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iPadを持って海外旅行に行くと試してくる、海外でのインターネット。
iPadを初めて海外旅行に持っていったオーストラリアの時はソフトバンクの海外パケットし放題、というプランを使いました。請求書が100万円台だったのには本当にびっくりしました。そこから海外パケットし放題の割引があって、常識的な金額になってましたが、初めて見た時の桁数には本当にびっくりしました。
韓国や香港では、現地の国のWi-Fiを使ったりもしました。
ベトナムではレンタルのモバイルWi-Fiを使用。そして今回、シンガポールでは現地のSIMカードをiPhoneに入れて使ってみることにしました。
iPhone 6 Plusはもちろん、SIMフリーを使っています。docomoやau、SoftbankのものではないiPhoneです。
シンガポールのチャンギ空港に着いてまず両替をしましたが、その両替の場所でもプリペイドSIMカードは売っていました。
SingTel(シングテル)と書かれたカウンターがすぐ見つかります。SingTelはシンガポールテレコム (Singapore Telecommunications Limited; Singtel) の略。シンガポールを本拠とする、中華人民共和国を除いたアジア地域最大の携帯電話事業を行う通信企業。
シンガポールのdocomoみたいなものでしょうか。
カウンターでパスポートを見せて購入します。
カードの裏には、シンガポールで使える電話番号などが記載されています。
手書きで「019」と書いてあります。シンガポールから日本(例:047-305-6200)に国際電話をかける場合、「+81」(日本の国番号)をつけて、局番の「0」をとって、「+81473056200」とダイアルしますが、このSIMカードを使った場合、先頭に「019」を付けて電話をかけると格安国際電話ができるとのことです。
この場合、「+」の代わりに「019」をつけて、「01981473056200」となります。でも日本に電話かけることはなかったので、これは試していません。「着いたよ」の連絡も、息子への「元気?」コールも、全部LINEやFaceTimeでやってしまいましたからね。
ツアーガイドさんに「このスマートフォンはSIMロック解除されているのか? 大丈夫か。」的なことを言って確認してましたので、「大丈夫。」と答えておきました。そうしたら、カウンターのお姉さん「OK」と言って、見ている前で簡単にトレイを開けて、日本のSIMカードを取り出し、シンガポールのSIMカードを入れてくれました。カードだけ買って、ホテルでゆっくり入れ替えてもよかったのですが、「お客さんここで入れますか?」みたいななのりだったので「お願いします」という感じで、やってもらいました。
「はい入れました」とiPhoneを返してくれるお姉さん。
このカード、こんな風になっています。白い子は、Singtelのマスコットだそうです。
Mini SIM、Micro SIM、Nano SIM の3つのサイズに対応しているトリプルカットです。自分のスマートフォンに入れられるサイズに合わせて、SIMカードを切り抜けるようになっています。アイデアですね。
裏から見るとこんな感じ。
「*139#」にかけると、残高と有効期限が表示されます。
残高が表示されているメッセージ。
どのプランを選びますか、と聞かれている画面。
APN設定の画面はこんな風になっていました。
画面左上には「4G」と表示されています。計測結果はこんな感じ。
日本に帰ってきてこのままだと使えませんので、チャンギ空港を出るときにSIMカードを入れ替えておきます。さよならシンガポールSIM、またよろしく国内SIM、というわけです。
日本についたら、APN設定をしてスマートフォンが元の通りに使えるようにします。
私はIIJmioを使っているので、IIJmioのプロファイルをインストールします。
これをしないと、日本でまた使えるようにならないですからね。
これで元通り、というわけです。
今回はモバイルWi-Fiも持っていきましたが、 ホテルのWi-Fiも使ったし、通信が途切れて困るということはなく、また電話って本当にかけないものだなあ、と思ったりもしました。
今回初めて現地SIMを使ってみましたが、日本に来る海外の旅行客もこんな風に使っているのかしら、ということを少し体験してみることができました。
日本でも羽田空港では、国際線到着フロアでプリペイドSIMカードが取扱いされているそうです。また関西国際空港や仙台空港、那覇空港などではプリペイドSIMカードの自動販売機があるのだそうです。
そのうち、コンビニエンスストアでも売られるようになるでしょうか。東京オリンピックまでには、そうなるかもしれませんね。
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著者:増田由紀 |
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