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papalion - 航海日誌

東京で活動するライブバンド papalion(パパライオン)のブログです。

テレビ見てていろいろと

2011年11月29日 | papalionいろいろ
最近、東日本大震災以降、テレビのバラエティー番組を見なくなりました。
初めのうちだけかと思ってたけど、
いつのまにか、お笑いが始まればすぐチャンネルを変えるように習慣づいたし。
ニュース、ドキュメンタリー、スポーツ中継、ドラマ、といった順番かな
「いいとも」も一切見なくなった。


最近は平日20時に家でテレビを付けてるとしたらBSプライムニュースですw
昨夜は大阪市長選についてやってて、なかなか面白かったです。
その後の報道ステーションでのコメンテーターの解説はお粗末だった。
大阪都構想について「伝統ある地域が潰される」ってどういう解釈なんだろうと思った。
それにうなずいてスルーするアナウンサーもね。

だいたい一つの社会事象・問題に対して5分・10分程度のニュース解説で理解できる訳がない。
1時間は話を聞いてやっとその概略が理解できるのではないかと個人的には思います。

大阪市長選については、橋下vs平松の討論会をyoutubeでみて、
それぞれのサイトをみて、その後webで情報を追いかけて、
ようやく地方自治とは何なのか、大阪の問題は何なのかを知りました。


大阪の問題はさておいて、
地方自治という問題については、ためになった感じがします。


個人的な解釈ですが、地方自治問題について

結論からいうと、
地方自治制度があまりにも古くなって時代に追いつかなくなった。
小手先の制度変革では太刀打ちゆかず、大きな変革が必要だという事です。
既に変革を模索・実施している個別の地域もあるけれど、日本全土でその大きなムーブメントとなって変革を行わないといけない時期にきている、という事だと思います。


昔はアメリカだけを注視していればよかったのが、そうもいかなくなった。
30年前と違い、中国、ロシア、韓国、他にもたくさん…冷戦時代には考えもつかなかったライバルが、時代の変化、技術の革新、社会意識の変化により日本の様々な分野に対して押し迫ってきている。

これまで地方自治体は、赤字決算にさえしておけば、優秀な国家官僚が立案し稼いできた外貨を地方にお金を落としてくれていたが、今はライバルの力は増すばかり、企業も官僚も現状維持すらヒーヒーで、国家としての力がどんどん弱まっている。
昔のように国に任せていれば、地方に予算を落としてくれていた構造が崩壊しつつある。

そんな状況において、地方も直接他国と、他国の都市と闘えるよう、国を仲介せずよりスムーズな動きの出来る地方エリアを作っていくしかない。対外国だけではなく、対内需についても利便性を発揮しないと、TPPが正式に稼働してしまえば簡単に他国に内需産業も奪われてしまうような、手に負えないグローバルな世界の動きがすぐそこまできている。

つまりは、地域自治の構造の大きな変化を考えないと、ただただ外国や先に変革した地域に何もかも吸い取られかねない状況なのだと解釈しました。
既に財政破たんした夕張なんかはそういう状況なのかと思います。
東京近郊でもそういう事は少なからず起っているはず。

それぞれの地域では、地域がより地域の個性を発揮する土壌を作るためにどういった手段が必要なのか、をそれぞれがそれぞれに合った枠組みを形成し、醸造させていくことが求められると思います。

地域の独自性なしに個の魅力は生まれないし、特別な個の魅力なしには他と勝負も出来ないですから。


昔、伊達政宗が直接外国と貿易をはじめようと船を出したように、地方も独立心を持つべき時期に来たし、国家も国が地域を背負って走るのではなく、国が走る地域をサポートするような立場に移行する時期に来たのではないかと。


個の動きは大切に、大きく動きたい時には、自分達が選択できる大きな船に乗れるようなシステム。
そんなのがいいな。


僕らインディーズバンドをやってて、
好きな音楽を拾いたいユーザーと好きな音楽を発信したいプレイヤーがもっとうまく結び付けられないかと思います。

そもそもライブハウスでおこなわれている音楽は、音楽ユーザーの何らかしらの糧に成り得てるのかな?
ライブハウスのユーザーにはプレイヤーも多く、そういうプレイヤーが音楽活動から足を洗うと、ライブハウスには遊びに来なくなる現状をみると、ライブハウスユーザーは現役プレイヤーと、現役プレイヤーを見に来る音楽ユーザー、とその他の人達と言えると思います。


