夜明けの曳航

銀行総合職一期生、外交官配偶者等を経て大学の法学教員(ニューヨーク州弁護士でもある)に。古都の暮らしをエンジョイ中。

点字教室

2009年08月02日 | profession
瀬々准教授(左奥)の説明を受けて点字を学ぶ学生たち。全盲学生の多田さん(左端)もアドバイスしている(京都市左京区・京都府立大)


前期の講義も明日の期末試験で一段落。

物権法の講義ではOxfordでの体験からチュートリアルを導入し、授業の中で扱う判例を学生一人一人に割りふり、発表したもらうのだが、一人ずつ作ったレジュメを持ってきてもらって事前指導し、合わせてその学生が小テスト(ほぼ毎回実施)で間違ったところなどを復習する、等をしていたので、本当に忙しかった。 

久しぶりにブログを更新するが、5月に地元の新聞で記事になったことを貼り付けておく。(実名を出すことについてはもう今更、ということで敢えて隠さない。wikipediaにも出ちゃっているし。何度も言うが、あのウイキの記述は私がしたものではない。私が自分で書いてると誤解している人が多くて本当に困る。そこまで自己顕示欲は強くない。ウイキの編集は一度もしたことがないしIDももってない。詳しい記述だが、誤りもあるので、筆者はそれほど私に近い人ではないと思うのだが。)

冒頭の写真と説明は記事からとったもの。散らかっている研究室の様子も丸見えだが(研究室は前任校よりずっと広いのがありがたい)

この多田君はとにかく明るくて点字教室もいつも笑いに満ちている。
彼の友達が次から次に教室に参加してくれるようになった。

同じ学科の学生が、ボランティア、と肩ひじ張らず、ごく自然に同じ授業をとっている誰かが肩を貸す、という様子を見て、ノーマライゼーションの理想的な姿で、すごくいい感じだなあ、他の学生にもすごくいい教育効果があるなあと感心している。

物権法の受講生で行政書士の資格に興味がある学生が結構いたので、一度女性の行政書士さんをゲストスピーカーに呼んだのだが、彼女もものすごく忙しいのに、点字教室に参加してくれている。

「点字教室からバリアフリーを
京都府立大で開講、全盲学生が協力

瀬々准教授(左奥)の説明を受けて点字を学ぶ学生たち。全盲学生の多田さん(左端)もアドバイスしている(京都市左京区・京都府立大)
 京都市左京区の京都府立大で、教員と学生の点字教室が開かれている。バリアフリーを学び実践するきっかけにしてもらおうと公共政策学部の瀬々敦子准教授(民法・ジェンダー法)が呼び掛け、学生が自主的に集まった。4月に入学した全盲の多田悟司さん(文学部欧米言語文化学科1年)も参加し、点字の「先輩」としてアドバイスしている。

 瀬々准教授は学生時代に点字サークルで活動し、卒業後も在住した香港や前任地の信州大で教室を開くなどライフワークとして取り組んでいる。府立大に昨年着任し、福祉社会について考え、社会で生かしてもらおうと教室を企画した。大学で初めての全盲学生となる多田さんの入学が決まり、「多田さんの学習支援の一助にもなれば」と4月から教室を始めた。

 隔週1回、夕方に瀬々准教授の研究室に1-4年の学生6人が集まり、点字のルールを学び、点訳を練習している。多田さんもクラスメートと参加し、学生が練習で打った点字をチェックしながら間違えやすいところを説明している。

 瀬々准教授は「日常的なコミュニケーションで活用できるので、多くの学生に点字を学んでもらいたい」という。多田さんの学習支援は専任職員の採用など大学が対応を進めており、「学生たちも協力できれば」と期待している。

吉田なつ美さん(福祉社会学部4年)は「もともと点字に興味があり、参加した。社会に出ても役立てたい」と話していた。

京都新聞 2009年5月23日」
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