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タイに暮らす:ウチのハーフキッズの日本語&タイ語

2005年生まれのお兄ちゃんK 妹のMちゃん。
好きなものを見つけた2人は今自分で日本、日本語の世界を切り拓いている

日本語のリズムを体感 ~早口言葉・落語・教科書「こくご」~

2012年05月24日 | 日本の教科書を使って 



毎日 車通学をしているお兄ちゃんKとM

朝 夕の車内の時間は 日本語CDで 車内を完全日本語空間にしている。

最近はまってしまったのが、早口言葉


これ、3年前くらいの NHK「にほんごであそぼ」だったか

こっちに持ってきて 時たま引っ張り出してはしつこく聞いているもの。


園児用だけど、使えるものは何でも使う。

おかげで 2人とも まわらなかった口が滑らかに

早口言葉を言えるようになったのだ。



*むすばぬ むすびめ むすべば むすびめ

 むすべぬ むすびめ むすぶと むすびめ
 
 むりに  むすぶと むすびに むすびめ 



これ メトロノームのカチカチに合わせてすると

かなり舌を噛みそうだけど、テンポ良く なぜか言えちゃう。

紐で むすびめを作って 説明すると なるほど~と。




*となりの 小山の 小寺の 小僧が 戸だなの こ味噌を

こなめて こ頭 コキンと 小突かれた



コレは 超ハイスピードの カチカチで挑戦するコニちゃんがおかしくて

車内はいつも 大笑い。(本当におかしい)



日本語の持つ言葉のリズムをしっかり楽しんでいるようです。


そして もう1つはCD内の”落語”

短めの物が多いので、飽きずに 毎度 くすっと笑えます。

初めての時は 笑っているので てっきり内容がわかってるのかと
 
思いきや

「話し方がおもしろいし、笑ってる声があるから」

観客の笑い声や掛け声も録音されているので つられてただけだった。


お気に入りは、落語の前座でも有名な「つる」

:鶴がどうして鶴という名前がついたのか、隠居に訪ねる男。

隠居は、「雄が『つー』と、「雌が『るー』と松の木に飛んで来たため」と説明。

男は、その話を他のところでし、引っかかった相手を笑かしてやろうとするも

慌てていたせいで 雄が「つーるー」と飛んできて雌が・・・アレ?とか、

雄が「つー」と飛んできて、松の木に「るー」ととまった、で 雌は・・・アレ?と

失敗の連続。



最近は 毎日聞いているので、覚えたらしく 落語に挑戦するK

でも聞いていると、オチになる前につっかえたり、先に自分が噴き出したり、で失敗するから そっちの方がおかしい



「難しいんだね~」(あったりまえよ!そんな簡単に真似はできないでしょ。)

そして youtubeにあった、 「つる」の落語を見せたとき・・・

「えーーー! “つるの人”って 一人でおしゃべりしてるの?」

「着物きてる」

「扇子とタオル持ってるよ」


と 画面にかぶりつき。


色んな落語家の「つる」を観賞したけれど 

みんな同じスタイルで1人何役もこなすことにびっくりしたようだ。


まだ 言葉が難しかったり、早すぎて聞きとれなくても

落語全体の流れから判断できたり、

落語独特のがおかしかったり、

最後のオチがくるぞくるぞと分かっていても笑えたり、 

言葉遊びのような日本語が分かり、あぁなるほどおかしいねと笑えちゃう、なんて

落語の魅力が分かる日があるのかしら。  


江戸時代にタイムスリップするような感覚を味わい、

周りの人とも一緒に、寄席でお腹をかかえて大笑いなんてできたらいいなぁ。



日本の伝統芸能の1つである落語、今回はちょこっとだけど 紹介できて良かった




そして 先日のこと 日本の教科書「こくご」に 

”うたに あわせて あいうえお” というページがあったので

早速 一緒に読んでみた。

*あかるい あさひだ あいうえお*

*いいこと いろいろ あいうえお*

*うたごえ うきうき あいうえお*

*えがおで えんそく あいうえお*

*おいしい おむすび あいうえお*


3回手を叩いて あいうえお 同じ響きの音が繰り返し使われてることに気付くように。

「歌みたいだね~」
と楽しそうなので 流れにのって

「じゃ、ノートに書いてみる?」と言うと、露骨に嫌な顔をされたので

めげずに “あ”行は “あ”が3つあることを強調して


一緒にリズムよくもう一回


子供はみんな“しりとり”や“言葉遊び“が好きなもの(かどうかは知らないけど)、

少なくともウチの子らは 

「O!で 始まる言葉は な・あ・に?」で 盛り上がる

“あ“だと 大体 毎度 こんなもの(お兄ちゃんK編)

