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        ドタバタ主婦の北京駐在妻日記。

オリンピック目前にして北京を離れてしまいました。。。

最後の観光

2008年05月16日 | 旅行・おでかけ
4月16日(水)引越しの合間にぽっかり手の空いた3日間の3日目、ハンジョウへ移動の前日でもあり、夫も休暇をとって頤和園へ行きました。

言わずと知れた、西太后が整えた「傾国の大庭園」です。
私は、長女が生まれる前に旅行でちょこっとだけ立ち寄ったことがありました。自由旅行で、時間もなく天候も悪くすぐに引き返さねばならず、この美しい庭園にはぜひまた来たいと思ってました。

子供たちは去年の雨の中の全校遠足で「トイレを借りに行っただけ」状態だったので「悔しいからちゃんと見たい」と言ってました。
(あ、当時次男はまだ幼稚園。彼は北京日本人学校の全校遠足を結局一回も経験できなかったのだなぁ。。。)

願いは聞き届けられ、北京滞在最後の日に、天候にも恵まれ、北京観光コースからはずすことのできない世界遺産でもある頤和園へついに行くことができたのでした。

頤和園は、とにかく広いです。
英仏軍に破壊しつくされても(ひどいなぁ、英仏軍。。)あの西太后が執念で再建したこだわりの庭園です。「借景」なんて考え方はなかったでしょう、周りの景色すべて収まる広大な敷地を我が物にして、独り占めです。
そんな西太后の気分を想像したり、庶民でごった返してる今の様子を見て何て思うだろうなんて考えながら回ると一層楽しいです。

images ←蘇州の商店街を再現した蘇州街。まるで映画村。宦官が店主となり、乾隆帝が庶民になりきって買い物ごっこを楽しんだそうな。皇帝の「ごっこ遊び」はスケールが違うっ!

images ←頤和園のシンボル、石の船「清晏舫」。英仏軍の破壊後に西太后が再建し「天下太平」を意味する名をつけたそう。
その後の中国の激動の歴史は・・・この園内じゃ目に入らなかったかな。

images ←万寿山の木々の間から見下ろした十七孔橋と南湖島。なぜかあの橋の上では盛んに凧揚げが。

images ←杭州の(!)六和塔を模した仏閣山。湖はボートでいっぱい。記念にと奮発してあのドラゴンの遊覧船に乗りました。

images  images  images
↑ベルトで体にくくりつけられた凧糸。すごい糸の長さ。
奥では釣り?いいえ、凧が湖に落ちて手繰り寄せてるところ。
引き上げたらちょうど「金魚」の凧。。。↓
images  ⇒  images

頤和園は世界中から観光客が訪れる場所です。コース旅行に組み込まれた短時間の駆け足見学じゃなく、北京在住ならではの、こうしたじっくり味わう見学ができて本当に幸せでした。

これが北京に住んで最後の観光。
歴史あって見ごたえあって変化に富んでて刺激的で素晴らしい街でした、北京。ありがとう。涙

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行き止まりで人が立ち入らない未整備な場所の廊下一番奥の壁にあった額。
落書きだらけで哀れ。。。。


「歓楽谷」は蜜の味。。。

2008年05月08日 | 旅行・おでかけ
4月14日(月)北京を去る私たちに別れを告げる紙吹雪のような(自意識過剰?)柳じょ(→過去記事「雪ではありません。」)が舞い始めました。
「主婦業休業」の第一日目は美容院へ。(→過去記事「そしてビヨウイン」)

4月15日(火)この日は子ども達と行こうと言っててまだ行ってなかった「北京歓楽谷」へ。
歓楽街じゃありません、遊園地です。
面積56万㎡の広大な敷地(TDLが51万㎡)に「ワイルドフィヨルド」「アトランティス」「エーゲ海」「失われたマヤ」「シャングリラ」「蟻の王国」の6つのテーマ別アトラクションを揃え、子どもも大人も楽しめる施設です。
絶叫マシンばかりが宣伝されてたのでそういうのが苦手な私はちょっと心配だったのだけど、子ども向けの小規模もの(「絶叫」じゃなくて子どもの「歓声マシン」とでも言うかしら?)があったり穏やかなアトラクションもいっぱいあって安心。

平日だからすいてるだろうと期待して行ったら、確かに園内を歩く人は多くない印象でしたが人気アトラクションにはずらっと行列ができてて軽く1時間待ちでした。
さすがすいてても人口の多い中国北京。

そんな行列アトラクションの中で子ども達がどうしても乗りたいと言ったのが「愛琴港(=エーゲ海)」エリアの「奥徳賽之旅(=オデッセイの旅)」、要するにウォータースライダー(要してない!)です。

このウォータースライダーが、中国ならでは(?)のクセモノでした!

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左:「エーゲ海」エリアを上空から。「オリンピック広場」の両脇に小スライダーと大スライダーがあります。※写真はすべてクリックで拡大。
中:「オリンピック広場」。古代現代とりまぜたギリシャの街並みを再現してます。
右:待つ人の列。知り合いがいればこんな柵でも乗り越えてどんどん前に入っていきます。団体でうちの子供たちはプンプンでしたがほかの人は別段気に留める様子もなく、自分の順番が遅れるというのに誰ひとり嫌な顔もしません。「ツテがものを言う社会」はここでも健在!

images ←薄っぺらなビニール合羽を一枚5元で売ってます。高い!でも買わないとひどい目に。。。

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この写真は、最初に小スライダーをすべり降りて水しぶきが上がってそれがおさまって「ほっ」としたときに前方顔面の高さの噴射口から浴びせられる水噴射!舟が隠れてしまうほど激しい!(クリックで更に拡大できます。)予期してないのでモロに顔面直撃。しかも私と子ども達、最前列でした。。。。
びしょびしょ。合羽、意味なし!

