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タイに暮らす:ウチのハーフキッズの日本語&タイ語

2005年生まれのお兄ちゃんK 妹のMちゃん。
好きなものを見つけた2人は今自分で日本、日本語の世界を切り拓いている

雨の表現

2012年04月24日 | スラタニ事情
日本は今は 

ほんわかした陽気な春日和を想像する。

お花見したり、桜吹雪で遊んだり・・・。

そんな春が終ると 梅雨がやってくる。

梅雨には アジサイが咲き しとしとと鬱陶しい長い雨。 

スコールとはまた違う雨が降る。




子供たちが日本に2年間住んだ時、そういった季節の流れはまだ

わからなかったにしても、外を歩きながら

「アジサイ通り(アジサイの咲く小道)を通っていこうか」 (梅雨の間) とか、

「春うららだね~ 桜の花びらを拾おう!」
 とか、

「五月晴れだね、お空見て」


と五感を通して ”日本の四季”を十分に感じ取っていたと思う。



しかし、こういった感覚というのは 離れてしまうと すぐに忘れてしまうもの。

じめじめする とか、ぱらぱら雨 とか しとしと降るね、 なんていう雨に

すっかり馴染みがなくなった子供たち。



タイに住み始めてからすっかり 南国スコールに慣れてしまい雨の表現も変わった。

タイは、毎年10月をピークにして11月末には雨季が完了。

その後、年末~2月くらいまでは 雨の降らない比較的涼しい乾季になる。

そして 激暑の夏季:4、5月があり、6月あたりから また雨季と 年の半分は雨季。


これでも げんなりしてしまうのに、なんとタイの南部は 

激暑の夏季と 雨季しかないという。

そう、年がら年中 雨なのだ。

しとしと なんてもんじゃなく、アレ 雨雲かな?と見えてから すぐにパラパラ雨が降り出し

ザーザー → ザンザン → ドバーッ と 激しく短時間の降りです。

最近毎日 1回は この手の雨に遭遇するので、せめて 送り迎え時は

雨宿りできる場所にいたいと いつもビクビクしながら空とにらめっこ。


パラパラ


ザーザー


ザンザン


ドバーッ!


1時間後には 晴天。


よく バケツをひっくり返したような雨 というけど

お兄ちゃんKによると


「これは、バケツじゃなくて ガラマン(桶)をひっくり返してるね」 
 と。

(そうそう、超特大の桶レベルよね)

しとしと雨って覚えてる? には

「ん? ここの雨は ぎゃーっって感じがする」  

(わかるわかる 隣で会話ができないくらいの豪雨ね)

他にも


「この雨は 停電雨だね。」 
 (と とっても現実的な表現)

必ずといっていいほど、雨の後に 数時間停電に見舞われる我が家。


最近では すっかり停電慣れした子供たち。

停電は 豪雨の後なので、日中の停電中は

少し涼しくなった野外で走り回るのが 楽しい。

タイ人はしないけれど、多少のパラパラ雨でも 外で遊ばせる私。

タイでは、雨の中を歩くことをしないので、こういう時にこそ雨を肌で感じれる。

「走って顔にあたるパチパチ雨たくさん食べたよ!」

色んながあるなぁ。




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タイ南部へお引っ越し

2012年03月18日 | スラタニ事情


ふぅ~っ


やっと引っ越しが終ったところです。



今回は、タイ東北部のチャイヤプーム県から南部スラタニー県

1000キロの道のりを車2台で(もう一台は 義父母・義妹とAちゃんファミリー)

楽しくツーリングしながら 南部へ向かいました。


南部へ近づくにつれ、車窓の景色もぐんぐん変わり

子供たちはかなりの長距離にも関わらず 飽きずに外を見てました。

東北の田んぼや畑ののどかな景色から、ゴムの木やヤシの木の量が断然多くなっていく中・・・

お兄ちゃんK 「バナナの木とヤシの木の違いがわかるようになったよ」と自慢気。

こういうのもタイっ子ならではだなと思います。

(多分普通のタイの子は もっともっと果物の木や植物に詳しいと思いますが まずはバナナココナツから。)

そして 東北のなだらかな山々の景色から 断崖絶壁の岩むき出しの山に

囲まれる道が目立つようになりました。


これぞ 南国の景色かぁと感じました。



さて、子供たち(これからはAちゃんがいないので2児の母生活です)


1週間くらい旅をしながら 南部へ向かったので、実際に今まで住んでいた

おじいちゃんおばあちゃんの家から かなり離れているというのを上のお兄ちゃん

実感できたようでした。

お兄ちゃんKにとって 生まれてからこの“お引っ越し”は 実は5度目

(私は タイに来て7度目・・・なので荷造りもプロ級です


汗だくで荷造りをしている私の姿を見ながら、

2年住んだおじいちゃんたちの家からパパの住むお家へ引っ越すこと、

それは大好きなおじいちゃんたちとお別れするということ、

それから新しい土地で生活を始め、

すぐに新しい小学校へ通い始めることなどなど・・・ 

環境の変化を敏感に感じとったKは、

引っ越しが完全に完了したその日から言葉の運びが怪しくなってきました。


以前にも何度かあったことですが、 “吃音” (Kの場合 言葉の始めの音を何度も繰り返す)

が出始めました。


「なん なん なん なん なんで ~~~~なの?」


という具合に全てではないにしても 日に日に増していく気がします。

始めの言葉が出ずに、ぴょんぴょん飛び跳ねてみたり、背のびをしたり、

頭を揺すってみたり、のけぞってみたりと苦労しているようで 

そのたび 私はKの背中をさすったり、

「ゆっくりね」と声掛けすることしか出来ません。



毎回 数週間でいつの間にか消えてしまうのですが、この“吃音時期”を迎えるということは

なりに 精神的ストレスが多いというサインなので、

それが分かる分こちらも辛いとこです。


引っ越しが終わり、お見送りしてくれたおじいちゃん達にお別れした日に

「ところで ここ、誰の家?」とK

(これから家族で住み始める家を目の前にして)


ドキっとした一言でした。


今まで 下のMも揃って腰を落ち着けて“4人家族”として“我が家”

暮らしはじめるのが初だったので、Kとしては是非とも確認したいことだったんでしょうが。


「もちろん 我々のお家よ! これからは ここに6年住むから ゆっくりしようね。」 


そして その日に受け取ったバンコクにいる文通相手のお友達から日本語のお手紙が

宛てに届きました。

自分のいる所へ手紙が届くということは、ここが“自分の家“なのだから。


このお手紙によって、ナイスタイミングでKは 自分の居場所を確認できたようでした。


コップンカー(ありがとう!)






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うちの事情&ファミリーメンバー

お兄ちゃんKは2014年小学3年生、Mちゃんは新一年生になりました。 2008-2010年を日本で過ごし、その後タイの 東北チャイヤプーム県のパパの実家で、じいじ&ばあばに甘えっぱなしの2年間暮らしU+27A12012年3月から南部スラタニー県(パパの勤務先)で家族4人暮らしがスタート。 K&Mのタイ語力は目覚しいほどにアップ。現在 兄妹間は どちらかが日本語で話せば日本語に、タイ語で話せばタイ語に という言語スタイル。