Tuku-Chao!

(つくっちゃお!)
無農薬無肥料の自然栽培!
東京からクルマで30分。
川越で楽しむ
ワイルド・ベジガーデン!

畑の仲間達

2010-08-10 11:45:19 | 畑の生き物たち
畑を一緒に楽しむ仲間達を探しているのですが、どうしても場所柄、広がってくれません。きてくれるのは虫ばかり!(笑)

あなたも遊びにきませんか?

無農薬の畑には、よくも悪くもいろんな共生者がいます。毎年、顔ぶれが変わるんですね。今年の夏は、シンクイムシが大量に発生しています。(先日判明)!
楽しみにしていたサボイキャベツ、イタリアのきれいなカリフラワーが、一見順調に育っている様に見えていたのですが、ほぼ全て、大事な成長点のある中心の柔らかいところに穴をあけて、小さな蛾の幼虫に食い荒らされていることが判明!ショック!!このシンクイムシは、アブラナ科の若い苗に潜り込むそうです。暑く雨の少ない年に大量発生すると書いてありました。キャベツ、カリフラワーの種まきは、9月まで大丈夫そうなので、メグロの事務所で、苗を作り定植し直す予定です。同じ潜って、悪さをする蛾の幼虫に、タバコガがいます。こっちも、トマトを沢山駄目にしてくれました。



まだ、小さな赤ちゃんトマトをほとんど全部食べちゃう食欲!



あちこち穴をあけて、食っちゃ寝、食っちゃ寝…。暑い日差しもなんのソノ。トマトの中は、涼しそう。フンは、全部、穴の外に。とってもキレイ好きな芋虫です。





ハンガリー産のエアルーム品種、一番大きく、楽しみにしていた実だったのに…。



これが、憎きタバコガの幼虫。モンシロチョウの幼虫のように大量に発生することはないみたいですね。1本の苗に3~4匹くらい?地面の中で蛹になるそうです。カリバチや鳥が戦友。一緒に退治を手伝ってくれます。



葉っぱを丸めて隠れているのは、ワタノメイガ。ワタや、オクラ、葵科の植物を食草に持つ峨の幼虫です。



丸めた葉を広げるとこんなオチビさんが慌てて逃げ出します。



同じ食草をもつフタトガリコヤガの幼虫。
さっきのワタノメイガは、葉っぱの中に隠れるから、カラダは無防備。こっちは、危険色で、自己防衛。僕だって、こっちは触りたくないもの。



いつもせっせと虫退治にきてくれるセキレイ



これは、サトジカバチ。小型なので、怖くありません。早朝、畑にいくと、その他、アオメアブをはじめムシヒキアブ達と、一生懸命餌探しにやってきます。



畑の心強い味方にクロアナバチという大型のカリバチもいます。彼らは、芋虫は狩りませんが、クビキリバッタやウマオイ、クダモドキ、キリギリス、ツユムシなど大型のバッタ類を獲物としています。先日発見したのは、。目が大きく、どこかかわいらしいキャラなのですが全長30mm以上。近づくと威嚇してきます。自分より大きなバッタを麻痺させて、抱えながら巣に飛んで行きます。当農園では、畝の真ん中で大きく成長した雑草のスベリヒユの下に巣穴を作り、引っ越ししてもらうのに、1時間交渉しました。(共生執行)結構怖かったです。





こんな大きなムシを痺れさせて、巣穴に運びます。クロアナバチの幼虫は、大食漢。(見たことはない)バッタは、痺れて動けないだけで、生きたまま、幼虫に食べられてしまいます。(恐ろしや!)



もうひとり(?)こっちも畑の強い味方。シオヤアブ。よく見ると、なんだか、カッコいい。機能美?強そうじゃありませんか。彼らは、武器を持ちません。ひたすら、がっちり、ムシを押さえつけて、体液を吸い取ってしまいます。強いて言えば、強靭な脚力が武器。人間には、全く害がないのですが、ふてぶてしい大きな態度と、ブーンという、大きな羽音!(やはり怖い)シオヤアブをはじめ、色々なムシヒキアブが、薄明るいうちから早朝に、狩りをします。地面すれすれを目に止まらない早さで、ブンブン音をたてて、獲物を探しています。

いま、一番悩みの種は、ウリハムシ。西瓜、メロン、キュウリ。ウリ科の植物にいっぱいたかってくれちゃっています。









すごい繁殖力。一応、天敵として、ムシヒキアブ、クチブトカメムシ、蜘蛛、カマキリ、アシナガバチとなっているが、多分幼虫の時期って、すごく短いんじゃないかな?あっちこっちで、交尾して、あっという間に、増えてしまいます。
確かに、蜘蛛、カエル、カマキリ、アシナガバチ、ムシヒキアブ…。みんな、西瓜、メロンエリアにいっぱい集まっています。「みんな、頑張ってくれ~!!」













ハナグモの仲間?



カニグモの仲間?









色んな模様のてんとう虫。でも、これらはみんな、ナミテントウの模様違いだそうです。てんとう虫も♀の方が大型なんですね。どの模様とどの模様が交配するとどの模様が生まれるか、決まっているらしいです。



てんとう虫の仲間は、みんな、ハダニやアブラムシを食べてくれるものから、うどん粉病の病菌を食べる(キイロテントウ・シロホシテントウ)何ていうのまで、正に、畑の救世主。でも、最後の写真のニジュウヤホシテントウだけは、偽善ぶった風体で、ナスの葉や、ジャガイモの葉を食べてしまうそうです。

自然農薬として、てんとう虫が流通しているそうですが、最近、はねを飛べないように改良したてんとう虫が出回り始めているそうです。いけないんじゃないかな?そこまでするんだったら、化学農薬使った方がましな気がします。

クチブトカメムシは、まだ見かけていません。ウリハムシの天敵扱いになっているけど、植物の汁も吸うみたいだから、益虫でもあり、害虫でもある。

最後に、散々葉っぱに穴を空けてくれたナスナガスネトビハムシ!



一時は、深刻な状態になっていました。特に、エアルーム品種のサンベリー。
もうあきらめかけていたのですが、ある時期を境に、成長が始まり、新しい葉が次々と。確かに、スカスカにされた葉もあるのですが、きれいな食害を受けない葉っぱもいっぱい。いま、元気に実を沢山付けています。他のナス達も、ポツポツ葉に穴は空いていますが、順調に育っています。


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