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        ドタバタ主婦の北京駐在妻日記。

オリンピック目前にして北京を離れてしまいました。。。

自・・・至・・・ ←日本語読めますか?

2007年06月13日 | 中国語
「 自:○年○月○日 至:○年○月○日」
という書き方、よく目にしますよね。
意味もわかりますよね。
でもこの読み方ってご存知ですか??

「え、そんなことも知らなかったの?」と言われそうな気もしますが、私は、今日の中国語のレッスンでまたひとつ新発見です!
これは中国語で「~より~まで」の意味なのでした。ただし中国語でも口語では使わない格式ばった言い方だそうですが。
日本語の漢文でも「~自り~に至る」と読みます。
(漢文の知識って中国語を習うときに非常に役立ちます!もっともっと学校にいるうちに漢文に力を入れてもいいと思います!!)
辞書を引くとちゃんと「自」の訓読みに「より」という読み方もありました。

 知ってました?

私は「至る」はわかるにしても「自」は「みずから」しか知りませんでした。。。

でも、
「 自:○年○月○日 至:○年○月○日」 と書いてあるとき、この読みは

、○年○月○日、、○年○月○日」

なのだそうです。

 知ってました?

「自:」「至:」はほとんど記号の扱いとなってるのですね。
ほかにも中国語を習っていると、日本の難しい熟語(例:「黎明」)や当て字(例:「檸檬」)が中国語をそのまま取り込んだものであることに日中の言葉のつながりの深さを感じて驚かされることがたびたびです。

中国語を学ぶと日本語についての知識も増えてくるって、とても感慨深いです。

文字が共通ならもっともっとわかりあえるはずなのにと以前から私は、日中(あと香港台湾)が別々の漢字を使うようになったことをとても残念に思っていたのですが、実は日中が同時に漢字を簡易化しようとしたときにぜひ共同作業を、と訴えた人たちがいたのでした。
その声をつぶしてしまったのが当時の日本の首相。。。。

その逸話を見つけたので、次回で紹介したいと思います。



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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
peaさん、ちょっと。。。 (FRANK LLOYD)
2007-06-14 12:24:37
「文字が共通ならもっともっとわかりあえるはず」じゃない、と思いますよ。

戦前、文字は共通でも、漢字の持つ意味は、中国と韓国、日本でそれぞれ違っていました。それがわかりあえたのは(明治期の孫文など多数が日本に留学したのは)、日本の国民一般が持つ漢文の素養でした。中国の元々の漢字の意味を習いますから。だから筆談が出来たわけです。現代日本人、漢文を習っていない世代も多い。私の世代がかろうじて筆談が出来る最後の世代なのではないでしょうか?

漢字の簡素化は、日本と中华人民共和国が各々別々に行い、中華民國と韓國は行わなかった。香港もそうです。だから、簡体字、当用漢字、繁体字が並立する状況になっています。

簡体字、例えば、「製造」「幹部」という漢字が「制造」「干部」になります。別の漢字と重なり合うほどのドラスチックな省略化です。こうでもしないと、識字できない農民層の識字率を上げることはできませんでした。しかし、日本にはそれほど簡素化しないと識字出来ないような国民はいませんでした。

日本程度の簡素化なら、「康熙字典」編纂以前の漢字も類推して読めます。しかし、簡体字しか習わない人間には難しい。

これは、過去の歴史との断絶も視野に入れたマルクスレーニン主義の歴史観にも基づく物です。過去の文物は、文字の読めない階層には無用の産物だろうということ。唯物史観は過去の中国の歴史を尊重しないわけです。共産主義社会ではないですから。それにしては過去の歴史も含めて誇りますけれども。

私は、唐詩選などを読むにつけ、これが簡体字だったらおもむきも何もないなあ、と思いますよ。
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お久しぶり&横やり (小太郎のパパ)
2007-06-14 13:18:49
 お久しぶりです。くそ忙しくて、ネットをみることもままならない状況でした(汗)

 さて、「わかりあえる」と言う観点で話をするならば、文字だけでなく言語も…となるのかなと思います。エスペラントなんか、よい例かな。

 んでも、エスペラントは広がらず、世界共通と言える文字も言語もありません。

 同じ漢字であろうと、やはり、そこはイデオロギーの違いなのではないでしょうか。「わかりあうため」のきっかけにはなると思うのですが…。

 日本・香港・台湾・中華人民共和国…イデオロギーの違いが今のすれ違いを大きくしていると私も(FRANK LLOYDさん同様)思います。

 人と人の相互理解という考え方なら、PEAさんのおっしゃる通りかなとも思いますが、それでも、文化(歴史)の違いから、すれ違いは出てきてしまうのでしょうね。ドイツで受ける印象とオーストリアで受ける印象が違うように…。

 う~~、難しいことを久しぶりに考えたので、頭痛が…(泣)

