Tuku-Chao!

(つくっちゃお!)
無農薬無肥料の自然栽培!
東京からクルマで30分。
川越で楽しむ
ワイルド・ベジガーデン!

畑の仲間達 2

2010-08-25 10:42:33 | 畑の生き物たち
人面バッタ発見!


メロン、西瓜のつるを整理していた時のことです。
どこからか、なんだか、イヤ~な視線を感じていました。
マルチの上、くねくね這いつくばるツルをそっと、どけると、下の方から、こちらを恨めしそうに睨みつけながら、「狂気の叫び」をあげています。
この顔の表情は、人というより、怪物!!
世にも恐ろしい表情。今にも噛みつきそう。梅図かずおの恐怖マンガに、こんな顔出ていたかな?

アオガエルが見たら、「怖ェ~!ちっちゃなにんげんだ~!にげろ!!」
って、なるのかな?

トンボが捕まえようとした瞬間、「えェ~、きもち悪リーッ!」とちゅうちょしてしまうかもしれないな!





ねぇッ!凄い顔でしょ?!マジックで悪戯ガキしたんじゃないよ。天然モノの
本物です。



アップでどうぞ。ハロウィンの仮装でもしているようですね。
このバッタ全長1cmあるかないかの小さなバッタです。



ハーブウォーター作りに挑戦(カモミールウォーター)

2010-08-21 15:06:46 | Tuku-Chao!(料理)
一夏集め続けたローマンカモミールで
ハーブウォーター(芳香蒸留水)づくりに挑戦しました。
蒸留してつくるカモミール水は、皮膚のきめを整え、かゆみなどの炎症をおさえる。化膿性湿疹やニキビ、発疹、日焼け、火傷などをおさえ穏やかに回復させる効果があり、夏の畑仕事で、痛めた肌に(男だってシミが心配)もってコイ。
蒸留器は、メンバーのクマさんが通販で、取り寄せた物です。
僕の強靭な肌で、実験してから、自分で使うそうです。(彼女は、敏感肌)



これがハーブウォーターをつくる蒸留器のセット。





水洗したカモミールの花をネットに入れ、ポットに入れる。



ミネラルウォーターを1.2ℓ入れ、これで、セット完了。



弱火で、ゆっくり加熱すると、蒸発したオイル分と、水分が途中で冷やされ、液体になって、ビーカーにたまります。





正しくは、水で練った小麦粉でジョイント部分など、隙間が出来ないように塞いで、作業します。今回は、アウトドアでの作業でしたので省略。
通常は700ml程度のハーブウォーターが採れるそうなのですが、今回は、500ml強のウォーターが採れました。

煮沸消毒積みの密閉できるビンに入れ、冷蔵庫で保管します。



ただいま、カモミールウォーターで作った化粧水?を毎朝と夜、風呂上がりにつかっています。

配合は、スィートアーモンドオイル大さじ1に、エッセンシャルオイル(ラベンダーオイル20滴、イランイラン5滴、ティーツリーオイル5滴)をアルコール10cc程度でカモミールウォーターに混ぜました。

使った感想は…。

難しい。比較出来ないものな~。
使用感は良いですよ。つけて暫くの間、オイルのペタペタ感がありますが、10分程度で、不思議と消えます。しっとりした感じが続きます。
使う前は、時おり頬や顎の回りがかゆくなり、かくと赤く腫れることがあったのですが、今は全くありません。
たまに疲れた時など、吹き出物が出来ることがあったけれど、使い始めてからは、まだ出来ていません。
もしかしたら、カモミールのおかげなのかな??

