デスバレーボムという技は比較的新しい。元祖は三田英津子である。全日本女子時代に下田美馬とタッグを組み暴れていた時代はよく見ていた(現在はNEO)。
この技は、相手をファイアーマンズキャリーに担ぎ、そのまま横に倒れこんで相手の脳天をマットに突き刺すというえげつないもので、その迫力は凄まじい。高角度パイルドライバー的な破壊力だ。
この技が発生したいきさつは、北斗晶のノーザンライトボムにあると言われる。
ノーザンライトボム、という技は、もちろん"鬼嫁"北斗晶のオリジナルフィニッシュホールドであるが、これはつまりもともとはボディスラムの変形技である。相手をボディスラムに抱え上げ、普通ならそのまま前方に投げつけるところを、抱えたまま脳天から落す。垂直落下式ボディスラム、と言われた。これはこれで相当にえげつない。
なお、余談になるがこのノーザンライトボムが夫の佐々木健介によってフィニッシュホールドとなり、変形の垂直落下式ブレーンバスターとして認識されているのは、女子プロの北斗晶が元祖であることに起因していると思われる。女子のボディスラムは、技への入り方が男子と違う。男子は相手の肩口と股下に腕を差込んで抱え上げて投げるという「抱え投げ」であるのに対し、女子はまず相手の首をフロントネックロック状態に持って股下に手を入れる。女子のかいな力の不足からくる入り方であろうと思うが、なので女子の場合はボディスラムとブレーンバスターの入り方が最初は同じである。
健介はやっぱり北斗が怖いので(笑)、北斗の技のかけ方を完全に踏襲している。つまりフロントネックロックから入る。男子の場合はボディスラムにフロントネックロックから入るということがないので、どうしてもブレーンバスターと混同されてしまう。なので、健介がやるとどうしても変形垂直落下式ブレーンバスターと認識されてしまうのだが、これは本来はボディスラムの変形であるはずである。以上は推測であるしどうでもいいことなのだが(汗)。
さて、三田英津子は北斗の弟子筋にあたり、このノーザンライトボムをさらに強力にしようとした。すなわち相手を抱えて落すよりも高角度、相手を肩に担ぎ上げて脳天から落すという方式にした。これがデスバレーボムである。
これを男子に持ち込んだのは高岩竜一ではないかと思うが、常に男子主導であったプロレス界で、ノーザンライトボムといいデスバレーボムといい女子主導で技が開発され男子に伝播したということは特筆すべきことではないかと思う。高岩は完全にこの技をフィニッシュホールドにしている。
デスバレーボムがボディスラムから由来しているとは言っても、技の形から言えばボディスラムなど影も形もない。一般的に分類するとすれば、これはファイアーマンズキャリーからの派生技としてとらえた方がわかりやすい。
ファイアーマンズキャリーからと考えれば、近い技としてはもちろんバックフリップがある。横に脳天から落すか、後方に落すかの違い。詳細は前記リンクを参照していただきたい。
そして、ファイアーマンズキャリーからの技としてはもちろん回転式のエアプレンスピン、そして回転させて前方に落すというブロック・レスナーの「バーディクト(F5)」がある。→フェイスバスター
また昨今は中邑がランドスライドという中途半端な技を出しているが、あれなどはファイアーマンズキャリーに担ぎ上げなくてはいけない必然性がよくわからない。不思議な技である。
さて、アングルスラム(オリンピックスラム)である。
カートアングルがようやく来日し、その模様を地上波でも見る機会を得た。僕はWWEをほとんど観ていないので、アングルスラムも観たことがないわけではなかったが「チラ見」しかしたことがない。漠然とデスバレーボムと同系の技だと思っていた。このアングルスラムと同型の技として、杉浦貢の「オリンピック予選スラム」があると言われる。カートアングルがアトランタ五輪金メダリストでありアングルスラムが"オリンピックスラム"と別称を持つのに対し、杉浦は五輪出場経験がないので「予選スラム」と洒落て言っているのだが、この「五輪予選スラム」を見る限りは、デスバレーボムに非常に近い。
