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papalion - 航海日誌

東京で活動するライブバンド papalion(パパライオン)のブログです。

papalionのこれまで

2011年09月07日 | papalionいろいろ
papalionを始めたのはずいぶん前の事です。

何がきっかけだったかは良く覚えてないけど、
大学時代に二人で結成しました。
そいで、後輩の女の子をベースに入れて、
三人で下北沢の屋根裏で初ライブをしました。

これもいつだったか忘れたけど、
大雨の日の下北沢屋根裏、
お客さんが2~3人だった時もありました。
その頃の下北屋根裏は下のキックボクシングジムから汗臭いにおいがぷーんと匂ってきて、
湿気の多い日は特にキツイ!

でも、下北では今でも繋がっている多くのバンドに出会いました。
meateaters,キヨステ,ヘルシンキ・オン・ザビーチ,ガールズフロムイタリア,グロプチン,テニスコーツ… 数上げれば他にもたくさんいると思います。

その下北時代に、ベースの女の子が抜けて、ギターの女の子(大学の後輩)が入りました。
その辺りから、拠点を下北沢から三軒茶屋に移してライブをやるようになったかな。

三軒茶屋では今までよりさらにハードなバンド、アングラなバンドが多くて、最初は面喰った感じ。
でも、そのアングラさが性に合ってたのか、多くのバンドと繋がりました。

カイパン(ウーハ―)、パニックスマイル、スーパージェットカプリコーン(リーゼントスリム)、アーデル(bandless)、O-ne、ボストンクルージングマニア、サラダバー、シーミール…、他にもたくさん。
そして活動拠点も広がり、高円寺、東高円寺、西荻や国分寺でライブをやったりして、
脱帽ノイズ(ソコラノグループ)らと繋がったりしました。

時代の流れは早いもので、何年かそこで活動している間にギターの女の子が抜けて、
新たに大学時代からしょっちゅう一緒にリズム隊を組んでたベース(男)を新たに迎えて
攻撃的なライブスタイルを展開するようになりました。


……

ソコラノグループという花

2011年09月06日 | papalionいろいろ
ソコラノグループ デビューミニアルバム『sokoranogroup』

1、おいてけ!
2、はなたれたいな
3、バイバイしなしな
4、アイドンノウ
5、ぼくは何してんだ
6、オンガク

タイトルだけ読むと、壊れてるのかなと思ってしまいます。

でも、その文字を追うと、日本語として複数の意味を持たしてる事に気づきます。
より濃い気分と感情。
頭より先に喉から出てくるワードで、叫んでるんだ、凄くシンプルに。

6、オンガク

もうなんだか単純みたい
同じところで廻っていたい
僕のアタマは感覚しだい
突き抜けた衝動でしたい

感触感じてハイになって
空間深く入り込んでいく オンガク

もうなんだか単純みたい
同じところで感じるみたい
曖昧な妄想でしたい
ひねくれた本能でしたい

感触感じてハイになって
空間深く入り込んでいく オンガク

もうなんだか単純みたい
同じところで廻っていたい
突き抜けた衝動でしたい

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彼らの音楽に向かう姿勢をストレートに表現してる。

僕はライブハウスによく足を運ぶんだけど、
ソコラノグループのライブパフォーマンスは圧倒的にカッコいい!
しかもいつも都内各所で数多くのライブをやってるけど、どの場所で見ても素晴らしくカッコいい(※それがどれだけ凄いことかはプレイヤーとして嫉妬するくらいです)。
ドラムの音がバカでかくてベースが全然聞こえないようなちっちゃな箱でやっても、強力にのせられてしまうグル―ヴ。
グル―ヴっていうワードが最も似合うバンドかも。
超絶だし!


たぶん、常々、日々の生活で理性的であろうと、人は活動していると思います。
トラブルに合うと、相手を理解させようとし、頭で考えて。そうした結果、使うワードが難しくなり、その言葉の説明がさらに複雑になり、何を説明してるのかが時にはわからなくなりながらもコミニュケーションを継続することで曖昧な考えを隠しながら。そしてそうした一連の流れを繰り返しつつまた新たな日の日差しを拝む。
しかしその根底には、今現在より、より素晴らしい社会を構築しようという欲求があり、自分の依る場所を確保しながら、少しずつトラブルを克服し、協調し、自分の生きやすい世界に近づけようと日々の生活を営み続ける。

なんだか偉そうに書いてしまったけど(笑)、そんな頭に入ってこないごたくはいらない!

「好きでやってる」を、地でおこなうソコラノグループ
彼らのスタイルどおり、ソコラノに言葉の解説は不要。体感して欲しいです。

青々とせわしく生える東京アンダーグラウンドシーンに咲いた、
色映え鮮やかで、飛びきりカッコいい一輪の大きな花。

今、この時期に見ずしていつ見に行くんだ!