このあと舟は見物客のいるデッキの下をくぐっていくのですが、こともあろうにデッキに水鉄砲が備え付けてあって見物客がこちらを狙って上から水を噴射してくるんです。撃たれるがままの舟上の乗客。。。くやしっ。

次の大スライダーでは水しぶきが全部見物客に降りかかるようになってます。逆襲!はっは。

images ←しかーし、見物客もわざと濡れて喜んでます。水よけのガラス張りの小屋もちゃんとあります。
ハッ、最前線で水を浴びてる小さな二つの影はうちの息子どもっ!


images ←濡れた人たちはこんな格好になってシャツをジャージャー絞ってました。

で、観客に水を浴びせ、舟は乗降地点にもどります。その直前のコース横に既に舟を降りた人たちが出迎えてくれる窓がありました。歓声を上げながらこちらに手を振ってます。
健闘をたたえてくれてるのかと、こちらも思わず笑顔で手を振り返したら、そこに・・・!(ネタバレ防止のため書きません。って、バレバレ?)
爆笑する見物人たち。。。。。知ってたのねっ!!くやしくやしっ!!
あたしも後から来る人を同じく笑ってやるーっ!

降りてから知ったのですが、写真の最初の水噴射も見物人がお金を払って仕掛けたもの、デッキからの水鉄砲も有料。つまり見物人がわざわざお金をかけてこれでもかと舟上の乗客を水攻めにするんです!
誰もお金を入れなければそのときの乗客はその分濡れ具合が軽くて済みます。
なんてこと。。。。

合羽を着てても顔、袖口、裾と足元はぐしょぐしょで、中までしみこんできます。。。合羽の内側に入れてた荷物も。
娘は合羽の肩口が破れてTシャツもびしょびしょでした。
知ってか知らずか合羽を着ない人も多く、男性は舟を降りたその場で服を脱いでジャーと絞ってます。ズボンまで脱ぐんですよ!
女性はさすがにそこまでできず、服を着たまま裾だけ絞ったりして寒そうに歩いて行きました。外ではすかさず化粧直ししてる人も。着飾ってる人は大変。

しっかし。。。。
悪意を感じました!

こういうアトラクション、


最高♪


「他人の不幸は蜜の味・・・・」
日本じゃ人に水かけて喜ぶなんて、無理だろうなぁ。。。


あっ!「オデッセイの旅」って、ウォータースライダーと関係してるんじゃなくてこの悪意に満ちた苦難な旅路のこと???
※世界史で習った「オデュッセイア」の筋を私はよく知りません。全く違ってたら許して!


間に合うか?!

2008年04月07日 | 旅行・おでかけ
日本から北京に戻るときの話も成田で止まっていて、機内のことや新たにオープンした、単独ターミナルでは世界最大の北京空港第三ターミナルのことも報告したかったのに、今は空港の話題は心臓がキューっと縮まるのでやめときます。。。

今回の3日間のハンジョウ滞在で1日目はマンションを5軒見て回り、それ以前に夫が観た分も相当あったので子どもの遊びやすさと買い物しやすさを優先して決定しました。
息子たち、遊び足りないと夜寝ません。
なのに中国では小学校の子どもが外で遊ぶという状況はまったく考慮されてません。

小学生は宿題が多く「夜まで勉強」が普通なんです。
日本はそういう国とこの先競争していかないといけないのです。
大丈夫?  (と言いつつわが子は塾にも入れず、放置ですが。)

というわけで「小学生が遊べるマンション」とか「遊べる公園」とかがなく、この広い中国大陸で「遊び場がない」という意外な悩みを抱えてしまうわけです。

北京では不自由なく供給されてたお湯も杭州ハンジョウでは家ごとになんとかしないといけません。給湯器の能力に大きな差があって、5人でお風呂に入ることを考えると十分とは言い難いところが多いです。
だいたい、風呂釜もついてない家が多いです。

というわけで今のマンションに比べたら広さもうんとせまく階も下で見晴らしも違ってしまいますが、なんとか決定してきました。


 * * * * *


二日目は車で30分以上離れた工場、学園地区にある新しい日本人学校を見学しに行きました。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/76/cd523b88fc013c6d5b9798a5dbf7d0ce.jpg

逆光で透けて見にくいけど、完成予定図。
どうです!この立派な校舎!!校庭!!!



 で、



images ←現在の校舎。

images ←現在の廊下。

images ←現在の体育館。

images ←現在の中庭。


案内してくれた事務局長さんの話:

「今のこの状態だけ見ると不安でいっぱいになることだろうと思うんですよ。」・・・・・・(思う思う!)

「ですが2週間前から今日までの進み具合をみればこりゃなんとかなりそうだぞと。」・・・・・・(2週間前は、、、骨?)

チャイナマジックです!」・・・・・・(そ、それって、怖いんですけど!)

この事務局長さんは在中8年の中国通の頼もしい方です。
さてこの工事、はたして開学までに間に合いますやら、はいハッた!