違いは、デスバレーボムが完全にファイアーマンズキャリー状態から落す、つまり相手の頭部を肩の上で固定して横方向に突き刺すのに対し、五輪予選スラムは首を固定せずに相手の手首を固定し(相手の頭部が左側にくる場合は相手の左手首)、その相手の腕を引き付けるようにして横方向へ投げる。片方で相手の腿を固定しているために「肩車」のように高角度ボディスラムにはならず、脳天からマットに落すことに成功する。相手の腕を引き付けることによってある意味デスバレーボムよりも威力を増すことが出来る。デスバレーボムは、相手の腿(股下)にある自分の腕の押し付ける力によってマットに脳天を突き刺すわけだが、五輪予選スラムはもう片側の腕の引き付けも威力に加えることが出来るわけであるから。
というわけで、地上波で流れたアングルスラムを注目して見た。VTRで何度もスロー再生してみた。
そして結論としては、これはデスバレーボムとは違う、ということである。五輪予選スラムとも微妙に違う。
入り方はもちろん五輪予選スラムと同じである。当然と言えば当然だが。しかしカートアングルは、そのあと後方に倒れこむのである。以上書いてきたデスバレーボム系の技は横方向へと投げるのに。
後ろへ倒れこむとすればこれはバックフリップである。しかし、アングルスラムは左手首を固定し引き付けることによって相手の頭部を突き出させ、脳天(もしくは後頭部)をマットに叩きつけることに成功している。相手の胴体に体重を預けるのがバックフリップである。とすれば、これはバックフリップでもデスバレーボムでもない、強いて言えば変形のバックドロップではないのか。
これに近い技がかつてあった。近いと言ってしまえば、そのスピード感、叩きつける角度の違いから反論があろうかに思えるが、ブッチャーの山嵐流バックフリップである。これはアングルスラムとはスピードの点で比べ物にならないが、相手を肩に担ぎ上げ、後ろに倒れこんで後頭部を狙う点では近い。そういえばブッチャーの山嵐バックフリップは山嵐バックドロップと言われたこともあった。つまり中間色の強い技なのである。
さらに、天山の大剛式バックドロップである。これも近い。アングルスラムは左手首を固定するが天山はそれをしない。相手の腿を担ぎ上げる方式であるが、これも角度といいアングルスラムに近いように思えてしょうがない。比べて、アングルスラムは腕を一本固定しているが故に大剛式より受身が取りづらい。しかし角度は大剛式の方が急になることがある。
プロレス技を系統立てたり、分類するのは難しい。ノーザンライトボムが高角度ボディスラムであるのか変形ブレーンバスターであるのかもうよくわからないのと同様に。そもそもアングルスラムが出来上がったときにどういう形であったのか。本来は横方向に落としていたものが、危険度の関係で後方へ倒れこむ形になったのかもしれないし、一度や二度見たくらいでは判別が付かないのが本当のところである。全然話が違うかもしれないが、武藤のシャイニングウィザードも、今見れば低空ヒザ回し蹴りである。本来のヒザ眉間狙いとは大きく形容が変わっている。そんなこともアングルスラムにはあるのかもしれない。WWEに詳しい人はだれかご教授願えないものだろうか。
さて、話をデスバレーボムに戻す。デスバレーボムはファイアーマンズキャリー状態からの横方向脳天逆落としであるが、これに近い技でもっとえげつないものがある。それは小橋健太のバーニングハンマーである。
小橋は、相手を肩に担ぐ段階で、アルゼンチンバックブリーカー式に担ぐ。相手の腹が上を向いた状態だ。それを横方向に落す。落とされる相手は仰向け状態からであるのでマットとの距離感も掴めず受身が実に取りにくいことが予想される。この技を返したレスラーはまだ居ない。
さらにリストクラッチ式バーニングハンマーという技も田上に放ったが、これはアルゼンチン式の担ぎ方とは異なってしまうため、デスバレーボムに少し近づく。もう文章で表現するのが大儀であるのだが、アングルスラムとは違うほうの手でリストクラッチをする。リストクラッチ式エクスプロイダーの状況で肩の上に担いでいるようなものである。もちろん受身が取れなくなる。何れにせよ怖い技であり、ここ一番でしか使用しない。
小橋はようやく復帰のメドが立ったようである。完全復帰ともなれば、いよいよプロレス界最強の男の復活となるわけであるが、くれぐれも無理をしないでいただきたい。
追記:小技さんのお絵描き日記~イラストレーターへの道にイラストあります。
→デスバレーボムに挑戦!!
