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papalion - 航海日誌

東京で活動するライブバンド papalion(パパライオン)のブログです。

宇宙のこと考えると眠れなくなるのね

2007年11月09日 | キャンプでライブツアー'07・後
宮沢賢治記念館入り口のガラスのフクロウ
9月16日昼、イーハトーブ。花巻温泉郷ぎんがの湯でちょっと休憩。

今回のツアー、ライブ後はそのまま次の街へ移動がほとんど。高速道路のETC深夜割りを使いたいのと、宿泊費を浮かせたいということもあったんだけど。しかしライブで汗かいてそのまま移動して車中泊、しかも夏、これだとさすがに体中ぺたぺたして気持ちが悪い。だからライブの次の日は、日帰り温泉施設でちょっと休憩ってのが定番になった。
昨日も青森サブライムでのライブ後、Ca-pの藤井さん宅で夜食をごちそうになって、そのまま移動。もう帰るだけだから別に良かったんだけど、ぎんがの湯って名前に惹かれてしまった。淡く色の着いたつるつるした肌触りのお湯で、北海道・東北ツアーの疲れを洗い流す。

別に急ぐ用事もないし、宮沢賢治の足跡をちょっと訪ねてみようと「イギリス海岸」へ。賢治がイギリスのドーバー海峡の地質に似ているからと名付けた北上川の泥岩。しかし昨晩降った雨のせいで泥岩は川底に沈み、ただの川だった、、、しかも濁流。
気を取り直し「宮沢賢治記念館」に着いたのは午後2時頃。また雨が降ってきた。記念館脇の「注文の多い料理店」に出てくるレストランと同じ「山猫軒」で遅めの昼食をとってから入館。資料もおもしろかったけど、賢治作品のアニメビデオとか大銀河系図のドームとかもあって良い雰囲気だった。

こどもの頃「銀河鉄道の夜」を読んで、あの幻想的な世界観に全く着いていけなかった。話に華もなく、常に寂しい感じが漂っていて入り込めなかった。それ以前に得体の知れない列車に乗って銀河を旅する事自体が恐かった。この物語を童話ってくくりにするのはおかしい。こどもにとってイメージの世界ほど恐いものはないんだよ、どこまでも膨らんでいくんだから、、、かなり嫌だった、これ書いていて当時感じた気持ちを思い出した。今思うと完全に引き込まれていたのかもねー。

>>「パパライオン 日本ツアー 2007」スケジュール



何だ?あの長い土壁!

2007年11月04日 | キャンプでライブツアー'07・後

9月16日午前、志波城跡。

青森からの帰り道、盛岡市街地を抜けることを避けて、郊外の県道を走っていると、突然長い土壁と大きな門が見えた。「何だあれ?!」「なんとか城跡って書いてあった!」「Uターン!」

志波城は平安時代、延暦22年(803年)に征夷大将軍坂上田村麻呂が蝦夷の長であった阿弖流為(アテルイ)と母禮(モレ)を破り造った城柵。
それにしても殺風景な造りだなー。歴史感を出すため、わざと木肌を見せた、地味な感じにしてあるのかと思ったら。当時も何の塗装もされていなかったそうだ。でもこういう場所は雰囲気があって大好きだ。一気にタイムスリップ。「この城の城主に会いたい!案内せい!」なんてー。でも残念ながら城壁と一部しかまだ再現されていない。

駐車場脇の展示室でいろいろ話を伺う。志波城の外郭は、840m四方の築地塀で囲われていたというからかなり広い。一区画再現するだけでもかなり費用が必要なんだとか。なんとかあまりお金をかけずに再現できないもんだろうか。
ひとしきり見学して、「飲み物売ってないの?」「喉が渇いた!」って何ともわがままっぷり発揮な僕らに、お茶で良ければと冷たい麦茶を出してくれた。早く完成すると良いね!

今回のツアーでほんと日本各地いろいろな場所に行ったなー。地形や気候はその土地土地で違っていたし、匂いっていうか空気感も違いがあっておもしろかった。でも少しでも都市部に入れば駅前や国道脇の風景は均一化されどこも同じような建物が並び、いったい自分がどこにいるのか分からなくなるってのも事実だった。
昔ここには日本列島北部の自然に根ざし形成されていた文化があった。それは蝦夷(えみし)により守られていた文化であって、大和朝廷の文化、つまり和なものではない。
昨年11月末に行った沖縄、気温25度、半袖半ズボンの人が歩く町並みで見た、全国チェーンのファーストフード店の真っ白な雪が降り積もるクリスマスのディスプレイに感じた違和感をなんとなく思い出した。

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4000年前の日本で4000年後の日本を考える

2007年10月28日 | キャンプでライブツアー'07・後

前回と日付が前後するけどツアー道中記の続き。

9月8日北海道へ渡るため青森フェリーターミナルへ向かう途中、「三内丸山遺跡」に立ち寄る。案内看板を見ながら走っていたつもりが、なぜか道に迷う。午後4時頃なんとか到着。

到着してすぐボランティアガイドツアーが出発するとアナウンスがある。1時間程度だということで参加することに。参加者10人程度。約5500年前~4000年前の縄文時代の集落跡をガイドさんが手作りでファイリングしたと思われる資料を見せながら案内してくれる。こうゆうのに参加するとより深く理解できて楽しい。