 
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言葉の不思議 (ちゆっきぃ)
2007-06-14 17:33:47
確かに言葉が通じても分かり合えないことは多々あり、言葉が違っても結婚にまで至ることもあり。言葉は不思議です。でもでも同じだったらどんなにいいだろうと思うのも(浅はかではありますが)ないとは言えません。中国語初心者の私は、もう少し言いたいことを言えたら…と悔しかったり悲しかったりするから。初心者なりに中国語の楽しい発見もありますが…だから他言語を学びたいんでしょうね。
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Re: (☆pea)
2007-06-15 13:12:46
●FRANK LLOYDさん

確かに文字が共通でありさえすればわかりあえるというのはあまりに短絡的で楽観的な言い方ですね。

でも、たとえばヨーロッパ諸国ではそれぞれの国で言葉は全然違うけど文字が一緒でお菓子の箱に何ヶ国語も併記されてたりして、それを普段から目にしてれば何がどういう意味か、ある程度わかってきます。もっと深く知ろうとしたときにも、文字がわかれば辞書も引けます。

一切外国語がわからず自国内の報道のみで外国の情報を得、知ったつもりになることがどれほど限られて偏った知識になることか、ロイドさんも始終お嘆きの通りでしょう。

大幅な省略をしないと識字率が上がらないというのも当時の上層部の理屈です。国民側はあまりの簡易化にかえって混乱し、いちど、ある段階まで元に戻してそれ以降簡略化の動きは止みました。まだまだ画数の多いややこしい文字はいっぱいあるのに。

かつてルーマニア国民は使用済みの業務用油缶を改造してパラボラアンテナを作り、秘密警察にも隠れて衛星放送で他国の情報を仕入れてたそうです。言葉がなんとなくわかるという程度でもこんなことが可能です。
共産主義国だって、多くの国民がより良いと思う方向を模索できるはずです。

多くの無理があることは承知の上で、それでもやはり共通文字は、大きな財産になり得ると私は思うのです。。。。
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Replies: (☆pea)
2007-06-15 13:56:19
●小太郎のパパさん

久しぶりのコメントありがとう!こたパパさんの場合「便りがないのが良い便り」と心得てます。^^

実はこの最後の「文字が共通なら…」って主観的な一文はやめとこうかと余程思ったのですが、あえて入れてしまいました。
そしたら案の定せっかく太字にした「知ってました?」に答えてくれる人はいなくてこっちばかりツッコミが。。。。大汗;

言葉さえ通じれば万時順調!といかないのは、バベルの塔で思い知らされたのでしたよね。
神様はわざわざ人間の言葉を互いに通じないようにしてしまったのです。
なぜ?昔から私はこれがちょっと不思議だったのですが、神様はやはりそれぞれ違うことが良しとされたのでしょう。

「みんなちがってみんないい」

金子みすずのこの素晴らしい言葉をとりあえず隣国にも伝えたいと(いま)思いましたが、ひらがなじゃだめだから、、、「全異全良」?!
むむー、これでわかるかどうか聞いてみよっと。。。


●ちゆっきぃさん

言葉が通じても通じなくても理解しあうことって本当に難しいですよねー!特に夫婦。^^;

中国に来て最初、中国語は全然わからなかったのに買い物で文字を見ると知らない言語でも意味がわかる!と感動したものです。
もっともっと文字が共通だったら…ってやっぱ思っちゃいますよね。
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Unknown (FRANK LLOYD)
2007-06-16 02:34:19
peaさん、

私の書き方はいつも単刀直入なので、トゲが有るように感じられたら失礼、スミマセン。悪気はないのですが。。。って、悪気が有れば最悪ですね。。。やれやれ。

う~んと、これは難しいですが、私のいつもの言語に対する嘆き、これは2種類あります。1種類は、話す聴くであり、もう1種類は、読み書く、ですね。

一つの言語をマスター出来たという言えるのは、話す聴くだけではなく、読み書きまでネイティブの高校生クラスと同等であった場合ということです。話す聴くだけ、ということでは、母国語+0.5言語で、バイリンガルまでには至らないということ。

簡単なのは、もちろん、話す聴くの方です。読み書きの方が難しい。人にもよりますが。で、日本人は簡単な方ですら難渋しているので、私の悩みはつきません。

さて、そこで、今peaさんが言われているのは、読むの方なんですね。

例として、欧州を上げておられますが、ギリシャ文字とキリル文字を除いて、ウムラウトなどもありますが、おおむね、アルファベットという表音文字26文字がわかればある程度は類推がつきます。さらに、表意文字には、フェニキアという過去からローマを経てのグローバル化がありますので、今や何処の国の歴史も背負っておりません。既に統一されている表記方法ということですね。

でも、数ヶ国語併記のEUのパッケージを日常見ても、英国人はフランス語を解しません。読む、という行為だから何でしょうね。ケーブルTVで消極的に視聴する聞くという行為ではなく、読む、という積極的な行為だからでしょう。だから、話す聴く(或いは聞く)の方が簡単です。

>大幅な省略をしないと識字率が上がらないというのも当時の上層部の理屈です。国民側はあまりの簡易化にかえって混乱し、いちど、ある段階まで元に戻してそれ以降簡略化の動きは止みました。まだまだ画数の多いややこしい文字はいっぱいあるのに。

