日本の小学校1年生の科目は
算数 国語、生活 道徳 体育 音楽 図工。
時間数は忘れたけれど、日本にいる姪っ子が
小学校1年生のとき「書き方」の
(ちょっと正式名称が定かでないですが、お手本の「字」をきれいに写生する)授業があって、
上手な子は壁に「書き初め」風に貼られていました。
結構大き目なマスの中に、与えられた文章をバランスよく書き写すというもの。
この前 年長さんのK

それらしきものを発見しました。
ちょっと前に戻りますが、12月5日は“タイ国王のお誕生日“で
タイではこの日は“父の日”でした。
絵を見ていて察するに、絵のタイトルは“家族”。
王様を描いている子も。


そして
絵の並びにあったのが、文字。
てっきり小学生のものかと思ったら
年少さんから年長さんの「字のキレイさんベスト3」でした。
まった~

まぁ、年長さんならまだわかるけど、年少さんも?!
でも私がスゴイと感心したのは、年少さんで 文字を書くこともそうですが、
年少さんから このほそ~いマス(普通の大学ノートの横線内)に書くということ。
思わず写真を撮ってしまいました。




ベスト3の子らのキレイ度を家で、じっくりと観察していてコツが分かりました。

タイ文字は、縦の線を揃えてまっすぐ書くとかなりキレイに見えること。
(当たり前ですが、あえて再確認)
「ひらがな」は丸味を帯びていたり、斜めの線もあり、全体のバランスで
字の美しさが決まるイメージに対し、
タイ語は とにかく文字の縦の線をまっすぐ書くことで
かなりバランス良く整った文字に見えるんです。
そして、
前々から疑問だった、この「大学ノート」。
どうして園児からこんなに細い線のノートを使うのか。
1行の上線と下線にタイ文字の頭と下がくっつく書き方をするには、
この程度の幅がベストなんじゃないかと。
私自身 タイ文字をきちんと習ったことがないのであまり気にしたことがなかったけれど
この時 わかったこと。
ร ธ ฐ ฮ は、上の線からちっとも飛び出ないこと。
(今まで 適当に上に飛び出して書いてました。慣れたらそんなことは気にせず書くんでしょうが)
唯一 上の線から飛び出して習うのは タイ語で“しっぽ”と呼ばれる
ช ซ ศ ส ฟ ฬ ฝ ป のみ。

そうして、文字の高さを一定の幅上に収めると とーっても


そして、一行ずつ空けているその上下行の存在は、
声調記号、タイ文字の“しっぽ“や、上下につく母音や声調記号
を書く場所として取られているのです。
こうして上下の線引きに癖がついている息子K

下線だけでなく、上にも線を引いて書いたりしてます。
日本語は与えられた枠にふれないように、きれいにバランスを考えて書く文字。
濁音や半濁音だってマス内におさめる。
上下のマスに付くように、とか
枠外に書くタイ語に出会ったK

でもでも、
このコツ2つを特訓したら 字が上手くなる?!
よし!K

いきなりだと 大変なので、デジカメ写真を拡大して
書きうつした8行を 10枚コピー。
そして毎日1枚ずつただこつこつと 写す 写す 写す こと10日。
(今回は、この8行を“写生目的”で書くので、文章の意味はあえて勉強せず。)
ちなみに 先生いわく、
タイ人なら 誰でも知っている“父の日にあげる詩”なんだそうです。
K

これで何となくタイ文字のバランス、文字と文字の間隔がつかめたようです。
今までは 緊張感なく書いてこんな感じ。

(字のキレイなガールフレンドのおかげで、
K


以前は コレ(先生からは、字と字を離しなさい&少し小さめにと いつも言われてました。)
いやでも 練習すると 上手くなるもんですね。
10枚クリア後は、大学ノートに お手本を見ながら 書きうつす練習をしました。
数日した中で ベストの1枚アップ。

よく頑張りました。
合格ー!
気が抜けると すぐにもとのくっ付いた字にもどってしまうけれど
焦らず丁寧に書くことだけで こうも上達するんですね。
40年も汚い字を書いている私はもはや 修正不可能

子供たちには、似てほしくない私の字。
K


ガンバろ!
字がキレイで損することは絶対にないから。

始めました。

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