先日、11月17日(土)・18日(日)に、
おしゃ楽常滑資材センターにおいて、
日本庭園協会愛知県支部とおしゃ楽の共催という形で、
「第1回 石積み教室・基礎編」が開催されました。
石積み教室自体はこれまで、幾度となく開催してきましたが、
いずれも“体験教室”的色彩が濃く、初めての方や一般の方向けのデモンストレーションでした。
今回は、全国の庭園協会会員の方や、
おしゃ楽のおなじみ様(つまり皆さん、ある程度の経験者)を対象にご連絡した訳ですが、
全員の方にご通知申し上げる前に、定員に達してしまいました。
さらに、多くの方には次回に回っていただく様お願いする次第になりました。
講座の目的としては、
もちろん、
石を積む技術を磨いていただくことが主目的ですが、
なぜ今、石積みの技術が必要なのか、
どういう場面で必要なのかを考えていただきたいというのが、
本音です。
最近、海外のガーデン誌で、
美しく整えられた石積みの門柱や門そで、さらには「昔ならここに大きな庭石が置かれていただろう」というシーンの中に、
コンパクトな形の石積みの塀が築かれている写真をみかけることがよくあります。
(オーストラリアやアメリカ、カナダのハウスorガーデン系の雑誌)
日本でも必ずやこうしたシーンが見られる時が来るはずと思い、
講師の鈴木庭苑さんに相談を持ちかけました。
石積みを現代風の庭石、
あるいは、景石、
それも単にオブジェとしてでなく、
何らかの機能性を持ったものとして、庭に置きたいと思ったからです。
要するに、
見た目もかっこいい、美しい石積みの庭石が作りたい、そして広めたい訳です。
次回に続く…
田中正巳