もちろん小技さんのHP「小技のプロレス画集」からも入れます。
いつもお世話になります。こうしてリンクさせていただくと本当にわかりやすい。小技さんのようにプロの方のイラストを参照させていただくのは本当に恐縮なんですが…。
この技は、相手をファイアーマンズキャリーに担ぎ、そのまま横に倒れこんで相手の脳天をマットに突き刺すというえげつないもので、その迫力は凄まじい。高角度パイルドライバー的な破壊力だ。
この技が発生したいきさつは、北斗晶のノーザンライトボムにあると言われる。
ノーザンライトボム、という技は、もちろん"鬼嫁"北斗晶のオリジナルフィニッシュホールドであるが、これはつまりもともとはボディスラムの変形技である。相手をボディスラムに抱え上げ、普通ならそのまま前方に投げつけるところを、抱えたまま脳天から落す。垂直落下式ボディスラム、と言われた。これはこれで相当にえげつない。
なお、余談になるがこのノーザンライトボムが夫の佐々木健介によってフィニッシュホールドとなり、変形の垂直落下式ブレーンバスターとして認識されているのは、女子プロの北斗晶が元祖であることに起因していると思われる。女子のボディスラムは、技への入り方が男子と違う。男子は相手の肩口と股下に腕を差込んで抱え上げて投げるという「抱え投げ」であるのに対し、女子はまず相手の首をフロントネックロック状態に持って股下に手を入れる。女子のかいな力の不足からくる入り方であろうと思うが、なので女子の場合はボディスラムとブレーンバスターの入り方が最初は同じである。
健介はやっぱり北斗が怖いので(笑)、北斗の技のかけ方を完全に踏襲している。つまりフロントネックロックから入る。男子の場合はボディスラムにフロントネックロックから入るということがないので、どうしてもブレーンバスターと混同されてしまう。なので、健介がやるとどうしても変形垂直落下式ブレーンバスターと認識されてしまうのだが、これは本来はボディスラムの変形であるはずである。以上は推測であるしどうでもいいことなのだが(汗)。
さて、三田英津子は北斗の弟子筋にあたり、このノーザンライトボムをさらに強力にしようとした。すなわち相手を抱えて落すよりも高角度、相手を肩に担ぎ上げて脳天から落すという方式にした。これがデスバレーボムである。
これを男子に持ち込んだのは高岩竜一ではないかと思うが、常に男子主導であったプロレス界で、ノーザンライトボムといいデスバレーボムといい女子主導で技が開発され男子に伝播したということは特筆すべきことではないかと思う。高岩は完全にこの技をフィニッシュホールドにしている。
デスバレーボムがボディスラムから由来しているとは言っても、技の形から言えばボディスラムなど影も形もない。一般的に分類するとすれば、これはファイアーマンズキャリーからの派生技としてとらえた方がわかりやすい。
ファイアーマンズキャリーからと考えれば、近い技としてはもちろんバックフリップがある。横に脳天から落すか、後方に落すかの違い。詳細は前記リンクを参照していただきたい。
そして、ファイアーマンズキャリーからの技としてはもちろん回転式のエアプレンスピン、そして回転させて前方に落すというブロック・レスナーの「バーディクト(F5)」がある。→フェイスバスター
また昨今は中邑がランドスライドという中途半端な技を出しているが、あれなどはファイアーマンズキャリーに担ぎ上げなくてはいけない必然性がよくわからない。不思議な技である。
さて、アングルスラム(オリンピックスラム)である。
カートアングルがようやく来日し、その模様を地上波でも見る機会を得た。僕はWWEをほとんど観ていないので、アングルスラムも観たことがないわけではなかったが「チラ見」しかしたことがない。漠然とデスバレーボムと同系の技だと思っていた。このアングルスラムと同型の技として、杉浦貢の「オリンピック予選スラム」があると言われる。カートアングルがアトランタ五輪金メダリストでありアングルスラムが"オリンピックスラム"と別称を持つのに対し、杉浦は五輪出場経験がないので「予選スラム」と洒落て言っているのだが、この「五輪予選スラム」を見る限りは、デスバレーボムに非常に近い。
