築100年を超える古民家には土台がない。 つまり土台が無くても丈夫な家が作れるって事です。
雨がかかりやすい地面の際に、水に弱い木材を横に寝かせるという事はしなかったんですね。
しかし・・・現在は茶室などの特別な場合を除いて建築基準法では認められていません。
建築基準法・・・やっかいなものです。 伝統工法は何百年という知恵と英知のものなのに・・・。(ちなみに現在の木造住宅は在来工法といって伝統工法とは別ものです。)
ちなみに土台の始まりは(逸話ですが)戦国時代に豊臣秀吉が小田原城攻めの時に、敵を驚かせ、戦意を喪失させるために一晩で城をつくった「一夜城」。この時に最速で建物を建てるために採用されたのが土台の始まりといわれています。
それまでは柱を石の上の置いていて、自然石ですし不揃いなので柱の高さを揃えるのが大変だった。時間がかかったんですね。 土台をひく事によって同じ長さでそろえた柱が使える。 早く建てる為のものです。
問題は先にも書きましたが、湿気に弱い木材し腐朽菌もついてしまいます。
布基礎で囲まれているので空気だまりもできてしまいます。
コンクリートから木材を浮かせるネコと呼ばれるものが必要です。
土台パッキンと呼ばれていますが・・・ほとんどが樹脂です。
大事な部分なのに・・・
私はステンレスか栗の赤身をお薦めします。栗は厚みは最低30ミリはいります。
それ以下だと空気が対流しないと思います。
今日は土台のお話でした~
福井の良材屋の明日はどっちだ!