そんな中やっぱり目についたのは、6本の柱で作られた大型掘立柱建物跡。直径1mの栗の木で作られてたんだって。当時はこの周辺にも栗の木が豊富に育っていたらしいが、現在の日本にはそんな栗の巨木は無いので、再現するのにロシアから取り寄せたそうだ。それにしても何に使われていたんだろう。物見櫓、倉庫、祭壇、、、はっきりとは分かっていないらしい。僕はなんとなく祭りの時の祭壇じゃないかと思う。この周りで火を焚き、楽器を鳴らし、飲んで踊っていたとしたら楽しそうだからね。

でも一番驚いたのは、ここでの暮らしが大きな変化も無く1500年も続いたということ。例えば1500年前と現在の日本人の生活様式はまるで違っているし、今の生活様式が1500年後も続いているかはかなり疑問。というよりはこのままの生活様式では地球自体が数十年ももたないだろう。現在の日本にとって、日本じゃなくても、安定して持続できる生活スタイルの確立って必要だと思う。

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海から日本を眺める

2007年10月27日 | キャンプでライブツアー'07・後

9月15日朝、大沼のキャンプ場を出発し函館に向かう。10時発の青森行きのフェリーに乗り、4時間かけて津軽海峡を渡る。今日は天候も問題なく無事に乗れた。青森→函館は真夜中だったので、すぐに寝てしまった。でも今回は昼間だし、ちょっと雲は多いけど見晴らしも良いのでいろいろ探索へ。とりあえずお風呂に入ってみる。外が見える展望風呂を期待していたのに、窓ひとつ無く外は見えない。しかもシャワーしか使えず、なんとなく残念。

甲板に出る。風が心地よい。僕は内陸で育ったので、海にはあまりなじみが無い。こんなふうに海から日本を眺めたのは初めての経験だ。こうしてのんびり眺めていると、日本も海に浮かぶ島というか単なる陸でしかないことが良く分かる。上に乗っているものの違いで日本と定義され区別しているだけ。いろいろ近代的にデコレートしたところで、本質はただの陸地。いつか船で世界を旅してみよう。きっと思いもよらない感覚が生まれるだろう。

船に乗るとこうもセンチメンタルな気持になるのは何故なんだろう。津軽海峡って場所のせいなのだろうか。広い船内、結構人はいるけれど、みんな何故か無言。船のエンジン音しか聞こえない。なんだか乗客の大半が暗い過去を背負った人に見えてきた。甲板に一人で海を眺めている女性を見ると、きっと何か訳ありなんだろうと勝手に失礼な妄想をしてみたり。なんてことはない、甲板に出ると風が強くて、しかめっ面になるってだけの話。だからみんなちょっと物思いにふけったような表情になるんだね。

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80歳のキャンパー

2007年10月26日 | キャンプでライブツアー'07・後

9月14日朝、旭川から札幌に戻る。明日は函館から10時発の青森行きフェリーに乗るため、大沼のキャンプ場へ行く予定。来た時とは違うルートってことで、小樽経由で函館方面へ向かう。

昼頃、小樽に到着。お昼でも食べていこうと、駐車場を探すがどこも有料。さすがに観光地だ。しぶしぶ600円払ってクルマを止める。
ぶらぶらしながら良さそうなお店を探す。何事も決めるのが苦手な僕らは、かなり迷ったあげく「石水」って天ぷら屋さんに入る。10席ほどのカクンターだけのお店だったけど、食べるスピードに合わせて目の前で揚げてくれる。ツアー中で一番贅沢なランチを食べた。
贅沢ついでに「ショコラ・デュ・ノール」のアイスチョコレートドリンクを購入。想像以上にパンチの効いた濃厚な飲み物でした。眠気も吹っ飛び小樽を後に。


夜8時頃、目的地の東大沼キャンプ場に到着。ここは札幌に行く前、大沼に寄ったときに見つけた無料のキャンプ場。北海道最後の日はここにしようと決めていた。金曜の夜ってこともあってか結構たくさんの人がいた。すでに真っ暗だったので僕らも急いでテントを張る。夕飯を済ませた後、炊事場の明かりの下でのんびり大沼を眺めながら飲んでいると、「ほんと良いところですね~」とおじいちゃんが声をかけてきた。僕らも「ほんとですね~」なんて言いながらしばらく談笑。

おじいちゃん:「道に迷って偶然このキャンプ場を見つけたんだ~」
僕ら:「へ~」
おじいちゃん:「どこでもキャンプできるようにね、ハイエースを改造してあるんだ~」
僕ら:「すごいですね~」
おじいちゃん:「それで今日はバーベキューをしたんだ~」
僕ら:「いいですね~」
おじいちゃん:「今年80歳なんだ~」
僕ら:「マジっすか!?」

4つ歳下(これもびっくり)の相棒とお手製キャンピングカーで北海道をまわっているんだってさ。いくつになっても冒険心を忘れないってすげ~!
この日で今回のツアー中のキャンプも終わり。

上の写真は翌朝出発前の大沼。朝の水辺はとても穏やかで、凛としている。

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