
渋谷のデパートの催し会場で山下清の作品展があったのでのぞいてみた、週末という事もありかなりの人が列んでいた。会場は作品を保護するという目的で薄暗く、山下清の細かな作品を見るのは暗すぎた。山下清の細かな貼り絵を期待していたが、かなりの量の作品が展示されていたが、貼り絵の作品は半分にも満たず、あとはマーカーの作品が多く目立っていた。際立っていたのが、初期の作品で、古切手を使った毬栗の作品と黒っぽい花火の2典だった。それ以外は、兵隊を描いたものが時代背景をうまく表現していたくらいで、僕には絵画の評価をどうこう言えるものではない様な気がしてならなかった。彼の奇行が取り上げられ、逆に人生を翻弄されてしまった様な気がしてならない。彼が望んだ本当の人生は違っていたように感じられた展覧会であった。
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