中途半端で終わらせてしまった。
もう少し考察を深めないと…
またです。

meateaters(ミートイーターズ)

2011年11月09日 | papalionいろいろ
先日のレコ発ファイナルの楽屋で、meateatersのジュンペーさんから、
肉はあんまり食わなくなった、という衝撃的な言葉を聞いたのですが、
それとは関係なく、僕はミートイーターズには色々とお世話になりました。

人にももちろんですが、やはり音楽に助けられました。
20代の頃は本当に。
ユニットバスのバスタブにお湯を充たしてお風呂に入りながら便器にラジカセ置いてミートのCDをずっと聴いてました。
仕事終わって家に帰って唯一それが楽しみな時期もあったし。
今その状況を考えると、換気扇から外に音が漏れてるわけだから相当迷惑な住人でしたが(笑)

やっぱりどう解釈してもナンバーワンなんだと思います。

今回パパライオンに参加して貰って、リハでその繊細さが伝わってきた時は感動しました。
わかってた事だけど、ジュンペーさんの感性って、見えそうで怖いです。

絶対またやりますよw

tenniscoats/tan - tan therapy と…

2011年10月09日 | papalionいろいろ
最近買った中で、特に感動したCDがテニスコーツ。


テニスコーツ「tan - tan therapy」。
アルバム自体、コンセプトがあって聴き心地良くて、特に、頭の2曲は素晴らしく良いです。
日本にこんな雰囲気を持ったバンドがいたんだと、衝撃でした。

ギターの植野さんはプカプカブライアンズというバンドを昔やってて、(今は、プカプカでは特にライブはやってないようだが、)そのプカプカは、パパライオンのイベントライブにも、昔、出て貰ってまして、テニスコーツともお付き合いは古いですw

そんなテニスコーツと、8月15日のプロジェクト福島で久しぶりに会いました。
植野さんは最後に会った時にはべろべろに酔ってたけどwww

テニスコーツのバンドとしてのスタイルは大好きで、情報だけは逐一調べてましたが、プロジェクト福島で久しぶりに会えたのは、パパライオンの方向性がテニスコーツと似てきたせいなのでしょうか?
好きな事をやり続けるという点で合ってきたと思える出会いでした。

そうそう、テニスコーツはFUKUSHIMAオーケストラ主宰の大友さんとも一緒にライブ活動してたりするし、バンドを長い事やってると、めぐり会いって面白いです。




なんかそんなこんな、僕らパパライオン、CDアルバムを作って良かったです。
時間をかけて妥協を極力抑えて作ったモルテンCD。
自前で長い時間かけてミキシングをしたので、相当な回数聴いた音源ですが、
久しぶりに聴いても、楽しく聴けるのがうれしい。
佳作って扱いたい曲もあるけどねw

曲作りが多産なバンドレス堀川さんをみてると、曲を作ること、新曲を発信し続けることの重要性を思います。

そしてなにより、これをさらに、次を考えられるってことが出来るのが、うれしいです!

ライブ空間がどれだけ楽しく作れるのか!
今、目指してる要素です。


少年ナイフ

2011年09月23日 | papalionいろいろ
先日は、パパライオンのレコ発、大盛況でフードも完売しました。
計算によるとお客さんの半分以上がパズーとおいしいごはんたちのライズバーガーを食べた事になります。満足至極でございます!

遅くなりましたが、ご来場の皆様には、楽しい空間を作って頂き本当にありがとうございました!
そして出演者並びに、関連スタッフの皆様方においても、ご尽力頂きましてありがとうございました。経験した事のない幸福感を味わせて頂きましたm(_ _)m
ありがとうございます!心から感謝します^^

ただ、人の欲望は果てしないもので、一度味わった快感は、もう一度味わいたいと思うものらしく、次、どうやったら同じような感覚を得られるのか、日々考えながら過ごしてます(笑)
頑張ります!


少年ナイフ
出会ったのは大学の時、もう十年以上前の事です。
大学の学園祭に少年ナイフが出演しました。

当時は学園祭で少年ナイフのコピーバンドもやったりして、天上の存在で、
今、そんなバンドと共演出来た事が夢のようです!

