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        ドタバタ主婦の北京駐在妻日記。

オリンピック目前にして北京を離れてしまいました。。。

中秋節・・・月快楽~

2007年09月25日 | 中国語
(「運動会余話②」で朝のお弁当を作る修羅場がすごかった話を書こうかと迷ったけど、あまりになさけない話なので、や~めた!)

今日は旧暦8月15日、十五夜です♪
中国では「中秋節」、月餅を食べながらお月見する日です。
(でも今日って月を見るとまだ満月じゃないですよね!なぜ?)

中国でもこの日は特に休日ではないけれど、知ってる人同士は「中秋快楽~〔ぢょんちぅくぁいら~〕(=中秋節おめでとう)!」と言い合って挨拶します。                     


 ・ ・ ・ ・ ・ 。

「月」と〔くぁいら~〕で思い出した、「あちらの月」の話をひとつ・・・。

テレビのコマーシャルを見ていたら、スポーツ自転車を激しく乗り回し、最後に「ゆえらい、ゆえくぁいら~♪」と明るく笑ってるお姉さんがいました。画面には「月来 月快楽」とテロップが出ていました。

〔ゆえらい、ゆえ・・・・〕というのは「越来越・・・」と書いた場合「だんだん・・・になる」という意味です。
だからお姉さんが言ってることだけ聞いてると「だんだん楽しくなってくる♪」という意に聞こえます。

でもこれ、何のコマーシャルかというと、女性の生理用ナプキン
つまりこの当て字で「『月』が来ても『月』が快適♪」という意になります。

お見事じゃないですか!?単純に感心してしまった私です。。。


日中漢字の分かれ道

2007年06月14日 | 中国語
「中国語がびっくりするほど身につく本」(楼志娟著)という本の中にこんな話が載っていました。「周恩来首相の心残り」と題されたエピソードです。
以下、
その文面を紹介させていただきます。


 * * * * * * * *


 霞山会が発行する雑誌『東亜』1998年2月号に、日本の元駐スイス大使で長年外務省で対中交渉に当たったことのある岡田昇氏の講演記録が掲載されています。
その中に簡体字問題がありました。
 岡田氏の話によると、北京を訪問した日本の政治家高碕達之助に周恩来首相がこう言いました。
「自分は学生時代に五・四運動に共鳴し、日本の中国侵略反対運動に参加したとき、官憲に追われて日本に逃走した。そこで法政大学に行った。当時の北方軍閥の動向とか、中国人学生が日本の警察に追われるということは、日本の新聞は同じ漢字を使っているから、意味は大体わかった。高碕さん、あなたも中国の新聞には何が書いてあるか、大体理解できるでしょう。日本はこれから略字をつくるそうだし、中国も略字をつくるのですが、同じ略字をつくりましょう。そして100年先、1000年先の私たちに共通の遺産としようじゃありませんか。われわれはいま、会見を妨げるためアメリカから監視され、隠れて会っているわけですが、共通の漢字をつくるなんていうのは、アメリカとは無関係なことだから、いまからやったっていいじゃないですか」
 高碕さんもこれに同意した、と岡田氏が回顧しています。
 しかし、当時の日本と中国はこれ以上のつながりがなく、周首相の提案は進展をみることができませんでした。鳩山内閣、石橋内閣を経て、岸信介内閣になりましたが、そのうち、直接周首相の提案を受けた高碕さんも大臣を辞めました。
そうするうちに、1957年秋、貿易交渉のために廖承志さんが日本にやって来ました。彼は岡田氏に会うとすぐ、「簡体字問題についての周、高碕合意は早くやらないと困るよ」と、中国と日本の共同作業を実現するように催促しました。こう言われた岡田氏は高碕さんを訪ねましたが、私はもう大臣ではないので、直接岸総理の所へ行って聞けと言われました。
しかし、当地中国課長だった岡田氏が、総理のところへ直接行くことはとてもできませんでした。
 ちょうど、そのときに台湾から何応欽将軍が日本にやってきて、岡田氏は岸総理から通訳をするよう言われました。お客さんを送り出した後、岡田氏は思い切って岸総理に、
「実はこういうわけで・・・・」といままでの経緯を報告し、「来日した
廖承志さんから早く実現させるよう言われた」と言うと岸総理は大きな声で、「バカらしい、余計なことをするな」といって怒鳴ったのだそうです。
 40年後のいま、岡田氏はこう嘆いています。
「いま、日本人が中国に行くと中国の略字は読めないし、中国人が日本に来ても日本の略字は読めない。ワープロのソフトも同じものができない・・・・という有様です。私は周総理の提案を実現するよう、これまで政界のトップ・リーダーの方々に申し上げてきましたが、これは選挙の票にも、お金にも関係ないことなので、今日まで取り上げてくださった方は一人としていないのです。」
結局、今日になって、日本に関心を持つ中国人、そして中国に興味を持つ日本人にも余計な負担となったのが、略字であり、簡体字なのです。

 * * * * * * * * 


自・・・至・・・ ←日本語読めますか?

