友人の出るコンサートを聴きに九段下のサイエンス館へ雨の中で向いたのだが、そこのは60代と思われる男女が溢れかえっていた。2バンドの単独ライブだったが、中学、高校生時代からのメンバーでその気心が通じた演奏は、安心できる落ち着きがあった。それにしても会場は満杯状態でこの年代のパワーが溢れていた。。昔の60代の人たちとは全く異なり、ファッションにもこだわりがありそうな連中が沢山目についた。。演奏はキングストントリオ、サイモンとガーファンケルといったアメリカのモダンフォークソングが主体だったが、若い息子、娘の顔も多く見かけたのが印象的だった。。
田中好子さんの最後の言葉をテレビで流していたが、その苦しそうな言葉の中にも絶えず相手の事を考える彼女の性格が良く見えてくる。彼女が如何に周りの人たちに気を使っていたか、そして今の芸能人、スポーツ選手のマニュアルの様な『ファンの為の自分』といった安易なコマーシャル的な言葉は一言もなかった、被災した人たち、バンドメンバーそして亭主への感謝の言葉だった。。自分が同じ様な立場でそこまで冷静に話が出来るか、僕には分らない、しかし、その言葉には純粋な気持ちがこもっていた、、感動した。。
久しぶりにプロの演奏を楽しんだ気がした。サニースポットというライブバーはいつもアマチュアの強者が飛び込みで歌ったりギーターを演奏したりして、マスターとギターのマッちゃんがサポートしてくれるフレンドリーな酒場である。今回はそのマッちゃん事、松本さんのメインバンドのメイトの演奏が聴けると言う事で、サニースポットへ参上した。。松本さんは元々大阪のフォークシンガーだったそうだが、東京に出て来て色々なバンドのバックを務め、現在はなぎら健壱さんのサポートもしている凄腕のギターリスです。メンバーはキーボードの加藤実さん、パカッションは元クラフトの松藤さんで、僕の友人の所属してたプロダクションに居たそうです。。中々パワフルなカホーンの演奏でした。。プロの演奏はいつもどちらかと言うとお客を楽しませる事が第一で自分が決して楽しんでいない様なのですが、彼らは本当に演奏を、歌を楽しんでいる様に聞こえました。。プロの「テク」とアマの「楽しみ」の両方を備えた良いバンドでした。。楽しかった!
このところテレビを見ていてつくずく感心するのが、被災地の人たちの辛抱強さである。他のどのような国へ行っても、これだけの被害を受け、その上に国政の間違いから多大な人災を受けながらも、ただひたむきに前に進もうとする、そして、決して他人へこれらの問題を転換しない、その根性を持ったこれ程の国民はいないだろう。そのおとなしい国民を手玉に取ってやりたい放題をして来た、一部特権階級の人間を許す事が本当に出来ない。。戦前からずーっと国民をだましてきた経緯を国民は知りながらも、国への協力を貫いて来た。沖縄の問題にしても、核の持ち込みにしても、全てが『騙し』である。『密約』とはそういった物だと思う。。
昨晩のBSの放送は中々見応えがあった。父ブッシュ大統領が仕掛けた第一次のイラク戦争の際に、人質となった日本人達への日本政府の対応である。そこに見えるものは、アメリカに対して徹底した従属政策をとる日本の外務官僚の本当の姿である。イラクの領事館、政治家、民間人達の独自の人質解放策をすべて無視してでも、米国との連帯を最重視するその姿勢はいまだ変わっていない。他国が独自の救済交渉をイラクと進める中、最後まで日本人捕虜は解放されなかった。解放されたのはアメリカ人の捕虜と同時期だった。解放の為のアプローチがイラク側から数多く来ていたにもかかわらずである。。その一ヶ月後にはアメリカはイラク戦争を開始したのである。アメリカ人捕虜の解放は多分停戦の条件だったのだろうが、、
菅直人首相ははっきり言って「国のトップとしての器』ではないのはよくわかった。しかし、この原発の問題の根源を作り上げて来たのは代々の自民党と官僚、それにアメリカ主導の原発政策だったのではないだろうか?それに上手く便乗したのが電力会社達である。一般人は今の現象を見て、あたかもこの問題を作って来たのが関東電力だけの様に勘違いしているが、一番の責任は代々原発を推進して来た政治家/官僚にあると思う。、、その辺りをしっかりと認識する事が大事だろう。。
テレビから娯楽が消えると面白くなくなるのかと思っていたが、最近復活して来た以前と変わらない「タレント」と呼ばれる連中の大騒ぎを聞いていると無性に腹が立って仕方がない!特に政治がらみだったり、芸術だったり、すると余計にイライラとする。無責任な発言が多い事、討論と言っても全く討論になっていない低俗さにスイッチを切ってしまった。まだ、BSのニュースをみている方が心が落ち着く。当分はお笑い系の人たちの顔は見たくない。。
http://twitter.com/masason/status/57455131431673856
これが昨日取りあげた孫社長のツイートである。もしこれが本当なら日本の民主主義は偽物だと思う。中国のネット管制とあまり変わらない事になってしまいそうだ!目的は風評被害を抑えると行っているようだが、、本心は現状の既存権益の保持のため以外の何物でもない。。
これが昨日取りあげた孫社長のツイートである。もしこれが本当なら日本の民主主義は偽物だと思う。中国のネット管制とあまり変わらない事になってしまいそうだ!目的は風評被害を抑えると行っているようだが、、本心は現状の既存権益の保持のため以外の何物でもない。。
ソフトバンクの孫社長が100億円の支援金を寄付したり、リタイアまでの報酬を寄付すると発表した事については余り驚きはしなかったが、孫社長が発信したインタネットの番組での内容には、正直言って驚いた!彼の様な立場であれば、政治批判、官僚批判、原発非難はタブーである。しかし、それにあえて挑戦した勇気は賞賛に値すると思う。全ての論調がだだしいかどうかは別として、その勇気と今までの政治の流れに対する憤りを感じる事が出来た。。
今更の様に、原発問題を掲載するマスコミ/雑誌!何故本当に原発が問題だと知っていたのなら事故が起こる前に大々的に報道しなかったのだろうか?単に利害関係が無くなったからでしかないのでは?と思ってしまう。震災/津波の被害はある意味ではほとんど抵抗が出来ない状況であったと思う、しかし,原発の問題は全く異なっている。これに関しては天災ではなく人災である。この原発を押し進めて来たのは過去の政権与党である。原発開発によって利益を得て来たのは、政治家、官僚、電気会社、広告代理店、マスコミである。原発反対運動が地元中心で起こっても、国が脅しをかけ、電気会社は甘い条件を提示、マスコミが安全プロパガンダを流し続ける。この構造が数多くの原発開発を押し進めて来たように思う。