存在の不思議、無常の力

キャリアコンサルタント、田中道博のブログです。
こちらもご覧ください。→http://www.ashimira.jp/

笑われたとしても

2016年06月17日 | キャリア
イチロー選手の話題が尽きない。「日米通算」自体への議論はあるが、野球先進国(数カ国しかないと思われるが)におけるトップリーグでの通算にはそれなりの価値があると思う。

ましてや大リーグにおいて2979本。3000本までカウントダウンのタイミングだ。おそらく来月中にはクリアし、殿堂入りの有力候補になるはずだ。

記者会見の中で最も印象に残ったのは、「僕は子供の頃から人に笑われてきたことを常に達成してきているという自負はある」という言葉だった。

例示としては「小学生の頃に毎日野球を練習して、近所の人から『あいつプロ野球選手にでもなるのか』っていつも笑われてた」こと。

そして、「日本で首位打者も獲って、アメリカに行く時も『首位打者になってみたい』。そんな時も笑われた」そうた。

彼はいずれもクリアしている。大リーグで首位打者を2度獲得。10年連続200安打。そして今回の金字塔。文句のつけようがない。

先々中期的な目標は50歳まで現役でいること。そこまでやれれば記録もついてくるだろう。もはや彼を笑うひとはいない。

自分自身に置き換えれば、これまで「笑われる」ことは少なくなかった。しかし、それも今や向き合うときに来ている気がする。