先日、某大学職員の方とお話する機会をいただき、短時間ながら大学が抱える事情について教えていただいた。
学生の親御さんが最も興味を持つのは「就職」について。まぁ、そうなのかもしれないが、その要望を聞き驚いた。
それは「大手企業に就職すること」。「一生安泰」というのがその理由らしい。確かに社会人の入口としては悪くない。丁寧な新人研修を施す余裕くらいはあるだろう。
しかし、大企業に就職するということが人生の幸福につながるとは限らない。そもそも「幸福」の意味は人それぞれだ。
当の親御さんとほぼ同世代の私が就職する頃、「花形」といわれた大企業に就職した人の中には、その後壮絶な経験をした人も少なくない。
金融再編の時代もあった、航空会社も厳しい時代を経た、そして電機業界も「まさか」の時代を迎えている。
また絶対的に言えることは、大手であればあるほど、就きたい職種を経験できる確率は低くなる。そんなに社会は甘くない。
たとえ会社に残ったとしても、それが「安定」と言えるのだろうか。日々戦々恐々として過ごす日々が幸福か。
大企業に就職した経験と、そこを離れた今があるからこそ、伝えられることがある気がしている。
学生の親御さんが最も興味を持つのは「就職」について。まぁ、そうなのかもしれないが、その要望を聞き驚いた。
それは「大手企業に就職すること」。「一生安泰」というのがその理由らしい。確かに社会人の入口としては悪くない。丁寧な新人研修を施す余裕くらいはあるだろう。
しかし、大企業に就職するということが人生の幸福につながるとは限らない。そもそも「幸福」の意味は人それぞれだ。
当の親御さんとほぼ同世代の私が就職する頃、「花形」といわれた大企業に就職した人の中には、その後壮絶な経験をした人も少なくない。
金融再編の時代もあった、航空会社も厳しい時代を経た、そして電機業界も「まさか」の時代を迎えている。
また絶対的に言えることは、大手であればあるほど、就きたい職種を経験できる確率は低くなる。そんなに社会は甘くない。
たとえ会社に残ったとしても、それが「安定」と言えるのだろうか。日々戦々恐々として過ごす日々が幸福か。
大企業に就職した経験と、そこを離れた今があるからこそ、伝えられることがある気がしている。