ということなら、簡体字が当用漢字に歩み寄って、周恩来首相が中国の正式漢字を当用漢字とする、という大英断で良かったのかもしれません。その当時の日中双方の漢字簡略化運動は相互の情報はかなり入っていたようですので。でも、それをしなかったのは、アルファベットと違い、漢字が政治歴史を背負う表意文字だからなんでしょうね。

欧州は1度、ローマという大帝国、グローバル帝国を経験していて、言語の発音でも共通点は多い。文法体系も同じです。日中では漢字がほぼ同じなだけで、読みも発音も文法も違います。日本語は、和音、漢音、呉音、越音が入り乱れていますからね。

共通文字、う~ん、どうなんだろうかなあと思いますよ。

>「知ってました?」に答えてくれる人はいなくて

あ!ゴメン。知ってました。
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漢字 (クッキー)
2007-06-17 02:21:45
あまりに前者の方々が高度な話をされていて、それにちゃんと答えているpeaさんに尊敬の念すら覚えている私ですが。
私はレベルが低いですが・・・・。
ここに住んでいると中国人がけっこういるのですが、
英語が話せない中国人もけっこういたりして、そんなとき漢字で書いてあげると通じたりするんですね。
それが嬉しいなぁとか、けっこう感動したりしている私がいたりします。だから漢字って中国人が使っているのとはちょっと違ったりはするのでしょうが、それなりにニューアンスが伝わったりするんですね。
コメントのレベルが下がってごめんよー。
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●クッキーさん (☆pea)
2007-06-17 07:26:14
あー、先にクッキーさんへのお返事を。。。気楽に返信できて嬉しいわ 

日本の漢字でも我々くらいの世代の中国人までは通じますが、若い子だと、もうわかってもくれないです。
そうすると、たとえば自己紹介でこちらの名前を書く場合、もしこちらが何の中国語の知識もなかった場合、当然簡体字に直すこともできないし、ローマ字表記だとピンイン読みされておかしくなるし漢字の日本語読み、中国語読みの違いもあってとてもややこしいことになります。
やはり漢字で一発でわかってもらう方がどれほど楽か。。。

筆談ができるっていうのは大きいよねー。
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●FRANK LLOYDさん (☆pea)
2007-06-17 08:23:58
で、ロイドさんへのお返事。私だって足りない脳みそと乏しい文章力で、大汗かいてるのです。。。


>トゲが有るように感じられたら失礼

いえいえ全然!それはないです。ロイド節はよくわかってますから!奥さまと同じくロイドさんは森羅万象に通じてると思ってますので()とても相手になるものではないと心得てます。。。
ただ、あー言われればこー言いたくなるのが私の癖でして、なんかちっこい蚊がブンブン言ってるなぁくらいに聞き流してもらって結構です。。。
(蚊程度にでもチクっと刺せたら上等ですが!)

>一つの言語をマスター出来たという言えるのは、話す聴くだけではなく、読み書きまでネイティブの高校生クラスと同等であった場合ということです。

お仕事で細かい契約事項まで話しをするのと、私のように家事周りの用事でちょこちょこっと話せればいいというのと、「言葉が通じる」の次元が違いますね。
あたくしの話は観光で訪れて現地の人とちょこっとコミュニケーションがとれる、程度の低レベルまで含まれますから、ちょっと話が食い違っちゃうかもしれません。

>簡単なのは、もちろん、話す聴くの方です。読み書きの方が難しい。

「外国語をマスターする」にはそうなのでしょうけど、ごく簡単な会話の場合、今の日本語と中国語なら話す聞くが全然ダメでも漢字のおかげで読む書くができちゃう不思議な関係なのです。それが今後できなくなっていくのがいかにも残念、と言いたいのです。

たとえで欧州をあげたのが良くなかったですね。確かに漢字とは表音文字、表意文字という点で違いが大きいです。
でも欧州どうしでも陸続きの割りには文法も発音も大きく違いませんか?日本語と中国語ほど違っていると私は感じるのですが。
そして英国人!彼らはまた独特かと。。。
(話が反れますが、ヨーロッパでは大陸側では意外と英語が通じません。フランス語、ドイツ語ならかなり広範囲で通じます。EUで英語が公用語となってるのが不思議なくらい。ただしこれも仕事ではなく二流ホテルや街で道を聞くときくらいのレベルの話ですが。。。)

で、話を漢字に戻しますが、独自の文字を編み出した日本や韓国と、全文字を漢字で書かねばならない中国との事情の違いという点でも、まったく共通化するというのは難しい話かもしれません。
でもパソコン入力やネットの普及もあるし、共通化のメリットも増してるのではと感じます。

政治的歴史を強調しておられますが、あとの記事で紹介したように周恩来は共通化の意志があったのです。歴史は、今の背景の説明にはなりますが、将来は将来で変えていけるものではないですか?

いつも夫にも「甘いな」と言われる私です。。。
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