G大阪、李根鎬が決勝点=Jリーグ・G大阪-浦和(時事通信) - goo ニュース
珍しく、アルビ以外のJリーグのネタです。
BSスカパーでガンバ対浦和を見ました。
このカードは「ナショナルダービー」とこのブログで称していましたが、現在ガンバはリーグ戦で浦和に最後に敗れたのは2007年8月のこと。ここ4年間はガンバが圧倒しているのですから、「ナショナルダービー」と称するには少々キツい成績です![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0208.gif)
今日の試合も今までの流れを引き継ぎおり、ガンバがポゼッションで圧倒し、浦和はカウンターでしか活路を見いだせない内容でした。
結果は1-0でしたが、ラフィーニャが決定機を幾度か逃したので、ラフィーニャにツキがあれば3-0や4-0も十二分にありえたゲームでした。
ただ決定機を何度も逃し、相手に流れが渡るというゲームはアルビの時に相当目にしていましたから、個人的には「浦和に流れが行くんじゃないのか」と思っていましたが、それを上回るガンバのポゼッションは素晴らしかったとともに、何もできなかった浦和の不甲斐無さに2003~2007年の黄金期の面影は一切ありませんでした。
アルビサポとして見た浦和はエメルソンやワシントン、ポンテや闘莉王、長谷部など、押し込まれていてもそれを打開できる強烈な個が存在していました。彼らは自分の目には「スーパー」な選手に映りましたし、彼らの劇的な一撃で収めた勝利は数えればキリがありません。
しかし黄金期の浦和を支えた選手は一人、また一人と去りました。その中でも特に影響力の大きかった選手はポンテと闘莉王だったと思います。
アルビのゲームではポンテと闘莉王の2人には後半ロスタイムで劇的なゴールを決められ、「勝負強い」印象があるだけにそうした思いをより抱いてしまいますが
、この2人はJリーグ史に残る選手だと思います。
しかしポンテと闘莉王の別れは決してハッピーなものではありませんでした。
ポンテは昨年結果を残していましたが、世代交代を理由に契約は更新されませんでした。(ヒーローインタビューでは涙を流していましたね)
闘莉王に至っては当時監督だったフィンケとの折り合いが付かず、名古屋に放出される格好になりました。(闘莉王が加入した昨年、名古屋はリーグ王者となり、浦和は10位に沈みました)
彼らの代役として目をつけられたのがエジやマルシオ、永田でした。しかしアルビで輝きを放った彼らは浦和に移籍して以降、アルビ時代と同等ないしそれ以上の輝きを放ってはいません。(福田が指摘するには「優勝を要求されるチームではなかった新潟と、優勝を目標とする浦和では環境が違う。そのため、必ずしも新潟時代と同じパフォーマンスができるとは限らない」らしいですが、彼らが活躍しないのは何とも複雑な気分です)
闘莉王を放出してフィンケ体制に賭けた浦和でしたが、昨年の不振でフィンケに見切りをつけ、新監督を迎えました。
ところが、今日のゲームを見ているとフィンケが指向したパスサッカーではなく、フィンケ以前のカウンターに戻っている印象を受けました。(ただカウンターサッカーにもキレがなく、黄金期のそれと比べると劣る印象は受けますけど)
闘莉王という軸を当時の監督の意向で放出したにもかかわらず、監督は解任されて、次の監督ではサッカースタイルを継承しないという姿は、現在置かれている状況は致し方なしと受け取られても仕方ないのかもしれません。
アルビや山形、甲府に福岡と現在残留を争っているクラブは経済的規模は浦和の半分にも及ばないと思います。
移籍金が撤廃され、富めるクラブと貧乏なクラブの格差が広がりつつある状況下では仕方ない一面もありますが、それでもそれぞれのクラブには「カラー」というものがあります。
しかし浦和レッズの「カラー」はここ数年定まっておらず、それをお金の力で解決しようとして失敗したのが今年の姿だと思います。
ガンバもペドロを強奪するなど、金満クラブの一面はあります。
しかし外国人を補強するにしてもそのほとんどがFWですし、遠藤や二川、明神などの中盤は不変です。(但し4~5年後は分かりませんが
)
それ以上に10年以上指揮を執っている西野監督の下で熟成されたパスサッカーがあったり、稲本や宮本、安田や宇佐美などの優秀な選手を輩出しているユース組織を有するなど、クラブとしての「カラー」、言い換えれば哲学を有しています。(ユースでは浦和も選手を輩出していますが、ガンバには現時点では勝てないでしょう)
ガンバのサッカーには信念すら感じさせるものがありますが、対照的にその場しのぎの浦和がガンバに太刀打ちするのは困難なのかもしれません。
浦和の低迷の理由はクラブとしての哲学を失ってしまったことに尽きると思います。
ただ才能ある選手が結集しているこれだけのビッグクラブですから、ズルズルと降格することはないと思いますけどね。
珍しく、アルビ以外のJリーグのネタです。
BSスカパーでガンバ対浦和を見ました。