 * * * * *


そして3日目、北京に戻る日です。。。。。     つづく。


夢の?悪夢の?寝台列車

2008年04月06日 | 旅行・おでかけ

昨日、杭州から北京に戻ってきました。杭州を出たのはおとといです。

15時間(←杭州-北京ノンストップ直行便で。)かけて、寝台列車で戻ってきました。それでも戻れた喜びでいっぱいです。
空港まで行ったのに飛行機に乗れず一時はどうなることかと思いましたから。

images ←杭州駅待合室。列車ことに待合室が決まっていてここで乗車時間が来るのを待ちます。こんな待合室がいくつもあるのですから、駅は広いです。2時間ほど前に入りましたがすでにかなりの人がいました。ここに入る前に荷物はX線検査にかけられました。

images ←時間が来るとアナウンスがあって待合室の客が一斉に動き、列車に乗車します。乗車口ごとに女性の駅員さん(?)が
「きをつけ」の姿勢で立っていて客が乗るときは切符をチェックし、乗車の手伝いをしてくれました。

images images images 
↑「硬臥車」というのは「硬いベッドの車両」ということです。その上のクラスには「軟臥車」、下には「硬座車」があります。「軟臥車」にもベッドが1段と2段のがあります。
「硬臥車」は3段ベッド。

images images ←段によっても料金が違います。もちろん最上段が最安。我々は最上段でした。はしごがないのでよじ登るのが大変!
どの段でも起き上がると頭がつかえます。最上段では窓からの景色がまったく見えません。
エアコンはしっかり効いてました。
「『硬』臥車」というからどんな硬いベッドかと思ったけど大丈夫でした。
中国の三等車といったらどんな人たちが乗るのかと思ったら皆こぎれいで、むしろブランド靴なんか履いておしゃれでした。
日本で風邪をひいて以来体調が悪く、歩き回りもしてクタクタに疲れていたのでこんな快適に15時間もベッドに寝てられるのはありがたかったです。
揺れもわずかで寝心地は良かったです。

images ←15時間ずっとベッドの人もいたけど通路には折りたたみの椅子があって腰かけられます。午前3時に目が覚めてトイレに行ったときには一人だけ腰掛けてました。私もしばらく窓の外の景色をながめ、それからベッドに戻ろうとして番号が見えないのであせりました。ベッド番号は部屋の中に書いてあり、真っ暗で読めないのです。仕方ないので端から数えて自分の部屋をさがしました。

images images images
ほとんどベッドに臥せてたのとカメラの電池切れであまり撮らなかった車窓からの風景。感心したのはどんなへんぴなところでも必ず人の姿を見かけたこと。「こんな岩山で何してる?」「こんな広い大地を徒歩でどこへ向かってる?」「なぜこんな不毛なところに住んでる?」とそれぞれに聞いてみたかったです。

images ←到着した北京駅は改装中でした。今年から祝日に加えられた清明節のさなかでもあり、かなりの人で混雑してました。


というわけでたどり着いた北京。清明節なのに切符がとれてよかった!
杭州-北京直行なんて便利なのがあってよかった!

一度中国を列車で旅してみたいと思っていたのですが、こんな形で実現するとは。
なぜ飛行機に乗れなかったか。あまりに恐ろしくて自分の口からは言えません。
当ててみてください。
次に引越しで杭州に行くときも列車・・・・かもしれません。


強運?悪運?

2008年04月01日 | 旅行・おでかけ
4月1日です。
ちょうど2年前の今日、私と子ども達は飛行機に乗ってこの北京に移り住むためにやってきたのでした。

夜到着の便だったので空港からマンションまでの道のりは景色が見えず道路だけオレンジの街灯に照らされ、右側通行ではあるものの車の走る様子は日本とさして変らず、道路標識も日本とちょっと違う簡体字ではあってもそれまで体験したアルファベットやらその他読めない文字の国々ほどの「外国っぽさ」がなく、翌日からの生活の期待と不安も混じり私はなんとも不思議な感覚に包まれていたのでした。

あれから2年。
北京を好きになろうと頑張ってきたのに、←ん、この表現はきれい過ぎて嘘だなぁ。私が勝手に何もかも珍しがって面白がって、そして何よりも周りの人たちが本当に本当にいい人たちばかりで助けられてばかりで、そのおかげで北京で楽しく過ごせた、が正解だな。なのに、たった2年で離れることになろうとは。(まだ言う・・・)

まぁ引越し続きは昔からだし、これが運命なら楽しむが勝ち!


 * * * * *


で、昨日の「旅」。
横浜駅から成田空港までのリムジンバスに乗るときに航空会社のカウンターで聞いたら、その航空券は「Eチケット」なので(厳密には「航空券」じゃない。)乗る飛行機と券の番号がわかればだいじょうぶだそう。(ほんとうに「いい」チケット♪)
念のためにと言って子どもたち3人分の券の記載面を実家にFAXしてくれました。

一時は頭真っ白になって地面に座り込みたくなったけど、これですっかり安心して、バス内では熟睡。

途中渋滞とかしたはずだけどまったく気づかずあっと言う間に空港に到着。(本当は予定時間より長くかかった。)

空港でまた、ちょうどこの日に帰国してきた友人に会って1時間ちょい話し込み、搭乗時間ギリギリだぁと急いで出国審査の列に並んだら搭乗口で待ち合わせだった夫とそこで会いました。
(この日、私は私の実家から、夫は夫の実家から成田空港まで来たので。)

出国審査の長ーい列に並んでいると、空港職員さんが出発の迫ってる便名のボードを掲げながらだまって列の間をゆっくり歩いていきます。その便の乗客を呼び出しているのです。

ギリギリとは言ってもまだ呼び出されるほどではないことに安心するやらちょっと残念に思うやら。
だって「その便に乗ります!」と名乗り出ると「こちらへおいでください」と列を抜けさせてもらって別の窓口で手続きを受けて先に通してもらえるんですから。

なぜ知ってるか?そーゆー経験があるからです!子どもの頃。
放送で名指しされた記憶もあります。ドゴール空港。
母と一緒に名乗り出ると空港職員はにこやかに「こちらへどうぞ♪」と言いながらもトランシーバーで「○○様、いらっしゃいましたー。」と報告し、すごーい早足で搭乗口まで案内してくれるのです。
そのときは空港に来るのが遅かったわけではなく、空港で受け取るはずだった荷物が遠く離れた別のターミナルにあり、大焦りでバスに乗って取りに行ったりしてたのでした。

思い返せば子どもの頃からいろいろピンチに立たされてきて、そのたびにどこからか救いの手が伸びてなんとか大事にならずに済んできたような気がします。これも私の強運??


    * * * * *


さて、明日から杭州へ行って家を決めてきます。

♪あわてんぼうの歌

2008年03月31日 | 旅行・おでかけ
今回は短い一時帰国で、今日、私と夫だけ北京に戻ってきました。
ご連絡もできず過ごしてしまった皆々様がた、本当に失礼してしまい、ごめんなさい!

子どもたちは我々が杭州の家を見に行って戻ってくるまで日本に残っています。
短い滞在だったけどミッションいっぱいで忙しい帰国でした。
そして今日だけでも書きたいこといっぱいの忙しい旅路でした。

今日のことは順に書いていくとして。。。


まず、今日の出発。小学校のときに習った歌を思い出しました。


「あわてんぼうの歌」
(まど・みちおさんの作詞だそうです。)

あわてんぼうの おつかい
用事(ようじ)も きかず
あわてて かけだす
タッタッタッタッタ
一丁目の かどで
気がついて かえる
用事は なんだっけ
タッタッタッタッタ

あわてんぼうも 二度目は
用事を きいて
あわてて かけだす
タッタッタッタッタ
二丁目の かどで
気がついて かえる
お金を もってない
タッタッタッタッタ


で、今日の出発。全然↑の曲には合わせてないので歌わないでいいです。


#あわてんぼうの旅立ち パスポート持って
あわててでかける タッタッタッタッタ
一丁目のかどで 気がついて帰る
子ども達のパスポート持って来ちゃった 
タッタッタッタッタ

#あわてんぼうの二度目は パスポート渡し、
あわてて出直す タッタッタッタッタ
電車の中で 気がついたけど戻れない
子ども達の航空券持って来ちゃった 
ジャジャジャ ジャーーン!



そんな、旅の始まりでした。。。。

パンダの北京動物園

2008年02月25日 | 旅行・おでかけ
先々週末、北京動物園に行ってきました。

北京動物園と言えばパンダ!
動いてるパンダは開園一番に行かないと見えれないと聞いていたのでそれを目指したのですが、いつものように出かけるのが遅れたり路線バスを使ったら見込みをはるかに越えて1時間もかかったりで動物園着が11時近く。

images やっぱり寝ちゃったパンダ。それでもガラス越しに至近距離で、呼吸でお腹が上下する様が見えると子どもの昼寝を見てるみたいで可愛い♪
こんなパンダでも見物客は皆競って写真を撮ろうとしてたので、この一枚もじっくり順番を待ってようやくガラス前にたどり着いて撮った一枚。

images 外の運動場にはかろうじて一頭まだ食事中のパンダがいました。どこだかわかります?・・・ってパンダって結構目立つのね。
(写真はどれもクリックで拡大します。)

images  images  images
次に行ったのは園の西側に広がる鳥類のエリア。半分凍ったこの池には実に様々な鳥がいました。見たことない模様の鳥からおなじみのカラス・スズメ・なぜかカモメ(ウミネコ?)まで・・・。
右の写真の大きな鳥はペリカン。翼を広げると優に2m以上になり、この重そうな体で飛び立って空を舞う姿は大迫力!
みな羽がつやつやして美しく、それを狙う大きな望遠レンズのカメラマンたちが大勢池をとりまいてました。カメラマンと言っても一般のおじさんたち。あんな立派なカメラを持った人が珍しくないのですねー。

鳥と人間の観察が面白く、ここで随分時間を費やしてしまいました。

images これは土地を湿地に改造する大工事を紹介するパネル。

そしてその後ろに広がっていたのは、、、、


    ↓ ↓ ↓


https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/41/fe0bfd96ef419f340a53eaf1e490c8bd.jpg
水が流れた跡のある、「元湿地」?


どの動物も広々した敷地で飼われ、よく人に慣れてました。みな勝手にエサをあげてしまうからです。動物用のエサでなく、自分が持ってる食べ物を何でもあげるので「えっ!」と思うのもありました。ケチャップつきのポテトフライとか・・・。
動物の檻には「健康のためにエサをあげないでください」って書いてあるのですけどね。

動物園に行ったのに動物の写真がほとんどありません。人がいっぱいいてうまく撮れなかったのと、園内が広く、先を急がないと全部回れなくなりそうだったので。

そんな中でほかに撮ってきた写真といったら、

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/e2/abc9ba02d562a9336a7f2f9441623b1a.jpg お兄さんたちのロバのリュック♪
お兄さんが走るとロバも背中で手足を横に振ってキュ~ト♡!片方のお兄さんはとっても美しい彼女連れでした。(写真では肩に手をかけてるでしょ?)どうも男3、女1のグループ。私ったら何を観察してるんでしょ。

それから、

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/0f/ac591accb3b44f82f2ec721377bb94c5.jpg お池の金魚。・・・ではありません。
空とぶ金魚!凧です。。。
尻尾がひらひらと、本当に泳ぐ金魚のようでした。


広い広い園内を新しいブーツ(前のは壊れた!)でまわり、最後は足が攣りそうなほど疲れて、帰宅しました。
でも、堪能できてよかった!

