けいいちの日記

「けいいち」が綴るスポーツネタを中心としたブログです

世界陸上 前半戦を終えて

2011-08-31 | スポーツ雑記
今日、ようやくフレッツ光の工事を行ってもらい、新居でネットができるようになりました。
その間にはいろいろなことが起こりましたが、まずは先週の土曜日から始まった世界陸上の感想を。

まずは室伏の金メダルですが、これは素晴らしいと思いますが当然の結果とも思えます。



LIVEで見ていましたが、室伏の安定感は抜群で平均値で成績を決めるならば圧勝でした。但し投てき種目は最高値を競うルールですので、ボルシュの6投目の時には「やられた」と思いました。
アテネ五輪も優勝していますが、その時には2位からの繰り上げという少々収まりの悪いものでしたから、今回の優勝は室伏にとっても晴れ晴れとした優勝だったのではないでしょうか。
五輪と世界陸上、両方で優勝した日本人の陸上選手は初めてですが、ハンマー投げというパワー系の種目で欧米人と比較して非力と思われる東洋人のこの快挙は「なでしこジャパン」に負けず劣らずの快挙だと個人的には思うのですが
ロンドン五輪はレベルが上がってくるでしょうが、室伏には期待してしまいますね。

次はボルトのフライング失格ですが、これもLIVEで見ていましたが唖然としてしまいました。



フライング一発での失格については賛否両論があるでしょうが、功罪両面があると思います。
以前は選手一人につき1回目のフライングは許容されていたのでそれを利用して選手同士の駆け引きに使われる要素がありました。個人的にはそれを防止するのは良いことだと思います。あとはほぼスケジュール通り進行していくという事情もあるので、テレビ受けするルールとも思えます。
ただ一発で失格というのは選手とすれば大変なプレッシャーですし、100mの場合にはスタートでの反応が記録や勝負に直結するだけに、このルールは好記録を阻害してしまう気もします。
やはり1回目のフライングはOKでも2回目のフライングを犯した選手は失格というルールに戻した方が良いのではないかと思います。
しかし、もしボルトがフライングしていなかったとしても世界記録更新は厳しかったと思います。準決勝では10秒台でしたし、本人も不満気な表情を浮かべていました。
来年のロンドン五輪ではタイソン・ゲイやアサファ・パウエルも出場するでしょうし、来年の五輪に期待しましょう

女子マラソンですが、赤羽が5位入賞を果たしましたが、女子も男子同様、アフリカ勢が主役を張るというエポックメーキング的なレースになってしまった気がします。
30キロ過ぎの鮮やか過ぎるスパートは男子で何度も見ている光景ですし、「ついに女子の世界でもそれが来たのか…」と落ち込んでしまいそうです
Qちゃんや野口みずきならば対応できるとは思いますが、現在の日本の女子マラソン界には2人ほどのスピードの持ち主は皆無。男子同様、女子もスピード強化(特に急激なギアの切り替え)が喫緊の課題です。

今大会は過去の大会で独壇場だった10000mのベケレや棒高跳びのイシンバエワがメダルに届かないという、5年前では考えられない結果が続いています。
その一方で400mでは18歳のキラニー・ジェームズがメリットを破って優勝するなど、世代交代が今回の世界陸上で繰り広げられると感じます。

あと今回の世界陸上ではスタジアムの空席が目立ちます。2階席に至ってはシートのようなもので覆われていますし、4年前の大阪大会以上に散々たるものです。
韓国の陸上選手といえば結果を残しているのは男子マラソンぐらいですが、韓国の場合はやはり自国選手が強くないと盛り上がらないのでしょうか…。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