違いは、デスバレーボムが完全にファイアーマンズキャリー状態から落す、つまり相手の頭部を肩の上で固定して横方向に突き刺すのに対し、五輪予選スラムは首を固定せずに相手の手首を固定し(相手の頭部が左側にくる場合は相手の左手首)、その相手の腕を引き付けるようにして横方向へ投げる。片方で相手の腿を固定しているために「肩車」のように高角度ボディスラムにはならず、脳天からマットに落すことに成功する。相手の腕を引き付けることによってある意味デスバレーボムよりも威力を増すことが出来る。デスバレーボムは、相手の腿(股下)にある自分の腕の押し付ける力によってマットに脳天を突き刺すわけだが、五輪予選スラムはもう片側の腕の引き付けも威力に加えることが出来るわけであるから。
というわけで、地上波で流れたアングルスラムを注目して見た。VTRで何度もスロー再生してみた。
そして結論としては、これはデスバレーボムとは違う、ということである。五輪予選スラムとも微妙に違う。
入り方はもちろん五輪予選スラムと同じである。当然と言えば当然だが。しかしカートアングルは、そのあと後方に倒れこむのである。以上書いてきたデスバレーボム系の技は横方向へと投げるのに。
後ろへ倒れこむとすればこれはバックフリップである。しかし、アングルスラムは左手首を固定し引き付けることによって相手の頭部を突き出させ、脳天(もしくは後頭部)をマットに叩きつけることに成功している。相手の胴体に体重を預けるのがバックフリップである。とすれば、これはバックフリップでもデスバレーボムでもない、強いて言えば変形のバックドロップではないのか。
これに近い技がかつてあった。近いと言ってしまえば、そのスピード感、叩きつける角度の違いから反論があろうかに思えるが、ブッチャーの山嵐流バックフリップである。これはアングルスラムとはスピードの点で比べ物にならないが、相手を肩に担ぎ上げ、後ろに倒れこんで後頭部を狙う点では近い。そういえばブッチャーの山嵐バックフリップは山嵐バックドロップと言われたこともあった。つまり中間色の強い技なのである。
さらに、天山の大剛式バックドロップである。これも近い。アングルスラムは左手首を固定するが天山はそれをしない。相手の腿を担ぎ上げる方式であるが、これも角度といいアングルスラムに近いように思えてしょうがない。比べて、アングルスラムは腕を一本固定しているが故に大剛式より受身が取りづらい。しかし角度は大剛式の方が急になることがある。
プロレス技を系統立てたり、分類するのは難しい。ノーザンライトボムが高角度ボディスラムであるのか変形ブレーンバスターであるのかもうよくわからないのと同様に。そもそもアングルスラムが出来上がったときにどういう形であったのか。本来は横方向に落としていたものが、危険度の関係で後方へ倒れこむ形になったのかもしれないし、一度や二度見たくらいでは判別が付かないのが本当のところである。全然話が違うかもしれないが、武藤のシャイニングウィザードも、今見れば低空ヒザ回し蹴りである。本来のヒザ眉間狙いとは大きく形容が変わっている。そんなこともアングルスラムにはあるのかもしれない。WWEに詳しい人はだれかご教授願えないものだろうか。
さて、話をデスバレーボムに戻す。デスバレーボムはファイアーマンズキャリー状態からの横方向脳天逆落としであるが、これに近い技でもっとえげつないものがある。それは小橋健太のバーニングハンマーである。
小橋は、相手を肩に担ぐ段階で、アルゼンチンバックブリーカー式に担ぐ。相手の腹が上を向いた状態だ。それを横方向に落す。落とされる相手は仰向け状態からであるのでマットとの距離感も掴めず受身が実に取りにくいことが予想される。この技を返したレスラーはまだ居ない。
さらにリストクラッチ式バーニングハンマーという技も田上に放ったが、これはアルゼンチン式の担ぎ方とは異なってしまうため、デスバレーボムに少し近づく。もう文章で表現するのが大儀であるのだが、アングルスラムとは違うほうの手でリストクラッチをする。リストクラッチ式エクスプロイダーの状況で肩の上に担いでいるようなものである。もちろん受身が取れなくなる。何れにせよ怖い技であり、ここ一番でしか使用しない。
小橋はようやく復帰のメドが立ったようである。完全復帰ともなれば、いよいよプロレス界最強の男の復活となるわけであるが、くれぐれも無理をしないでいただきたい。
追記:小技さんのお絵描き日記~イラストレーターへの道にイラストあります。
→デスバレーボムに挑戦!!
もちろん小技さんのHP「小技のプロレス画集」からも入れます。
いつもお世話になります。こうしてリンクさせていただくと本当にわかりやすい。小技さんのようにプロの方のイラストを参照させていただくのは本当に恐縮なんですが…。
いくら鍛えてるといっても一つ間違えば選手生命すら危ぶまれる技でしょう。
ところで先ほどネットで知ったのですがかつて新日のリングで活躍していたバットニュースアレンが亡くなったそうです。
坂口との柔道ジャケットマッチやブッチャーと組んでの
黒い軍団の一人として活躍しました。 ご冥福をお祈りします。
確か坂口を追いかけてプロレスにやってきたとも言われていましたし、あのへんと同世代、もしくはちょい下くらいですか。60歳そこそこですね。若い。
銅メダリストですがとにかくトンパチで、喧嘩、ストリートマッチであれば無類の強さを誇ったとか。腕っ節に自信がある風貌でしたよね。
また一人逝ってしまいました。合掌(涙)。
デビューしたときは千種のマネでしたが怪我を克服したあとから素晴らしいレスラーになりました。
女性としてもあのかわいさに好感が持てて大好きです。
三田のデスバレーボムはすごかったですね~。
彼女も北斗譲りの思いっきりの良さが切れ味を増していたかも!!
でもおっしゃる通り怖い技です。
と、横resで申し訳ありませんが、、
また一人レスラーがこの世を駆け抜けてしまったんですね…。
バッドニュースアレンのご冥福をお祈り申し上げます。
そう言えば週刊ゴングも廃刊なんですよね…
ところで、よく知らないのですが「ストレッチプラム」の場合は、故プラム麻里子さんが元祖で川田選手が受け継いだのでしょうか?もしこのへんの詳しいいきさつなどご存じであれば解説をお願いします。
横横resになりますが、バッドニュースアレンの訃報は驚きましたね・・・、やっぱりレスラーは短命なのでしょうか・・・。
今年は1月にバンバンビガロ、2月にグラジエーター、そしてバットニュースアレンと訃報が続きます。寂しい限りです。なんでよ…(涙)。
週刊ゴングはややこしい事情があるようで…こちらも残念です。
このことについて、都市伝説みたいなものが以前言われ続けたことがありました。曰く「プラムは川田の大ファンで尊敬していた。川田もそんなプラムの成長を我が事のように見守っていた。そしてあの事故。川田は哀しみを乗り越え、自らがプラムの得意技であったストレッチプラムを継承することによって永遠にプラム麻里子が忘れられないように今でもフィニッシュにしているのだ」
これはちょっと感動的な話なのですが時期が合いません。プラム麻里子さんが亡くなったのがちょうど10年前ですが、残念ながら川田はそれ以前からストレッチプラムを使っている記憶が僕にもあります。
ちょっと資料がないので記憶で申し訳ないのですが、確かこの技を考え出したのはお笑い芸人の「松竹梅」というトリオの「梅」で、彼が川田と呑んでいて提案し、それまで使っていた胴締めスリーパーホールドをもっと強力にしたいと思っていた川田が取り入れて本格的に使い出したということが真相だと言われています。「梅」が考えたから「プラム」。漫画みたいな話です(汗)。プラム麻里子が川田リスペクトというのは本当らしく、この「プラム」と名がついた技を取り入れたようなのです。ただ、僕もちゃんとした文献などで確認していませんので(ちゃんとした文献ってなんだ?)、本当かと言われたら自信はありません。ただ今念のためWikipediaで調べましたら同様の記述がありました。うーむ。
でも、確か他の説もあったのです。重し、垂直と言った意味の「plumb」から来ている、とか。だからまるっきり信用しないで下さい(汗)。
今、ヒーローズを見ているのですが以前話題になった柴田が好きなのか武田が好きなのかわからないなんて言った柴田勝頼選手が秒殺KOでした。
すごいパンチ力です!!!!
いや~これからが楽しみです
でも、もうこうなるとプロレスには帰ってこないのかなー。楽しみでもあり寂しくもあり…(汗)。