氷点下で水着露天風呂

2008年02月11日 | 旅行・おでかけ
「温泉に一泊旅行に行こう」と誘われて行ってきました。
誘ってくれたAさん(仮称)は私と同じく大勢でワイワイガヤガヤが好きな人で、今回は総勢13人。
中国語が不自由なのは我が家だけです。でもほかの人が日本語でしゃべってくれました。

行き先は北京郊外の「小湯山」付近の、別荘地が並ぶ宅地の中にある『北京東方容和培訓中心』という研修センター。
今回は観光もイベントも何もなく、この研修センター内でゆっくり休むか付属施設で目いっぱい遊ぶかの一泊となりました。

付属施設とは、、、、
プール、卓球、ビリヤード、台球(台の上でのカーリングのような遊び)、麻雀、囲碁将棋、ボーリング、テニス、バスケット、バドミントン、スカッシュ、射的、弓矢、ゲーム機などなど。。。
他の季節なら釣りや果物狩りもできるようです。

https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/68/fd16e9cb6d39dbd08d94e9014227b616.jpg
↑部屋から見下ろした体育館。その隣に見える庭園に露天風呂が数釜。。。

しかーし、着いたときにはどの施設も照明が消えて閉鎖されてました。係員に言って一つ一つ開けてもらわねばなりませんでした。
何やらあれこれ言い訳されて開けてもらえないものもありましたがあとから中国人の団体がやってきたらすんなり開放してました。
まだまだ交渉力が足りないみたい。。。。。。くぅ

露天風呂は予約制で一釜を一晩借りる家族風呂です。
一晩と言っても最初に熱~いお湯を張るだけであとは氷点下の外気で冷めていく一方。ようやく脚を入れられる熱さと思って入ったら既に足元のお湯は冷たく冷えてました。

images ←5人も入ればいっぱいの家族風呂。

お風呂と言っても水着着用です。
隣のお風呂が丸見えです。
ビキニの女性が何人もいるこちら側を、隣のお風呂の男性がまじまじと見てました。

お風呂の脇で子どもたちは花火。
元旦から上がり続けてる打ち上げ花火ではなく 日本のような 手持ち花火と地面に置く噴出し花火。
日本のような・・・・・と思ったら大間違い!

手持ち花火は長さ1mくらいあって1分くらい持続します。
噴出し花火も高さ10cmほどで大したことないと思ったらかなり強力で火の粉が広範囲に飛び散ってみんなでキャーキャー言って大騒ぎ。
火薬の量が全然違うのでしょう。

そんなこんなを眺めながらみんなで楽しく長時間お風呂につかっていたら、湯温は十分でなくても結構体があたたまりました。
湯から上がってバスローブを羽織って宿泊施設まで中庭を横切ってて小走り!!
隣の釣堀はカチンコチンに凍った氷点下。
それでも意外と平気でした。


翌日起きたら体中がひどい筋肉痛!バドミントンのせいです。
次男は熱が上がって起き上がれないほど。疲れたのでしょう。
ゆっくり休んで昼前に帰りました。


東嶽廟の新年廟会(縁日)

2008年02月09日 | 旅行・おでかけ
初詣代わりに縁日に行ってきました。
去年は公園二箇所(地壇公園と朝陽公園。→去年の記事「春節!公園の縁日」)に行きましたが今年は道教の祈祷殿「東嶽廟」。

images ←門の外には消防車と救急車が待機。爆竹対策?警察車両も数台ありました。今年の北京は特に警戒が厳しいそうです。すべて「オリンピックイヤー」の実績作りのため。

images ←中の様子。(門の前は舞台がしつらえてあって写真が撮れませんでした。)通路両側の赤い幕に見えるのはぜーんぶ願い事を書いた札。日本の「絵馬」みたいなものです。

images ←この祈祷殿の敷地内は荒れ放題で放置されていたのを1995年から修復を始めたそうです。ここは新たに木をはめこんだばかりの部屋。落ち着いた感じでなかなかいいです。

images ←塗装が終わると中国っぽくこうなります!これも美しいけど目がチカチカしてきます。木目のままがいいと思う私は日本人♪

images ←観光地が修復中だと仕切り幕にも色々工夫がされています。これはいかにも周りと同じ壁風を装ったビニールシート。上部の瓦と下部のレンガは印刷ですよー。

images ←お供え物の「財神」。ローカルな食堂の神棚にもまつられてるのを見ます。とにかく金ピカでまぶしい!

images images images images
↑道教がどういうものか知識不足なのですが、これらはどうやら閻魔様のいる裁きの場?(別の展示室には地獄絵図の掛け軸もありました!)このような等身大の人形が並んだ小部屋がずらーっと続いてるのです。部屋にはそれぞれの名前もついてます。そえぞれの部屋の前にはお線香が備えられてます。これらに向かって手を合わせて拝んでる人もいました。
これが何を意味するものなのか、要調査です。。。
どなたかご存知でしたら教えてください。

images ←中庭では様々な縁日や催し物が。これは中国式のうす。本物のお米をひいています。

images ←中国の伝統的な娯楽装置、のぞき動画。箱のわきに銅鑼や鐘がついてて日本のチンドン屋さんみたいに呼び込みしながら演奏してます。

images ←警備員さんが射的してます!よく当たってました!

images ←輪投げで獲得した大きなラジコンカーをかかえた警備員さんもいました。勤務中じゃないのぉ~?

images ←今年のえと、鼠の人形など民芸品を売る出店。鮮やかな色彩が美しいです。

飴菓子を作る屋台を覗いたらおじさんに「どこの国の人?」と聞かれました。いつもこの質問にはちょっと緊張するのですが、「日本人」と答えたらおじさんも、一緒に飴を作ってる奥さんらしいおばさんも満面の笑顔になって色々話してくれました。商売柄かもしれないけど、嬉しかったです。もちろんその飴買って帰ってきました♪


航空博物館

2008年02月03日 | 旅行・おでかけ
日曜日には出来上がったばかりのオリンピック水泳競技会場「水立方」にぜひ入ってみたいと思い、ちょうど開催中の『好運北京』競泳を見に行きました。
ところが考えることは皆同じだったようで、すでに切符は売り切れ。入れませんでした。
(『好運北京』会場まで行って入れなかったの、3回目。。。)