このカードは「ナショナルダービー」とこのブログで称していましたが、現在ガンバはリーグ戦で浦和に最後に敗れたのは2007年8月のこと。ここ4年間はガンバが圧倒しているのですから、「ナショナルダービー」と称するには少々キツい成績です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0208.gif)
今日の試合も今までの流れを引き継ぎおり、ガンバがポゼッションで圧倒し、浦和はカウンターでしか活路を見いだせない内容でした。
結果は1-0でしたが、ラフィーニャが決定機を幾度か逃したので、ラフィーニャにツキがあれば3-0や4-0も十二分にありえたゲームでした。
ただ決定機を何度も逃し、相手に流れが渡るというゲームはアルビの時に相当目にしていましたから、個人的には「浦和に流れが行くんじゃないのか」と思っていましたが、それを上回るガンバのポゼッションは素晴らしかったとともに、何もできなかった浦和の不甲斐無さに2003~2007年の黄金期の面影は一切ありませんでした。
アルビサポとして見た浦和はエメルソンやワシントン、ポンテや闘莉王、長谷部など、押し込まれていてもそれを打開できる強烈な個が存在していました。彼らは自分の目には「スーパー」な選手に映りましたし、彼らの劇的な一撃で収めた勝利は数えればキリがありません。
しかし黄金期の浦和を支えた選手は一人、また一人と去りました。その中でも特に影響力の大きかった選手はポンテと闘莉王だったと思います。
アルビのゲームではポンテと闘莉王の2人には後半ロスタイムで劇的なゴールを決められ、「勝負強い」印象があるだけにそうした思いをより抱いてしまいますが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0162.gif)
しかしポンテと闘莉王の別れは決してハッピーなものではありませんでした。
ポンテは昨年結果を残していましたが、世代交代を理由に契約は更新されませんでした。(ヒーローインタビューでは涙を流していましたね)
闘莉王に至っては当時監督だったフィンケとの折り合いが付かず、名古屋に放出される格好になりました。(闘莉王が加入した昨年、名古屋はリーグ王者となり、浦和は10位に沈みました)
彼らの代役として目をつけられたのがエジやマルシオ、永田でした。しかしアルビで輝きを放った彼らは浦和に移籍して以降、アルビ時代と同等ないしそれ以上の輝きを放ってはいません。(福田が指摘するには「優勝を要求されるチームではなかった新潟と、優勝を目標とする浦和では環境が違う。そのため、必ずしも新潟時代と同じパフォーマンスができるとは限らない」らしいですが、彼らが活躍しないのは何とも複雑な気分です)
闘莉王を放出してフィンケ体制に賭けた浦和でしたが、昨年の不振でフィンケに見切りをつけ、新監督を迎えました。
ところが、今日のゲームを見ているとフィンケが指向したパスサッカーではなく、フィンケ以前のカウンターに戻っている印象を受けました。(ただカウンターサッカーにもキレがなく、黄金期のそれと比べると劣る印象は受けますけど)
闘莉王という軸を当時の監督の意向で放出したにもかかわらず、監督は解任されて、次の監督ではサッカースタイルを継承しないという姿は、現在置かれている状況は致し方なしと受け取られても仕方ないのかもしれません。
アルビや山形、甲府に福岡と現在残留を争っているクラブは経済的規模は浦和の半分にも及ばないと思います。
移籍金が撤廃され、富めるクラブと貧乏なクラブの格差が広がりつつある状況下では仕方ない一面もありますが、それでもそれぞれのクラブには「カラー」というものがあります。
しかし浦和レッズの「カラー」はここ数年定まっておらず、それをお金の力で解決しようとして失敗したのが今年の姿だと思います。
ガンバもペドロを強奪するなど、金満クラブの一面はあります。
しかし外国人を補強するにしてもそのほとんどがFWですし、遠藤や二川、明神などの中盤は不変です。(但し4~5年後は分かりませんが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0197.gif)
それ以上に10年以上指揮を執っている西野監督の下で熟成されたパスサッカーがあったり、稲本や宮本、安田や宇佐美などの優秀な選手を輩出しているユース組織を有するなど、クラブとしての「カラー」、言い換えれば哲学を有しています。(ユースでは浦和も選手を輩出していますが、ガンバには現時点では勝てないでしょう)
ガンバのサッカーには信念すら感じさせるものがありますが、対照的にその場しのぎの浦和がガンバに太刀打ちするのは困難なのかもしれません。
浦和の低迷の理由はクラブとしての哲学を失ってしまったことに尽きると思います。
ただ才能ある選手が結集しているこれだけのビッグクラブですから、ズルズルと降格することはないと思いますけどね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます