毎日 車通学をしているお兄ちゃんK


朝 夕の車内の時間は 日本語CDで 車内を完全日本語空間にしている。
最近はまってしまったのが、早口言葉。
これ、3年前くらいの NHK「にほんごであそぼ」だったか
こっちに持ってきて 時たま引っ張り出してはしつこく聞いているもの。
園児用だけど、使えるものは何でも使う。
おかげで 2人とも まわらなかった口が滑らかに
早口言葉を言えるようになったのだ。
*むすばぬ むすびめ むすべば むすびめ
むすべぬ むすびめ むすぶと むすびめ
むりに むすぶと むすびに むすびめ
これ メトロノームのカチカチに合わせてすると
かなり舌を噛みそうだけど、テンポ良く なぜか言えちゃう。
紐で むすびめを作って 説明すると なるほど~と。
*となりの 小山の 小寺の 小僧が 戸だなの こ味噌を
こなめて こ頭 コキンと 小突かれた
コレは 超ハイスピードの カチカチで挑戦するコニちゃんがおかしくて
車内はいつも 大笑い。(本当におかしい)
日本語の持つ言葉のリズムをしっかり楽しんでいるようです。
そして もう1つはCD内の”落語”
短めの物が多いので、飽きずに 毎度 くすっと笑えます。
初めての時は 笑っている

思いきや
K

観客の笑い声や掛け声も録音されているので つられてただけだった。
お気に入りは、落語の前座でも有名な「つる」
:鶴がどうして鶴という名前がついたのか、隠居に訪ねる男。
隠居は、「雄が『つー』と、「雌が『るー』と松の木に飛んで来たため」と説明。
男は、その話を他のところでし、引っかかった相手を笑かしてやろうとするも
慌てていたせいで 雄が「つーるー」と飛んできて雌が・・・アレ?とか、
雄が「つー」と飛んできて、松の木に「るー」ととまった、で 雌は・・・アレ?と
失敗の連続。
最近は 毎日聞いているので、覚えたらしく 落語に挑戦するK

でも聞いていると、オチになる前につっかえたり、先に自分が噴き出したり、で失敗するから そっちの方がおかしい

「難しいんだね~」(あったりまえよ!そんな簡単に真似はできないでしょ。)
そして youtubeにあった、 「つる」の落語を見せたとき・・・
「えーーー! “つるの人”って 一人でおしゃべりしてるの?」
「着物きてる」
「扇子とタオル持ってるよ」
と 画面にかぶりつき。
色んな落語家の「つる」を観賞したけれど
みんな同じスタイルで1人何役もこなすことにびっくりしたようだ。
まだ 言葉が難しかったり、早すぎて聞きとれなくても
落語全体の流れから判断できたり、
落語独特の間がおかしかったり、
最後のオチがくるぞくるぞと分かっていても笑えたり、
言葉遊びのような日本語が分かり、あぁなるほどおかしいねと笑えちゃう、なんて
落語の魅力が分かる日があるのかしら。
江戸時代にタイムスリップするような感覚を味わい、
周りの人とも一緒に、寄席でお腹をかかえて大笑いなんてできたらいいなぁ。
日本の伝統芸能の1つである落語、今回はちょこっとだけど 紹介できて良かった

そして 先日のこと 日本の教科書「こくご」に
”うたに あわせて あいうえお” というページがあったので
早速 一緒に読んでみた。
*あかるい あさひだ あいうえお*
*いいこと いろいろ あいうえお*
*うたごえ うきうき あいうえお*
*えがおで えんそく あいうえお*
*おいしい おむすび あいうえお*
3回




めげずに “あ”行は “あ”が3つあることを強調して
一緒にリズムよくもう一回

子供はみんな“しりとり”や“言葉遊び“が好きなもの(かどうかは知らないけど)、
少なくともウチの子らは
「O!で 始まる言葉は な・あ・に?」で 盛り上がる

“あ“だと 大体 毎度 こんなもの(お兄ちゃんK

アンモナイト
アロサウルス
アンキロサウルス
アマルガサウルス
アクロカントサウルス・・・

やっとこさ
アヒルや あげはちょう、あめ、朝顔 なんかが登場する。
「あかるい あさひだ あいうえお」を 自分なりにアレンジするのに
恐竜の名前だと、手拍子で上手く韻を踏めないことに気づいたらしく
まぁ なんとか マス目の数を合わせて語呂よく出来上がり。(かなり時間がかかっていた


そして「あ」が3つないね・・・と私


なかなかの出来に 大満足のお兄ちゃんK

語呂が良い、言葉のリズムが心地良いとだけ感じてくれるだけでもいいかな。
日本に住んでいたら 文化、習慣は 普段の生活から習得できたりするものだけれど、
海外生活では それらに触れる機会は限られてくる。
教えなければ 子供には伝わっていない。
日本語のみならず、文化伝統価値、ゆくゆくは日本人との付き合い方、親側の考えなども
伝えられ、一緒に学べたらいいなぁ。
早速 作品の1つであるかのように 得意顔のお兄ちゃんK


「さん・はいっ! Mちゃん 言ってみて」と 手をたたく

そして “い”では、
「Mちゃん、ホラ ここんとこ 上から読んでも下から読んでも同じでしょ、ね?ね?」
(~ぞ)があるから無理なんだけど


今後も ”言葉遊び”から たくさん 学ぼうね。


始めました~。

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