なので行き先を変更して、北京郊外の「航空博物館」へ。
「水立方」から車で45分ほどでした。
入場料大人50元(約750円)小人25元(約375円)。高っ!

images ←戦闘機がズラーリ。
images ←ミサイルもズラーリ。
images ←鎖の台もミサイルの形。長男が飛び越えようとしてひっかかって痛がってました。。。

images ←飛行機で運ぶ(?)軍用設備車の展示もいっぱいでした。ジープとか地対空砲とか投光器とかこーんなアンテナとか。
鳥の巣がかかってました。のどかな光景です。。。

images ←旅客機展示コーナー。とにかく広~い。

images ←毛沢東の専用機。狭い中に入るだけで別料金5元(約75円)/人とられました。

images ←山の中をくり抜いた広大な格納庫のような展示館。両側にズラっと小型飛行機が並んでいるのです。広い!
いつもなのか人が少なかったせいか点灯してる照明が薄暗くてパネルが読めないほど。この写真ではあとから明るく加工処理しました。

images ←↑の展示館は右側に見えてる山の中をトンネル状にくりぬいて作られてました。
でも外の展示場はもーっともーっと広かったです!ふー。

images ←端っこの方まで来るとスクラップ機がそこここに放置されています。この博物館、使用済み航空機の放置場という感もなきにしもあらず。。。とにかく機体の数が多いので。同じ機体もいっぱいあるので。

images ←展示館の山を遠くに臨む。歩いた~。

ちなみに夫はかなりヘビーな飛行機(軍用機)マニアです。
全機、すばらしく詳しく解説してくれました。
ソ連とアメリカの軍用ヘリが並んでる場での両機の開発の逸話とか、解説がつくと緊張感があってそれなりに面白かったです。。。


司馬台長城

2007年11月12日 | 旅行・おでかけ
忙しい週末の最後のイベント、密雲経由司馬台長城に行ってきました。

密雲ダムは我が家から一時間ほどで行ける、北京城市の水がめですが近年は雨が減ってダムの水量も減る一方。
むき出しになった河岸(「ダム岸」?)は痛々しかったですが、それでも子どもたちから見るとこのダム湖でも「どこが減ってるの?広いじゃん」だそうです。。。

この密雲で昼食を食べました。
一番美味しかったのは農家の採れたて野菜を生のままムシャムシャ食べるの!井戸水でよく洗って冷えていて、味噌をちょっとつけて食べます。白菜も生でパリパリしてておいしい!
唐辛子の「当たり」を食べたときには頭を爆破されたような衝撃でしばらくしゃべることもできませんでしたが・・・。
他の料理では、ダムの魚(←「水庫魚」と呼ぶそうです。)が特色あるようですが、時間かかるというのでこの日は食べず。
代わりに「魚肉の麺」と言うのを注文してみたらかまぼこを麺状にしたものでした。

images   images ←食堂と「かまぼこ麺」

腹ごしらえをしてからもう一時間ほど行って司馬台に到着。
北京城市から日帰りで行ける万里の長城には「八達嶺」と「慕田峪」とここ「司馬台」の3つのコースがありますが、司馬台が一番遠く、観光地化しすぎてなくて人も少なく、山歩きが趣味な夫の運転手さんイチオシのコースです。

入山料を払って長城までの緩やかな山道で早くも息が上がる私。
紅葉も終わって気温は低いけど汗びっしょり。
いよいよ城壁の上に出て長城歩き開始。谷底の湖から尾根伝いに(トップの写真)一気に山を登るので崖のような急階段、急坂!
5分もしないうちに呼吸も心臓も最高ピッチになって「最後まで登れないかも・・・」と暗い予感が頭をよぎります。(あんまりきつくて写真撮るのも忘れてた。)
なのに子どもたちは子猿のように元気!!!!
どんどん行って、たまに心配してくれて戻ってきて、また駆け上がって行きます。アンビリーバボー!!

images ←トップの写真のダムを長城から見下ろす。

images ←湖の向こう側の長城を歩いて5時間で「金山嶺」まで行けるそう。ぜひクリックで拡大して見て!

images ←長城の下は断崖絶壁。

山の上まで上がると傾斜も緩やかになり、あとから夫も追いついてきて最後はめでたく家族全員でコース先端の12番目ののろし台(その先は未修復で進入禁止。)まで行くことができました。

images ←岩がむき出し。下りも大変。。。

images  images ←上に見えてる尾根を歩いたのでした。

下りは8番目ののろし台の下からケーブルカーとロープウェーを利用しました。おかげで下りに弱い私も翌日はまったくの筋肉痛知らず!
景色もきれいで、秋の良い山歩きになりました。♪

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日本の技術の科学館

2007年11月04日 | 旅行・おでかけ
以前から看板を見かけて興味のあった朝陽公園の中にある「Sony Explora Science 光と音の科学館」に行ってきました。


良かったです!!!



すべてが体験型の展示で、最先端技術を使って光と音の不思議を体で感じ、原理を知って遊んでしまおうという意欲的な科学館です。
光や音そのものについて学ぶというよりは人がいかに光や音を認知するかに主眼が置かれてるところに「装置を研究する企業」が作った科学館ならではの楽しさが存分に発揮されてました。
それが日本企業であることがちょっと、いえかなり誇らしかったりして。。。。

この科学館に入場するとまず一人ひとりにIDカードが作られ、その中に名前や言語などがインプットされ、ひとつひとつの展示に設置されたモニターにかざすとちゃんと日本語での説明が出てくる仕組みになってます。他に中国語、韓国語と英語の選択肢がありました。

館内には説明員もいっぱいいて、中には日本語ができる人もいて、装置の使い方や仕組みを解説してくれます。こういう専門用語は意外と書いてくれさえすればわかる言葉が多く、中国語の解説を聞いても頭で必死で漢字を探し、あるいはどう書くか聞いたりして結構参考になりました。
子どもたちも説明員さんに手伝ってもらって装置を動かし、そこに現れる不思議な現象に目を真ん丸くして大歓声!気味悪くて思わず飛びのいてしまうような「不思議」もありました。

科学の力、素晴らしい!