少年ナイフとはbandlessの堀川さんを通じて、数年前に直接知り合いました。
その時の事は今でも覚えてます。
あのワナワナ感(笑)
何をどうこうしたとかは全く覚えて無くて、とりあえず突っ立って挨拶しただけで…

それから、少年ナイフが東京に来る度に会う機会が増えて、今に至る訳です。

今回で、共演3回目でしたが、少年ナイフのライブは東京に来る度に結構見てて、
ホント、毎回素晴らしい限りです。
そんなこと、僕が言うまでもないことだとは思うけど。

物販コーナーで一緒にTシャツを売っている時と、ステージ上の人達が同じ人なのかと、
目を疑いたくなるくらいステージのオーラが凄いです。

なんてったって盛り上げるスタイル!
ヨーロッパツアーでも楽しげ
http://www.shonenknife.net/tour_blog.html


ライブってなんなんですかね?
お祭りに近いのかな…

ときめきだったり、いじらしさだったり、お酒がちょうどいい感じでぐるぐる回ったり。
興奮して叫びたくなったり。

自転車旅でペダル漕いで、心地よい疲労と周りの景色が溶けていく感覚を思い出させてくれたり、
車でドライブしてる時の疾走感、ドライブ感だったり。
色んなものがステージの見栄え、音響とライブハウスの雰囲気でじわじわと高揚していく感じが、すんごい楽しいんですよね。

そういう楽しい感覚を、シンプルに、素直に解放してくれるのが少年ナイフなのかなと思います。

関係ないけど、僕が高校の時、初めてステージにたったバンドはラモーンズのコピーバンドでした^^

こまっしゃくれた音楽も好きだけど、少年ナイフを見てると、楽しい感情を解放させる音楽をずっと突き詰めていくことがどれだけ人を幸せにしているのだろうって、あらためて思いました。

なおこさん!


プロジェクト FUKUSHIMA!

2011年09月09日 | papalionいろいろ
この夏はプロジェクト FUKUSHIMA!
に参加してきました。

プロジェクト FUKUSHIMA!とは、3月の震災で放射能汚染問題の渦中にある福島市で行われたイベントで、遠藤ミチロウ、大友良英など福島出身のアーティストが、福島について考えようと企画した世界同時多発イベントです。
詳しくは下記URLで

プロジェクト FUKUSHIMA! HP
http://www.pj-fukushima.jp/index.html

放射能汚染問題については、特に述べません。
僕ら30オーバーの人間にとっては、放射能はそれほど影響ないので。
でもただ、イベントで読まれた詩については、心動かされました。
住んでた土地を失う事。例え住めたとしても、今後、数十年以上悩まされる事になる問題を、今まで無関心に見過ごしていたんだという事を、リアルに感じさせられました。


プロジェクト FUKUSHIMA!では大友良英さんの主宰する『FUKUSHIMA! オーケストラ』に参加してきました。

二日前のリハから参加して来たんだけど、良かったし勉強になりました。
音楽に関して、「勉強になった」なんて言葉を使うのは今回が初めてかも?
価値観的に楽しかったです。

音楽って遊ぶもんだ と再認識できた。

でも、音で遊ぶという感覚を、シンプルな理屈で説明して貰って、
しかもこんな大人数で一体感がある表現をしたのは初めてです。


バンドなんかやってると、下手、上手い、カッコいい等、
それぞれ個人の主観で、勝敗のわかりにくい言葉をいっぱい聞きます。

もちろんそれはそれぞれの価値観なんだろうとは思います。

例えば、受けての主観を満足させられなくて、
でも自分の中で確実に正としてる事を実現できればOKだと思えるわけだし、
何が成果なのかを自分以外の人に説明するのかはかなり難しい作業な訳で…
民主主義的に考えて、
大多数の人が納得するモノであればイイかと言えば、絶対にそうではないし…

とにかく、音楽を評価するってのは、わかりずらいってことは確かです。


『FUKUSHIMA! オーケストラ』では、音を出す楽しさを再確認出来ました。
緊張感、グルーブ、音感、空間。
僕が今バンドに求めてるほぼ全てのイメージを答えてくれたかもしれないです。


ってか、ライブハウスで多くのバンドを見てきて、
ライブハウスの楽しさって何なんだろう?と思い悩む事もあったので、
その疑問にセンス的に答えてくれた、合ってたんだと思います。


『FUKUSHIMA! オーケストラ』本番はあまり良くなかったけど、
リハのグルーブは超楽しかったし、今後、継続して参加していきたいです。

東京でも10月にやるらしいです^^