2007年06月13日 | 中国語
「 自:○年○月○日 至:○年○月○日」
という書き方、よく目にしますよね。
意味もわかりますよね。
でもこの読み方ってご存知ですか??

「え、そんなことも知らなかったの?」と言われそうな気もしますが、私は、今日の中国語のレッスンでまたひとつ新発見です!
これは中国語で「~より~まで」の意味なのでした。ただし中国語でも口語では使わない格式ばった言い方だそうですが。
日本語の漢文でも「~自り~に至る」と読みます。
(漢文の知識って中国語を習うときに非常に役立ちます!もっともっと学校にいるうちに漢文に力を入れてもいいと思います!!)
辞書を引くとちゃんと「自」の訓読みに「より」という読み方もありました。

 知ってました?

私は「至る」はわかるにしても「自」は「みずから」しか知りませんでした。。。

でも、
「 自:○年○月○日 至:○年○月○日」 と書いてあるとき、この読みは

、○年○月○日、、○年○月○日」

なのだそうです。

 知ってました?

「自:」「至:」はほとんど記号の扱いとなってるのですね。
ほかにも中国語を習っていると、日本の難しい熟語(例:「黎明」)や当て字(例:「檸檬」)が中国語をそのまま取り込んだものであることに日中の言葉のつながりの深さを感じて驚かされることがたびたびです。

中国語を学ぶと日本語についての知識も増えてくるって、とても感慨深いです。

文字が共通ならもっともっとわかりあえるはずなのにと以前から私は、日中(あと香港台湾)が別々の漢字を使うようになったことをとても残念に思っていたのですが、実は日中が同時に漢字を簡易化しようとしたときにぜひ共同作業を、と訴えた人たちがいたのでした。
その声をつぶしてしまったのが当時の日本の首相。。。。

その逸話を見つけたので、次回で紹介したいと思います。


「専業主婦」の言い方

2007年06月08日 | 中国語
-「あなたのお仕事は何ですか?」
-「私は仕事はしてません」

。。。。これが今まで習ってた、私のような専業主婦の場合の受け答えでしたが、ふと「専業主婦」の中国語での言い方を知りたいと思って聞いてみました。

すると『家庭主婦〔じぁーてぃんじゅーふー〕』というそのまんまの単語もありました。でも共稼ぎが当たり前の中国ではこれは「無能な」という意を含んだちょっと失礼な言い方(!!)で今は使わないそうです。

で、現在では『全職太太〔ちゅあんじーたいたい〕』という言い方をするのだそうです。

   全職をこなす奥さま!

なーんと主婦の職務を理解した輝かしい表現なんでしょ!
(あ、ちなみに『太太』は「奥さま」の意。文化革命時には敵視されたタブー表現だったそうです。決して体型を表してるのではないんですよ!!)

ところがこの表現、

 「あの人は全職奥さまなのですって。」

と他人に対しては使うけど、

 「あたくしは全職奥さまザマ~すのよ!」

と自分に対して使うのはおかしいのだそうです。

じゃ、自分ではなんと言うのかと聞いたら、
「私の周りにはそういう人(専業主婦)はいないから、自分で何と言ってるか聞いたことがないわ。」とのこと。(!!!!)

ってことは、もしかしたら『全職太太』は皮肉のこもった表現??
ううむ、やっぱりなんだか肩身のせまい「専業主婦」です。。。。


新しい中国語教室

2007年03月01日 | 中国語
今までの中国語の家庭教師が手を骨折して手術のためにお国に帰ってしまったので、春節が明けて気分も改まったことだし、新しい中国語教室に通ってみることにしました。

マンションの同じ棟内なのでとても便利!
今までは日本語で教えてもらってましたが、ここは中国語を英語で教えてくれるところなので双方の訓練になってお得です。(でも実は冷や汗。。。)
パンフレットに『緒に中国語を学びましょう』なんて日本語が書いてあったのでちょっと不安はありましたが日本語は使わないので問題ない(?)ようです。
実力判定では、私は初級の読みは結構できたけど口頭での質問にはほとんど答えられませんでした。もろに「卓上中国語」。実用段階に達していません。くぅ。。。

見学してみて気に入ったので長女と次男も入れてもらうことにしました。
子供たちは4人までのグループレッスン、私は個人レッスンです。

長男はなぜやらないか?
長男を知ってる方は納得するでしょうが、彼は相変わらず日本語をきちんと覚えることで手一杯な状態。体験授業は受けてみましたが、ピンイン(中国語の読み 仮名)のアルファベットや、日本語と似てるようで違う簡体字(中国の漢字)や読み方に明らかに混乱しているようで、これは学校の漢字テストの点数も落ちる と確信したのでやめておきました。
長男自身も、中国語よりもマンション内の友達と遊ぶために英語の方がやりたいと言うし。