今の時期は週替わりで日本からの実験専門家による演示実験が行われてます。
会場ホールは中国人でいっぱいでしたが、日本人学校で案内されたこともあって日本人もチラホラ来ており、実験者が客席から聞こえる日本語にびっくりしてました。
今日は空気についての実験。
掃除機の力で人を持ち上げてました。持ち上げる前に体重を聞かれた観客の若い女性、「65kgです。」って。。。。。。私(155cm)と変わらないくらいの身長なのに、正直!

展示の中で私が気に入ったのは、手で影絵を作るとスクリーンがその形を認知してカニならカニの画像、蛇なら蛇の画像を映し出してその画像がスクリーン内を縦横無尽に動き回るというもの。まるで自分の手で魔法を使って生き物を出したようで面白かったです。

もうひとつは、左右二つのスピーカーが別々の内容をしゃべり(日本語)、視線をそのスピーカーに向けるだけでその内容がよく理解できるようになる、という人間自身の特性。頭全体を向けるのじゃなく、視線だけ。つまり視線と集中力の効果の体感です。
ボタンを押すと二つのスピーカーは二つの内容を重ねた同じ音声を流します。そうすると声はスピーカーからじゃなく二つのスピーカーの中間の位置から聞こえ、内容は全く聞き取れなくなります。
不思議~!

これまで行った北京の博物館はどこもガラガラでよかったのですが、ここはいつも賑わう公園の中という好立地もあるのでしょう、かなりの人が入っていました。
でも音の実験では他の音は邪魔なことがあったりして、できればすいてるときにまた行きたいです。

鉄道博物館

2007年10月29日 | 旅行・おでかけ
濃霧&雷雨の翌日は寒気が入ったらしく強い北風がビュービュー吹いて霧も雲も吹き飛ばし、この青空!

そんな中、先週見つけた(→過去記事「郊外へサイクリング」)電車博物館に行ったのでした、

   自転車で!    images

子どもたちは薄いウィンブレで寒そう。私はダウンジャケットに手袋の完全防備です。

images ←博物館名の表示があるのはこの門だけ。近くの人に道を尋ねても「知らない」と言われます。道路からずっと見えてた博物館もこの門からは遠くて見えません!タクシーで行く場合ここで降りちゃだめです。

この鉄道博物館は3年ほど前に立てられたようで、建物の外観はベニア板が剥がれまくってボロボロなのですが中はきれいでした。
建物真ん中付近に入り口があり、そこから入って右側にはかつてこの大陸を駆け巡った蒸気機関車が大量に展示されてます。
もう片側にはディーゼル機関車や客車が。
乗り込めるようになってる車両が多く(ただしプラットホームじゃなく床から上るので大変。)、ボタンやレバーも動くので楽しいです。マニアには垂涎物でしょう。

images ←中央に華々しく並んでいるのは「毛沢東号」と「朱徳号」。

機関車はとにかく巨大です。25mプールよりも長いのがいっぱい並んでるのです。高さだって二階建ての建物くらいでしょう。カメラに収まりきりません。

images ←全長29mでひとつの車両!!

機関車の生産国は中国のが多いですが次いで日本製も多かったです。
他にアメリカ、イギリス、ベルギー、フランス、ソ連など、色々でした。

images ←上の「朱徳号」の説明。日本製です。ハルピンを走っていたらしい。

機関車には詳しくない私も「客」にはなれますから客車が「硬座」「軟臥」「硬臥」「公務車」と並んでたのは興味深かったです。「一等、二等・・・」みたいな表現は使わないところが一応社会主義国の配慮なのでしょうか。
かつてどんな思いでこの車両が作られ、どんな思いで人々が乗っていたのだろうと想像すると、感慨深いです。

images images ←「公務車」の中。広い!

images ←3段ベッド(?)の「硬臥車」の中。揺れたら落ちそう。

製造年を見ると十分私が生まれたあとのものもありました。
もう博物館入りするほどの年月が経っているのね。。。。
実際に乗ったという人はどんな思いでこれらを見るのでしょう。
私も鉄道の旅をしたくなりました!

日本人幼稚園の遠足の行き先のひとつとも聞きましたが、日本からの観光コースに入れてもいいと思うほどの規模でもありました。

北京 鉄道博物館」で検索するとすごーい数がヒットします。
ご興味ある方はどーぞ。

おまけ写真:
images ←現役線路脇の注意書き。「命が大事なら線路から離れるように。」

images ←先週の鉄塔はここまで進みました。のけ反った姿勢で作業したりしてるので見ているこっちの背筋の方が凍ります。左上の黒いのはカメラの汚れです、すいません。。。


「パリは遠いから世界公園へ♪」(違!

