けいいちの日記

「けいいち」が綴るスポーツネタを中心としたブログです

私的なスケジュール改革案

2011-09-13 | 国内サッカー
報知によると、天皇杯決勝の元日開催が今年度で終わるようです。
今年は1月にアジアカップが開催されましたが、2月にもワールドカップ予選が組み込まれたりと、3月初旬に開幕するJのクラブに所属している日本代表にとっては休養が取れない現実が待っています。(遠藤はここ2年弱、長い休養をとっていないのでは?)
しかも現在の天皇杯のスケジュールは準々決勝以降はJリーグ閉幕後の年末に充てられているので、外国人選手が帰国するなど「伝統ある大会」の位置づけが微妙になりつつあります
選手のコンディションを考慮すれば現状のままでよいとは思えませんし、何かしらの改革は必要だと思います。
ただ個人的にはサッカー天皇杯決勝は新年の幕開けを実感するのですから、元日に決勝が行われないのは寂しさも覚えます

ただ天皇杯の日程を変更するというドラスティックな(?)な改革を実施するならばこれも手を着けた方がよいのではないでしょうか?

① アウェーマッチの充実
日本代表の試合のうちフレンドリーマッチの大半は国内で行われていますが、そろそろアウェーマッチとの比率を五分五分にすべきではないでしょうか。
8月の韓国戦ではメンバーの半数が海外組(欧州組)で占めていましたが、主力が海外組で構成されている状況ならば「海外組のホーム」で代表戦を開催すべきではないでしょうか。
この意見は今に始まったことではありませんが、アウェーでの経験は得がたいものがありますし、もしワールドカップ本選に出場を果たしたとしても本選は「アウェー」ですから(今後もおそらくそうなるでしょう)、アウェーマッチを充実してほしいと思うのです。
但しスポンサーや代理店、放送権料などの経済的理由でなかなか難しいのかもしれませんが…。

② ナビスコ杯の廃止と天皇杯の拡充
これは以前も書きましたが、ナビスコ杯は廃止しても良いのではないでしょうか。
過密スケジュールの解消を図って天皇杯を改革するならば、ナビスコ杯の存在意義も問われるべきです。
天皇杯は優勝チームがACL出場権を獲得できるという「ニンジン」がぶら下がっていますが、ナビスコ杯の優勝チームは夏場に行われるスルガカップという微妙な大会の出場権を得るのみです。(優勝賞金は魅力的ですが
それならば欧州のように長期間、天皇杯を開催したほうが良いのではないかと思います。
欧州ではリーグ戦、カップ戦とUCL(またはEL)がありますが、日本の場合はカップ戦が2つありますから、ナビスコ杯が必要か否かという議論があって良いと個人的には思います。

最もドラスティックな改革はJリーグの秋春制への移行ですが、これはアルビも含めて北国のクラブにとっては死活問題です。
大雪の中でサッカー興行をするのは大変酷です。(一昨年の山形対名古屋戦は吹雪の中での試合でしたが、ああいう環境で実施するのは相当困難では
対応するとなれば札幌のようにドームにするか雪に強い芝生にするか、いろいろ手はあるとは思いますが、即効性のある対策は見当たりません。(あとは「大雪でも結構」というサポーターの胆力も問われます)

天皇杯元日決勝を変更するという、日本サッカー界にとっては聖域に手をつけるのは評価できます。
ただ他にもいろいろと検討してほしいと思うのです。


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