さて私は今年こそは中国語がもっとしゃべれるようになれるでしょうか??
がんばるぞー!!(最初だけ勢いがいいのが私の常です・・・)

中国語の早口言葉

2006年04月28日 | 中国語
教科書なしの中国語レッスン、二回目の今日は昨日の苦い体験からタクシーの乗り方を教わりました。

一緒に仕事をする中国人の言い方を真似て(?)、簡単で短い言い方でいいんだ!という夫の主張と違う丁寧な言い方を教わりました。
こちらでもやはり丁寧な言い方をする方がいいとのこと。
(当たり前と思ったのですが、夫は「誰もそんな言い方してない」と言いますので・・・)


さてそのほかに今日は中国語の早口言葉を教わりました♪
文章を丸覚えしてあとから文法やら細かい意味を教わる方式が好きな私としてはこういう楽しいのは格好の教材です。

少し中国語の心得のある方ならわかると思うので、ご紹介します。

四十是四十。     すーしーしーすーしー
十四是十四。     しーすーしーしーすー
四十不是十四。    すーしーぶーしーしーすー
十四不是四十。    しーすーぶーしーすーしー

意味はわかりますよね。
これを、中国語には不可欠な抑揚(四声)をつけて言います。 
アナウンサーも練習する大事な発音の基礎だそうです。

もうひとつ。

吃葡萄不吐葡萄皮。
不吃葡萄要吐葡萄皮。

ちーぷーたおぶーとぅーぷーたおぴー
ぶーちーぷーたおやおとぅーぷーたおぴー

これは音の可笑しさです。漫才みたいな芸の一節なのだそうです。
ちゃんと抑揚をつけて速く言えれば、どこでも大ウケまちがいなし。

これでもう宴会の余興を請われても困らないぞ!
って、そんな機会はもうないけど。。。


中国語の発音には英語、フランス語と共通点が。

2006年04月26日 | 中国語
同じマンションの日本人の人に紹介してもらって、今日から中国語の家庭教師に来てもらうことにしました。
語学学校で教えていて日本語も堪能な先生です。

先日、その知り合いの家で先生にお会いしたときに使用するテキストも聞いていたのですが、せっかくの現地での個人教授、テキストで文法を習うよりも、どんどん実践的な会話を教えてほしいとお願いしてみました。

すると先生は
「いいですよ。会話は人と人が心を伝えあうこと
教科書じゃつまらない。ビデオやCDじゃ自分を伝えられない。」
と言って意外にもあっさり了承してくれました。
いいこと言うなぁ、先生!

最初の授業は次男の幼稚園の先生に向かって使えそうな日々の挨拶(天気の話題)やどうしても通じなかった買い物での言い方などを教わりました。

どこの国の言葉をかじっても、日本語ほど母音、子音とも種類の少ない言葉を私は知りません。
だから何語を学ぶのでも日本人はまず発音に苦労することになるのです。

中国語もしかり。
で、発音も色々と直されたのですが、、、、、

中国語って英語の「 r 」の巻き舌音があることには習うとすぐに誰でも気づくと思います。
「 sh 」や「 ch 」など「 h 」が入った音も英語に似せた方がうまくいきます。
そして英語のほかにも、フランス語に出てくる発音がいくつもあるのです!
母音の「 e 」 や「 yu 」 、子音の「 j 」 は日本人の苦手な代表格でしょう。
違いのわかりにくい「 n 」と「 ng 」は、後者をフランス語の鼻母音と解釈するととても明解になります!!


若くて綺麗でとても優しい先生におだてられてあっという間に最初の授業が終わり、早速習った言葉を使いたくなりました。
以前「グラム」が通じなかった(スーパー内でも肉や野菜は量り売りなので。)挙句大笑いをされた店に行きました。

「これ(←まだ商品名は覚えられません。汗)を一斤(=500g)ください!」

すると黙ってひき肉を袋につめてくれる店員さん。

通じたぁっ!!!!♪♪♪

もうその場で小躍りしたくなりました!わかってくれた店員さんにバレンタインチョコをあげたくなりました!
ほかでもしゃべった言葉は一度で通じました。相手が言う内容も見当がつくものがありました。
心なしか自転車置き場のおじさんもいつもよりずっと親切な気がしました。(そりゃ関係ないんですが・・・)
やったぁ!!

本や辞書では私は一生懸命「グラム」=「克」を調べて発音練習をしていたのですが、会話ではこちらではほとんど使わないそう。
(価格表示の垂れ幕はグラム表記なのに!)
生きた言葉を教わる重要性を再確認したできごとでした。



それにしても低いレベルで大喜びする私。。。。。。。