2007年10月10日 | 旅行・おでかけ
国慶節連休の金・土曜日は朝からあいにくの雨でした。
友達と約束してた「世界公園」へのおでかけは日曜日にようやく実現。
晴れはしたもののこの日は強風!雨のあとで一段と気温も冷え込んだ感じでした。

世界各国の有名な建築物が集められている「世界公園」は、北京南西の四環路外にあります。
車のない我が家は友達(中国人ママさん二人)のアウディとトヨタに分乗させてもらいました。大人4人子供6人の総勢10名。

ママさんのうちの一人が「こんなに子供が多いのは初めて!」と言いました。この日が初対面だったそのママさんは夫婦とも中国人で、今の中国では子供が親より多いことってないですからね。
もう一人のママさんは日本国籍で子供二人います。
うちは子供3人です。。。ほんと、お世話かけました。。。

世界の建築物の模型はほとんどが十分の一サイズ。かなり大きいです。それが広大な公園のあちこちに配置されてます。

images images images images
左から:マンハッタンの摩天楼街、ビッグベン、タージマハル、アンコールワット

images ←ピラミッドの脇なのに寒そう!
images ←ピラミッドの近くにあった、干上がってしまった池の魚(?)。乾燥度はエジプト並み??

images images ←左:凱旋門に寄りかかる。右:ピサの斜塔を押さえる。次男、斜塔でなくおばちゃんを押してしまいました・・・失敗。

この公園で、知られた建物の中国語表記を見るのも面白かったです。

白宮 ・・・ ホワイトハウス。

埃菲尓鉄塔 ・・・ 〔あいふぇぃるてぃえたー〕と読みます。エッフェル塔のことですが、「エッフェル」を英語読みした「アイフェル」の音訳になってます。

大本*(*は金へんに中)・・・ ビッグベン。大〔だー〕は意訳、本〔ベン〕は音訳、*〔ぢょん〕は時計の意訳。

新天鵝湖城 ・・・ ノイシュヴァンシュタイン城。全部意訳。

泰姫陵 ・・・ 〔たいじーりん〕インドのタージマハル。姫〔じー〕が音と意味と両方表していてお見事!と思いきや泰「たい」はタイのことなのでむしろ誤解されかねません。

これらは表記を見て推理できた例。漢字がわかる日本人ならではの楽しみですね~。
一方、公園内で案内を頼んだガイドさんが中国語しか話せないので一人のママさんが和訳してくれたのですが、学校の第二外国語で習っただけにしてはほとんど日本人と思えるほどペラペラの日本語を話すそのママさん、面白いことに日本語での国名はほとんど知らなかったよう。
なので逆に中国語で国名を言われて「日本語で何というの?」と聞かれましたがこの聞き取りは案外難しかったです。

〔あいじー〕      = エジプト
〔とぅーあr じー〕   = トルコ
〔みぁんでぃあん〕  = ミヤンマー
〔いーだーりー〕   =イタリア
〔あおだーりーあー〕 = オーストラリア
〔あおでぃーりー〕  = オーストリア

日本語でフランスを「フランス」と言って通じないのもよくわかる気がしました。。。


ちなみに一番上の公園入り口の写真の左側のお城はディズニーランドのシンデレラ城だそう。
でたっ!ここにも偽ディズニー?
いちいちとりたててたらキリがない中国です。。。


周口店と盧溝橋

2007年10月02日 | 旅行・おでかけ
10月2日には周口店と盧溝橋に行きました。

北京原人の周口店は小学校の社会見学で私と娘は一回行きましたが(→過去記事)、夫もどうしても見に行きたいというのででかけました。
学校からゆったり大型バスに乗って楽しいバスレクをしながら向かったときと、普通乗用車の後部座席に4人で詰めて座って子供たちがふざけたり喧嘩したりするのに揉まれながら向かうのと、なんて距離が違うんでしょう。。。

世界遺産にも指定されてる周口店、日本語のガイドさんも何人もいるのですが、今回の我々のガイドさんは「これは3万年前の動物の骨です」程度の、我々でも中国語の表示を見ればわかるような内容のガイドしかできず、ちょっとがっかり。あとから別のご夫婦について来た日本語ガイドさんの方が断然説明が多かったです。ガイドさんも選ばないとだめなのね。。。

外の標識には日本語もちょこっとだけ書いてありました。ちょっと変w

images images images images
左から:「危ないがい、きをつけてください」「入ること禁」「登ること禁」「観光ができない所」 

周口店から北京に戻る途中に盧溝橋はあります。
盧溝橋の食堂でお昼を食べました。運転手さんも入れて6人で充分食べて48元(約768円)!耳を疑いました。。。

橋は今は記念公園になっています。

images  images
欄干の獅子が一つ一つ全部違っています。実に個性的でかわいかったです。

images images images images

少し離れたところに「中華人民抗日記念館」があります。

images ←国慶節のお祝いで遊具や縁日が出てました。

images ←最後の部屋にはこんなパネルが。

ここは午後4時半で閉まります。それを知らずにじっくり見ながら回っていたら時間になって部屋の電気を消されてしまいました。ぶー。
展示品の半分ほどしか見れなくて非常に残念でした。

でも、間違えて最初に入ってしまったコース最後の部屋で、意外な展示を目にしました。
田中角栄以後の日本の首相と中国主席が握手する写真が並べられており、歴代首相の中国への「お詫びの言葉」がそのままの表現で並べられているのです!中国で悪評高い小泉さんの言葉まで!
びっくりです!!

こんなこと日本で報道されたことあったでしょうか?
日本人のほとんどは、中国は反日感情を煽る教育ばかりしてると思っていないでしょうか?
「抗日記念館」って日本軍の悪事ばかりの展示と思ってなかったでしょうか?
私もちょっとそう思ってました。。。

国慶節の連休でも盧溝橋はそれほど混雑してませんでした。
この記念館も遠くから案内表示が出てた割には週末と祭日しか開館してないとのこと。しかも早くに終わってしまうし。
それほど多くの中国人がここを訪れるとは思えませんが、訪れた人はどんな感想を持つものだか、ちょっと聞いてみたい気がしました。

images ←こーんなことしてもそばにいた中国人は笑ってました。


帰り道の途中で現れた建設中のオリンピックスタジアムをパチリ。

images images images 
工事中の裏通りでしたがほかにも記念写真を撮る人たちがいっぱいでした。

充実の一日でした。

※盧溝橋、下の川に水が一滴も流れていないのにお気づきになった方はいます?いま中国の河はだいたいこんなです。