と!言いたい


bandless(バンドレス)の世界

2011年08月31日 | papalionいろいろ

♪グッドダッグ(いいカモ)

アクが浮いている 寄せ鍋のような水面を
いともスイスイと 泳ぎきれているわけもなく
引っかかってはなびいている 引っかかってはなびいて行く
それじゃいいカモだ それじゃいいカモだ
グッドダッグ グッドダッグ

渋谷の呼び込み 微妙な臭いを嗅ぎわける
… … …

♪木を見て森を見る

見えないほど今は見える
聴こえづらくても今は聴ける
「誇大妄想」の光が
今一人の男を救う
そうだ!
木を見て森を見る
木を見たら森が見える
期を見て森を見る
木を見たら森が見える

♪ヘリウムラジウム

ヘリウムガスを吸って 上に上がろうとしてたら
言葉だけが上ずって 宇宙人の声になった

ヘリウムガスが無くなって 下に下って行く時に
鼻につき目に染みる ラジウムの息を吐いた

ジミヘンも風船おじさんも 上昇気流に乗って
銀色の袋に閉じ込められた ヘリウムの匂いがした

ラジウムガスを吸って 塵肺訴訟を起こす
そんな馬鹿げたことだって 面白くはなってたんだ

ラジウムガスも無くなって、もうどうでもよくなって
ヘリウムガス吸ったって ラジウムの匂いは残る

ジミヘンも風船おじさんも 上昇気流に乗って
銀色の袋に閉じ込められた ヘリウムの匂いがした

あー ジミヘンも風船おじさんも 上昇気流に乗って
銀色の袋に閉じ込められた ヘリウムの匂いがした


あー ラリった空、見たんだ
ぶっ飛んだフリして
闇雲に弄(まさぐ)ったんだ
手に入れたフリして
幾ら吐いたって
幾ら吐いたって
ラジウム卵の匂いさ

all songs, words by 堀川卓(bandless

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バンドレスも2007年にツアーに出た時の道中ミュージックだった。

当時聞いてたのはbandlessの「bandless」だが、2年前に出たアルバム、bandlessの「トレーダー分岐点」も素晴らしく良い。是非お勧めです。
僕らがCDを出すきっかけになったCDアルバム。

歌詞の世界観とサウンドが心地いいのは、そこに人のリアリティーがあるからだろうか。
人間臭さ。
内容には摩訶不思議なユニークな話も多いけど、ユーモアに溢れてて、普通に歌詞を読んでても笑ってしまう。

独自の空想世界を紡ぎだす歌い手は数多いるが、バンドレス堀川さんの世界観は、空想でもリアリティーからはみ出してない。
世代間共通の、親切なワードだと思う。
だから聞き手の心を惹きつけるんだろうし、ライブで一緒に歌ってしまうんだろうと思う。
しかも笑いの常套を知ってる堀川さんらしいオブラートに包まれてて、生々しくなく、恥ずかしくなく、楽しく口ずさんでしまうんだろうと思う。
ふざけたようでいて、実は丁寧に紡いでるのが、上のように言葉に置いて読む、とわかるかと思います。
メロが素晴らしく良いのが、その丁寧の最たる「心」でもあるし。

bandless 応援しがいがあります^^




はっぴいえんど 風をあつめて

2011年08月30日 | papalionいろいろ
♪ 風をあつめて

街のはずれの
背のびした路次(ろじ)を 散歩してたら
汚点だらけの 靄(もや)ごしに
起きぬけの路面電車が
海を渡るのが 見えたんです
それで ぼくも
風をあつめて 風をあつめて
蒼空(あおぞら)を翔けたいんです
蒼空を

とても素敵な
昧爽(あさあけ)どきを 通り抜けてたら
伽藍(がらん)とした 防波堤ごしに
緋色(ひいろ)の帆を 掲(かか)げた都市が
碇泊(ていはく)してるのが 見えたんです
それで ぼくも
風をあつめて 風をあつめて
蒼空を翔けたいんです
蒼空を
    
人気のない
朝の珈琲屋で 暇をつぶしてたら
ひび割れた 玻璃(がらす)ごしに
摩天楼の衣擦(きぬづ)れが
舗道をひたすのを 見たんです
それで ぼくも
風をあつめて 風をあつめて
蒼空を翔けたいんです
蒼空を

作詞:松本隆 作曲:細野晴臣

はっぴいえんどを知ったのは、随分前だけど、
好きになったのは2007年夏のツアーに出た時、
福岡で対バンだったアップルパイプリリーの人に、
papalionは絶対好きだろうからと、
はっぴいえんどのライブCDをプレゼントして貰ったのがきっかけ。

結果、ツアー中の車内で、bandlessか、はっぴいえんどか!
ってぐらいCDをローテで流して聞いて、好きになりました。


歌詞の世界観が好きなのかもしれない。

何気ない休日の昼間の街歩きで、
見た所見た所、自分勝手に抽象化しながら、ワードで遊んでる姿が、
どことなく梶井基次郎っぽくてイイです。

「風をあつめて蒼空を翔けたい」
なんて発想、限られた時間帯と季節、ロケーションでしか
思いつかないだろうなぁと思って。

ツアーをした時期がちょうど夏だったので、
はっぴいえんどが持ってる要素とマッチしたかもしれないです。

夏にとおで

2011年08月28日 | papalionいろいろ
今年の夏は3箇所に遠出。


丑の日に長野の小諸に鰻と鯉料理を食べに

フジロックへ新潟苗場

プロジェクトFUKUSHIMA!に参加するため福島へ
ついでに福島の五色沼と吾妻小富士も


今年は近場で済ませました。


まだ秋もあるし、

もう何箇所か追加したいな。


それと、今年も家のゴーヤ棚にカマキリと、
大葉の大鉢にバッタがやってきました。

緑の昆虫を惹きつけるモノがあるようです。