ももちゃん十三回忌、13年前のできごと

2010年07月20日 | 日記


今から13年前の今日、
ポメラニアンのももちゃんが
3歳3ヶ月で虹の橋を渡っていきました。

今年が13回忌だと思ってましたが、ネットで調べると
12年前の事を十三回忌と言うそうです。
去年、カノンが我が家にやってきた日、
その日が十三回忌だったんだ・・・。
ということは、今までの法要全部間違えてたんだ・・・。
ごめんねもも

ももちゃんがなぜこんなに若くして往ってしまったのか
それは
怪我で手術をしその時の麻酔による死でした。
手術の前に、医師から麻酔の説明を受けましたが、まさかももが
万に1つの子になってしまうなんて今でも信じられません

手術が終わり、様子を見に行くと
医師が「手術は成功しましたが、まだ目が覚めないんです」
その時は、何を意味してるかさっぱり解りませんでした。
今思うと、あれが脳死というものだったのだと思います。

処置室に入ると、人工呼吸器を付けて、目を開けたままのももが
横たわっていました。
「あと少し、1時間くらいすると目が覚めるんだよね・・・」
と信じ、そこにいましたが、何時間たっても目が覚める事はありませんでした

医師が「目が開いたままでは角膜を傷つけてしまいます
角膜保護のため目に軟膏を塗り続けてください」と軟膏を渡してくれ、
それは、目が覚めるってことだよね、と思い込ませ
軟膏を塗りつづけました。
それからは、医師の許可を得て深夜も処置室でずっと付き添いました。

2日目、最悪の事態が微かに頭をよぎるようになってきました。
でも、目の前でももが頑張ってる
弱音を吐いちゃいけない、信じ続けよう絶対目が覚めるはず!
人間の場合30日位たって目を覚ましたと言う例があると聞き少し希望が出てきました。

それから何日が過ぎ、何回家に帰って、何を食べたか(実際何も食べてなかった)
記憶にありません。
途中、ハンドパワーで飼い猫のおなかの異物を見つけたり
人の治療をしたりという知り合いのおばさんに来てもらい
ももを診てもらいました。
すると
「この子の脳は死んでる。気が全然入らない
でも、この体の辛さを取る事は出来るから、出来る限りの事はやってみるね」
と長い間気を送ってもらいました。
ももの様態は何も変わらなかったけど、本当に感謝しています。

この時点で、このままももの目が覚めなかったら
このまま処置室にいたら
人間の病院とは違う、この人工呼吸器を使い手術しなくてはいけない子が出てきたら
ももの延命処置は終わるんだ、終わらせなきゃいけないんだ
でも、そんな決断できない
そんなことばかり考えてました。

そして、とうとう最後の日がやってきました。
その日は自宅で寝ていました。朝8時頃病院から
「ももちゃんの様態が急変しました。すぐに来てください」
と連絡があり、すぐに車で駆けつけましたが。
片道30分あまりが1時間にも2時間にもおもえ、なかなか病院に着けないもどかしさでいっぱい
「神様お願い、到着するまでももを連れて行かないで」と心の中で何度も叫び
やっとの思いで到着しました。

到着した時まだももは無事でした。
先生方が、到着するまで持たせてくれてたんでしょう
到着するとまた処置が始まり、血圧が下がっていくももの首を切開しそこから点滴をはじめました。
しかし暫くすると心臓が止まり、心臓マッサージをするのですが
小さなポメラニアン、体が持たなかったんですね、口から血を吐いて
私は立ってるだけで精一杯でした。
その時
「お母さん、ごめんね」とかすかに聞こえたの今でも覚えてます。
心の中で「もういいよ、もも、もういいよ」と答えてあげると
先生の手が止まり、ももの最後を告げられました。

ももの身体から管を抜き
ももは体を清めてもらって小さな段ボール箱に入れられ
私たちの腕の中に戻ってきました。


赤ちゃんの頃


抱っこから落ちて骨折、痛そうな顔


亡くなる3ヶ月前、最後の1枚



13年前の出来事でした。
それから12年後の昨年の同じ日
偶然カノンがうちにやってきました。
ももと性格も好きな食べ物も、好きなものも全部一緒
輪廻転生ってあるんですね。絶対ももの生まれ変わりだと信じてます。

カノンは寿命を全う出来ますように

今日はカノンの我が家に来た1周年
明日様子をUPします。

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6 コメント

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脳死 (たろう)
2010-07-20 23:07:03
はじめまして
寿命で逝っても辛いのに
3歳なんて、まだまだこれからという時に
さぞお辛かったでしょう
今世間では15歳未満の脳死からの移植
が話題ですが
移植を待ってる患者さんの話題ばかりで
早く移植出来、助かることを願っていますが、
こちらのブログを見て
ドナー側のご家族の心情が垣間見えるようです。
カノンちゃんが寿命全うできますよう祈っております。
返信する
Unknown (みみ)
2010-07-21 01:32:10
弓さんとても辛かったでしょうね
でも、こうやって生まれ変わることが出来て
ももちゃん、とても幸せだと思います。
弓さんは何度も愛犬との別れを体験されてるんですか?
私は、みみがはじめての子です。
いつか別れが来るなんて
考えられません。
しかし、みみももう老犬です
毎日1日1日大切に過ごして行きたいです。
返信する
Unknown (クママ)
2010-07-21 10:14:45
つらかったですね
私も昔を思い出し切なく哀しくなりました。
動物達との別れは何年たっても忘れる事のできない出来事です
でも今多頭飼いで賑やかに毎日を過ごしている様子をブログで見ていて、亡くなった仔達もきっとその寿命の長さ短さにかかわらず弓さん達と共に楽しい日々を送ったんだろうな~と感じました。

カノンちゃん
1周年記念日おめでとう~
ブログUP楽しみにしています!
返信する
たろうさん ()
2010-07-22 00:44:11
そうですね
もしあの時、臓器提供の話があっても
提供できるだけの心の余裕はなかったかも。

でも、今思うと
提供して、ももの身体の1部がどこかで生きてるなら
そんな素晴らしい事は無いと
思えます

とても難しく、デリケートな問題ですね。
返信する
みみさん ()
2010-07-22 00:47:43
何度か別れを経験してますが
何度経験しても
同じくらい辛いです。

ただ、いつも願うことは
私より先に逝ってほしいこと。
そうすれば、ちゃんと供養してあげられるから。
みみちゃんも長生きして欲しいですね
返信する
クママさん ()
2010-07-22 00:59:33
多頭飼いをしていると
寂しさに浸ってる余裕が無く
早く立ち直れるような気がします。
ももの時は、息子君が1歳
一番手がかかるときで、早く日常に戻れました。
でも、毎回「こうしてあげればよかった」
といった悔いはありますね。


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