アンモナイト

アロサウルス

アンキロサウルス

アマルガサウルス

アクロカントサウルス・
・・かなりマニアックな物が並んだあと


やっとこさ

アヒルや あげはちょう、あめ、朝顔 なんかが登場する。

「あかるい あさひだ あいうえお」を 自分なりにアレンジするのに

恐竜の名前だと、手拍子で上手くを踏めないことに気づいたらしく

まぁ なんとか マス目の数を合わせて語呂よく出来上がり。(かなり時間がかかっていた



そして「あ」が3つないね・・・と私もしつこいが、日を開けて違うバージョンも。



なかなかの出来に 大満足のお兄ちゃんK

語呂が良い、言葉のリズムが心地良いとだけ感じてくれるだけでもいいかな。



日本に住んでいたら 文化、習慣は 普段の生活から習得できたりするものだけれど、

海外生活では それらに触れる機会は限られてくる。

教えなければ 子供には伝わっていない。


日本語のみならず、文化伝統価値、ゆくゆくは日本人との付き合い方、親側の考えなども

伝えられ、一緒に学べたらいいなぁ。




早速 作品の1つであるかのように 得意顔のお兄ちゃんK、妹Mの横で

「さん・はいっ! Mちゃん 言ってみて」と 手をたたく

そして “い”では、

「Mちゃん、ホラ ここんとこ 上から読んでも下から読んでも同じでしょ、ね?ね?」

(~ぞ)があるから無理なんだけど 誇らしそうに 本人は一生懸命



今後も ”言葉遊び”から たくさん 学ぼうね。



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日本の教科書の使い方

2012年05月22日 | 日本の教科書を使って 

この前だったか、夕飯のとき タイの王様の話から国歌の話になった。

「日本にも 国歌ってあるの?王様っているの?」


おっとー きましたねー



タイの学校では朝8時に国旗掲揚&国歌斉唱が日課なので 改めて習うのだろうが 

タイに暮していれば 耳にする機会が多いため、その前に歌えて当然のタイ国歌。

日本で初めて国歌を歌うのって 何歳くらいだろう。

家で教える家庭もあるのかな。

まぁまぁ これは質問されて いいチャンスなので 

まず この前在タイ日本大使館でいただいた日本の教科書を見てみた。

“君が代“って・・・国語の教科書にあるのかな・・・外れ×

音楽の教科書の一番後ろに楽譜付きで載ってました。



日本の教科書らは、タイの学校の宿題やら復習で忙しいので、

あまり “日本語”“日本語”と押しつけず、お兄ちゃんKの時間に余裕のある時や、

興味が出たときや、今回のように何かに関連付けて比較するときなどに

引っ張り出そうと決めていた。 



実際 「こくご」“読み聞かせ”“音読”で使ってみたものの

他の教科書にいたっては絵や写真を楽しんだりするだけで、

どのように勉強していいか迷っていたところだったが、

まさか 「こくご」の次に 「おんがく」の教科書の“君が代“ページ

開くとは思ってもみなかった。

まぁ これもいい機会。


簡単に 日本には天皇制度というのがあることと 国歌を歌い、

その内容:天皇さまの時代がより長く続くよう心からお祝いする歌なのだ と説明してみた。


反応は・・・

「ゆっくりだけど難しい言葉ばっかりで覚えにくいね。日本の学校でも朝 歌うんでしょ?」

「天皇さまの写真って 町にも沢山あるの?」

「王子様とかお姫様もいる?」
  


タイの伝統や習慣と比較しているので、Kから こういう質問が出てくるのもわかるなぁ。

根ほり葉ほりの質問攻め。

“いいえ”の答えに “どうしてさ?”が続き、その答えに窮する私。

まだ“戦争“の歴史辺りを教えるには 早いとも思うし。

いずれタイの学校でその辺りの歴史を習ってから 日本の歴史にふれ、その話題に

もっていってもいいかなと保留。



あとは、タイの学校でもらってきた“時間割”の科目を 日本語にして説明していた時:

タイ語で シラパ=「図工」“絵を書く”の説明でわかったけど

日本の教科書:「ずがこうさく」を見て その楽しさを確認。

ワクワクするね!と夢をふくらませていた。

タイと日本とはまた違う「図工」のクラスだとは思うけど、Kは木曜の2コマ続きの

「図工」で 何か大がかりなことをするんだろうと かなり期待している。

「理科」の科目は、私の説明が下手で 冴えない顔・・・。

これも 日本の教科書の「あたらしいせいかつ」の中にある “自然の勉強”や

“実験”のカラーページを一緒に見ながら、 

ほほぉ~ こんなことを勉強するんだ と確認できた。

こういう使い道でも 十分使えそう。


タイの小1科目には、他に「社会」「歴史」「中国語」「コンピューター」「宗教」「道徳」

「英語」
と盛りだくさんだったが、内容は濃いものではないようだ。

だって「“コンピューター”のクラスどうだった?」 と聞くと

「上から白いのひっぱってきて トム&ジェリーみたよ。学校のコンピューターって大きいね~」
ですから。


そして 小学校になって初めての科目「ボーイスカウト」はタイでは必修。

週に一回 ボーイスカウトの制服を着て 色々な訓練(主に戸外活動)をする。

心身ともに健全な青少年の育成と教育が目的とされているので

小1科目に「体育」の科目がないけれど、ボーイスカウトの科目で補っているのかも。

余談ですが、

「明日はボーイスカウトの日だから いつもの制服とは違うからね。」 と言うと

「男の子はぁ・・・ズボンだよね」 とKが 訳のわからんことを言った。

体操服の日もあるので、ジャージではなく 下は青ズボンよと言ってから

数時間して訳が分かった。

は 「ボーイスカウト」 「ボーイ・スカート」 だと思っていたのだ。

分かったとき 大笑いしてしまった

まだまだ かわいいなぁ~



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うちの事情&ファミリーメンバー

お兄ちゃんKは2014年小学3年生、Mちゃんは新一年生になりました。 2008-2010年を日本で過ごし、その後タイの 東北チャイヤプーム県のパパの実家で、じいじ&ばあばに甘えっぱなしの2年間暮らしU+27A12012年3月から南部スラタニー県(パパの勤務先)で家族4人暮らしがスタート。 K&Mのタイ語力は目覚しいほどにアップ。現在 兄妹間は どちらかが日本語で話せば日本語に、タイ語で話せばタイ語に という言語スタイル。