今回、ローマンカモミール水でしたが、ジャーマンカモミール、ヤグルマソウ(コーンフラワー)のドライもストックしてありますので、もう少し、涼しくなったら、ウォーター作りに再度、挑戦します。




ローマンカモミールの成長記録

2010-08-19 12:52:17 | Tuku-Chao!(農園)
先月、カモミールウォーターを畑でつくりました。ブログにアップしなきゃ~と、あっという間に1ヶ月。カモミールのハーブウォーターづくりの前に、カモミールの成長から、収穫までをまとめました。



あの立派なカモミールの苗を定植したのは、昨年2009年9月27日
最初は、こんなに小さなかわいい苗でした。



2010年4月3日
どの株もキレイにこんもりまん丸なカタチに。じわじわ大きくなって行きました。カモミールの森の中には、小さなアオガエルが住んでいます。



2010年5月13日
まん丸なカモミールとセイジが素敵なハーブエリアになりました。



6月2日



6月13日
雨のせい?蒸れたのかな?こういう物なの?突然UFOに着陸された跡のように、てっぺんハゲになってしまいました。このまま枯れちゃわなければいいけど…。



6月19日
ドーナツ状になったまま、元気に花をつけ始めました。よかった!





6月26日
カモミールの花が満開! 摘んでも、摘んでもまた咲いてくれます。上のちいちゃな花はジャーマンカモミール、手前の大きな花がローマンカモミール。
ローマンは、全草からフルーティーないい香りが、ジャーマンは花のみ香ります。ハーブティーに向くのは、実は、ジャーマンなんだそうです。ローマンはお茶にすると、苦みが出ると言っていました。



7月15日
事務所の廊下の天井にいっぱい摘んだハーブを吊るしました。
青い花は、ヤグルマギク(コーンフラワー)、カモミールは、花の大きいのがローマン、小さな花がジャーマン。その他、セイジ、スイートマジョラムなど。



乾燥したハーブは、ビンに入れて保存しています。



畑の仲間達

2010-08-10 11:45:19 | 畑の生き物たち
畑を一緒に楽しむ仲間達を探しているのですが、どうしても場所柄、広がってくれません。きてくれるのは虫ばかり!(笑)

あなたも遊びにきませんか?

無農薬の畑には、よくも悪くもいろんな共生者がいます。毎年、顔ぶれが変わるんですね。今年の夏は、シンクイムシが大量に発生しています。(先日判明)!
楽しみにしていたサボイキャベツ、イタリアのきれいなカリフラワーが、一見順調に育っている様に見えていたのですが、ほぼ全て、大事な成長点のある中心の柔らかいところに穴をあけて、小さな蛾の幼虫に食い荒らされていることが判明!ショック!!このシンクイムシは、アブラナ科の若い苗に潜り込むそうです。暑く雨の少ない年に大量発生すると書いてありました。キャベツ、カリフラワーの種まきは、9月まで大丈夫そうなので、メグロの事務所で、苗を作り定植し直す予定です。同じ潜って、悪さをする蛾の幼虫に、タバコガがいます。こっちも、トマトを沢山駄目にしてくれました。



まだ、小さな赤ちゃんトマトをほとんど全部食べちゃう食欲!



あちこち穴をあけて、食っちゃ寝、食っちゃ寝…。暑い日差しもなんのソノ。トマトの中は、涼しそう。フンは、全部、穴の外に。とってもキレイ好きな芋虫です。





ハンガリー産のエアルーム品種、一番大きく、楽しみにしていた実だったのに…。



これが、憎きタバコガの幼虫。モンシロチョウの幼虫のように大量に発生することはないみたいですね。1本の苗に3~4匹くらい?地面の中で蛹になるそうです。カリバチや鳥が戦友。一緒に退治を手伝ってくれます。



葉っぱを丸めて隠れているのは、ワタノメイガ。ワタや、オクラ、葵科の植物を食草に持つ峨の幼虫です。



丸めた葉を広げるとこんなオチビさんが慌てて逃げ出します。



同じ食草をもつフタトガリコヤガの幼虫。
さっきのワタノメイガは、葉っぱの中に隠れるから、カラダは無防備。こっちは、危険色で、自己防衛。僕だって、こっちは触りたくないもの。



