった二枚橋衛生組合の焼却場の煙突が消えてから来月で1年になる。ほんとうは、次の処理施設がどこに建設されるか決まっているはずだったが、いまだにその目途すらたっていない。
 小金井市長は、二枚橋に建設するとしているが、小金井市の所有する土地だけでは、建設できないので、調布市と府中市にお願いするとしているもののも、了解を得られる見通しは全くないというもの。
 3市の市長と市議会議員で構成している二枚橋衛生組合に、小金井市長が、二枚橋に小金井市のゴミ焼却施設建設に協力をお願いしますという文書を提出したというが、その場で、2市からの了解はえらない状態。
 小金井市長は、ゴミ処理施設を真剣になって、考えているのか疑問になってくる。どこかの国のトップのように、途中で投げ出すのではと懸念される。
 こまるのは、市民。現在、受け入れてくれている近隣の市のゴミ処理施設も、小金井市の対応が決まらなければ、受け入れ拒否もありうるという。そうなったら、ゴミの収集がなくなるのか。
 議会も市民も声をあげて、対応することが必要になってきているのでは。



川田忠明氏の「名作の戦争論」から名曲を考える(3)

2009-02-13 | 読書
「フランス革命は、歌と行進曲に満ちていた」と、上杉信也の著作から引用し、1789年のフランス革命の年から1803年までの4年間に、1374の「革命讃歌」がつくられたといわれると書いている。ただ、このほとんどは残っていないという。
 が、巨匠と言われる音楽家に大きな影響を与えたはずと書き、ハイドンの交響曲第100番『軍隊』{1974年}、ベートーベンの交響曲第3番『英雄』、(1804年)。モーツァルトの『フィガロの結婚』、(1786年)『ドン・ジョバンニ』、(1787年)『コジ・ファン・トッテ』、(1790年)『魔笛』(1791年)などを挙げている。
 1788年から5年間、オーストリアとトルコの戦争、オーストリア兵の間は疫病が流行、数千人の兵士が死亡したとされていると、オーストリア国内でも、食糧不足、物価高騰、税負担の増大、徴兵を恐れた貴族は国外に脱出、音楽家のパトロンは激減、モーツァルトもこの戦争の影響をまともに受けていると指摘。
 こんな最中に≪コジ≫は初演、若者二人がそれぞれの恋人の貞節をためそうというたわいのない内容と思っていたが、この背景を思い浮かぶと、2人が戦地へ行ったことにして、「とりかえばや物語」よろしく、試そうという話も、戦争へのモーツァルトの思いも伝わってくるようだ。
 ≪フィガロ≫も、そういえば、ケルビーノに、軍隊行きを命じられていることも、面白い。
 著者の川田氏、「反戦オペラ」というつもりはない。ただ、「貴族趣味的再現をぼんやり眺めるよりはるかに面白く、また意義のあることのように思えるのだが。」と締めくくっている。
 200年以上も世界の人々に愛されているのも、こうしたところにあるのかも知れない。

自然豊かな野川

小金井市東町の南側を流れる野川。 国分寺崖線のはけの道に沿って。