続 工作の時間

ＴＶで見たというタイの少年が発明した「ボーフラ取り器」を作りたいと１２歳児が言うのでやることにした。

この器機はその少年のいる学校だか地域だかで
「発明大賞（いい加減な記憶）」を授かったらしい。

用意するもの
お茶の２L用　ペットボトル　１個（四角ばったやつ）　
500ペットボトル　２～３個　
カッターナイフ　はさみ

小さい方のペットボトルを半分に切って　四角の大きいほうの底に　飲み口のフタを外してはめ込み、ボーフラの湧いている　池などに沈めておく
温度差により、上へと登ってくるボーフラがそのペットボトルに入りこんで　蚊の発生を防ぐというスグレモノ

子どもにはちょっと力が要り、ペットボトルに切り込みをいれるのだけ手伝い
　その切り口にはめ込むだけで出来上がり

「ボーフラ　湧いてる？」
「うん　かーさんが花にやるために　雨水をためてある水槽に」

沈めると　沈めた勢いでボーフラが入ってきた・・・

ほんとはそのペットボトルに登ってくるハズだったけど　ま、いいか

ボトル内で蚊に成長し、蚊は外へ出ることなく、一度も吸血せぬまま生涯を終えるのだ


　　　　　　はっきり言うと　　
ボーフラを湧かせないことが　「もっとも大事」　　とは思うけどさ

　　　
　　　　小さな庭先の水溜めに沈めてる間に
血液Ａのアタシのたるんだ　二の腕とか　後で気づいたんだけど　豊満な　　豊満な　　　　あくまで肥満じゃなく
豊満な腹の肉に蚊に噛まれた跡があって、今も痒くてしょうがない

ところが　友人の娘はＡＢ型と言っていたが、ほとんど喰われておらず

ううむ　子どものほうが体温が高いのじゃないのか
たるんで老化したした血液を好む　老人フェチ吸血種目の蚊かもしれない　　
　　　　カユイ　　ポリポリ

友人の家で留守番

ご主人が単身赴任中の友だちから、美容院に行きたいと連絡があった。

美容院でも病院でも押印捺印落胤でも（しょうもなっ！）なんでもいいけど、
友人は料理が上手なので、食事時のお呼ばれは、どんな理由であれ即決了承する。

作ってあった御飯を友人の高齢出産１２年後の結晶と食べた後

「タネちゃんと宿題やってなさいよ、タネちゃんに、選択問題のコツを教わっときなさい」

「・・・私の宿題　・・　って経費伝票ここで作るのかよ。
・・・コツって・・・あれは努力でなせるものでなく体質（本能）に近い・・・きっぱり」

ちなみにこの友人は中学時代アタシの順位の７０番（８５番・・・）くらい上にいた奴だ。
　　　　　　　　皮肉だっだかなあ


「はちと　　って　、いかつり　やってる？」

来年私立の女子中学を受けるらしい１２歳児、きいちゃんが聞いてきた。

「はあ？」

自慢じゃないが、アタシは記号で答える問題をはずしたことがない。
竹下さんは「三択の女王」だったが
私の場合「記号での選択問題」のみが得点だったのだ。

センター試験には７年ほど早く生まれすぎた。

どれどれ
　<b>「八戸ではいか釣り漁業が盛んで、以前は手で釣り上げていましたが、今では機械で巻き上げています」</b>
「あのね　ハチノヘ　って読むんだぜ。地図帳のどこにあるの　差してこらん」

「さあ　　知らん　行った事　ないしぃ」

「・・・・学校教育というのは　経験してないこと、死ぬまで経験することがないことも、学ぶところだかんね」

なんというか　教科書もちゃんと読まずに、宿題の問題だけを読んで片つけようとしている、典型的な「横着者」だ

なんだかとても近しい児童を大昔知っていたので、ついつい大声で

「あのね　まず　この「日本の漁業」から読め。それから　北海道から順に下って行こう」

「東北だけだもん　宿題」

・・・・・・・・・そっくり