いつもせっせと虫退治にきてくれるセキレイ



これは、サトジカバチ。小型なので、怖くありません。早朝、畑にいくと、その他、アオメアブをはじめムシヒキアブ達と、一生懸命餌探しにやってきます。



畑の心強い味方にクロアナバチという大型のカリバチもいます。彼らは、芋虫は狩りませんが、クビキリバッタやウマオイ、クダモドキ、キリギリス、ツユムシなど大型のバッタ類を獲物としています。先日発見したのは、。目が大きく、どこかかわいらしいキャラなのですが全長30mm以上。近づくと威嚇してきます。自分より大きなバッタを麻痺させて、抱えながら巣に飛んで行きます。当農園では、畝の真ん中で大きく成長した雑草のスベリヒユの下に巣穴を作り、引っ越ししてもらうのに、1時間交渉しました。(共生執行)結構怖かったです。





こんな大きなムシを痺れさせて、巣穴に運びます。クロアナバチの幼虫は、大食漢。(見たことはない)バッタは、痺れて動けないだけで、生きたまま、幼虫に食べられてしまいます。(恐ろしや!)



もうひとり(?)こっちも畑の強い味方。シオヤアブ。よく見ると、なんだか、カッコいい。機能美?強そうじゃありませんか。彼らは、武器を持ちません。ひたすら、がっちり、ムシを押さえつけて、体液を吸い取ってしまいます。強いて言えば、強靭な脚力が武器。人間には、全く害がないのですが、ふてぶてしい大きな態度と、ブーンという、大きな羽音!(やはり怖い)シオヤアブをはじめ、色々なムシヒキアブが、薄明るいうちから早朝に、狩りをします。地面すれすれを目に止まらない早さで、ブンブン音をたてて、獲物を探しています。

いま、一番悩みの種は、ウリハムシ。西瓜、メロン、キュウリ。ウリ科の植物にいっぱいたかってくれちゃっています。









すごい繁殖力。一応、天敵として、ムシヒキアブ、クチブトカメムシ、蜘蛛、カマキリ、アシナガバチとなっているが、多分幼虫の時期って、すごく短いんじゃないかな?あっちこっちで、交尾して、あっという間に、増えてしまいます。
確かに、蜘蛛、カエル、カマキリ、アシナガバチ、ムシヒキアブ…。みんな、西瓜、メロンエリアにいっぱい集まっています。「みんな、頑張ってくれ~!!」













ハナグモの仲間?



カニグモの仲間?









色んな模様のてんとう虫。でも、これらはみんな、ナミテントウの模様違いだそうです。てんとう虫も♀の方が大型なんですね。どの模様とどの模様が交配するとどの模様が生まれるか、決まっているらしいです。



てんとう虫の仲間は、みんな、ハダニやアブラムシを食べてくれるものから、うどん粉病の病菌を食べる(キイロテントウ・シロホシテントウ)何ていうのまで、正に、畑の救世主。でも、最後の写真のニジュウヤホシテントウだけは、偽善ぶった風体で、ナスの葉や、ジャガイモの葉を食べてしまうそうです。

自然農薬として、てんとう虫が流通しているそうですが、最近、はねを飛べないように改良したてんとう虫が出回り始めているそうです。いけないんじゃないかな?そこまでするんだったら、化学農薬使った方がましな気がします。

クチブトカメムシは、まだ見かけていません。ウリハムシの天敵扱いになっているけど、植物の汁も吸うみたいだから、益虫でもあり、害虫でもある。

最後に、散々葉っぱに穴を空けてくれたナスナガスネトビハムシ!



一時は、深刻な状態になっていました。特に、エアルーム品種のサンベリー。
もうあきらめかけていたのですが、ある時期を境に、成長が始まり、新しい葉が次々と。確かに、スカスカにされた葉もあるのですが、きれいな食害を受けない葉っぱもいっぱい。いま、元気に実を沢山付けています。他のナス達も、ポツポツ葉に穴は空いていますが、順調に育っています。