あれもこれも

あれもこれもやらなくちゃ...なのに遅々として進まない日々。一体どうなっているのだろう?小さな日記です。

最近の読書から

2009-03-10 20:17:36 | 読書


卒業展が終わってからの日々...
眼科や歯科の検診に行ったり、
パスポートの更新(申請)に行ったり、
実家に母を訪ねたり、
老人ホームに義母を訪ねたり、
のんびりと言うより、
気がかりをひとつひとつ片づけていっている感じです。

そんな中、文庫本を4冊読みました。
●看護婦が見つめた人間が死ぬということ 宮子あずさ 講談社文庫
●看護婦が見つめた人間が病むということ 宮子あずさ 講談社文庫
●動機 横山秀夫 文春文庫
●最後の恋 新潮文庫

【看護婦が見つめた...】は深く心に残りました。
【看護婦が見つめた人間が死ぬということ】では、
作者が内科病棟で働いていた時に、
見てきた死とその死を見送った人々の姿が描かれています。
死に至るまでのプロセスについても触れられています。
どのケースにもそれぞれの事情があって簡単ではありません。
目次は、
「誰も逃げられない親の老いと死」
「死に方から生き方を評価しないでほしい」
「最善のみとりは自己犠牲からは生まれない」等々。

【看護婦が見つめた人間が病むということ】では
作者が精神科病棟に移ってからの経験が綴られています。
こちらの目次は
「傷ついた人だけが持つやさしさ」
「見込みのない人にむごい治療をしたのか」
「人は忘れるから生きられる」等々。

どちらにももさまざまな患者さんや家族が登場し、しみじみと考えさせられます。
看護師さんが人と関わる仕事であることに改めて気付かされます。
この2冊、お勧めです。
どちらももう1度読み返してみたいです。

【動機】は私には珍しい選択でした。
【最後の恋】は8人の作家さんが【最後の恋】というテーマで書いています。
角田光代さんの作品が1番面白かったです。

今、手元にあるのは、
主人が貸してくれた【ファッションから名画を読む】(深井晃子)
何が書いてあるのか、ちょっとわくわくです。



↑ 最新の嬉しいティータイム。長女と東京ドームホテルのロビーで。