2011年度から5年間の在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)を定める特別協定案が30日、衆院外務委員会で民主、自民、公明各党の賛成で承認された。31日に衆参の本会議で承認され、今年度内に成立した。思いやられるべきなのは日本であって決してアメリカではない!それも与野党一致で法案を通すとはないごとか?全く理解出来ない。
首相の視察が原発のベント作業を送らせたとかいう質疑にそのような事はなかったと答弁する首相、、余りにくだらなさすぎて目が点になってしまった。いずれにしても、東電の判断/対応が一番の問題であり、それを管理して来た国の原発を監視すべき機関の問題であると思う。原発に関する既得権益を持っている全員が今回の責任者である。ある意味、今回の問題の本管に係わっていないのは現与党ではないのか?問題が起きて政府がおたおたするのは、過去の政治家と官僚達が危機管理を徹底していなかったところにあるだろう。原発を推進して来た業界/官僚/以前の政権与党/そして甘い汁を吸って来た学者連中と多額の宣伝広告費を得て来た、マスコミ/広告代理店が本来批判される対象であるべきなのに、今の政権与党を叩いて終着しようとしている。。責任転嫁も甚だしい。。
震災と原発の問題で益々活発さが失われつつある日本だが、本当に今必要なことは出来るだけ当たり前の日常生活を維持する事だと思う。先日も6月にある池袋の野外ライブがキャンセルになったが、こんなときだからこそ復興の為の催しを開催するべきなのではないだろうか?自粛と言う言葉は聞こえが良いが現実的には益々経済の落ち込みに拍車を賭ける事に成り兼ねない。今こそ、活発に動き、消費する事が大事な時期なのだと思う。
この間も書いたが、安全な量と言いながら食べるなと言い、飲むなという。メディアに出て来るコメンテーターは全て同じ台本を読んだ様な解説ばかり、分りやすい解説が売り物の解説員もアシスタントのアナウンサーも『原発』の解説をしている時は『目が泳いで』いた。多分話す一言一言に政府のチェックが入っているのだろう。。大丈夫なはずの東京にも放射能汚染の手が伸びて来ている。。本当に原発を知っている人間が何人この危機に係わっているのだろう?多分一握りの人たちなのではないだろうか? 本当に心配になってくる。消防も警察も自衛隊も原発に関してはド素人であり、言われた事をほぼパニック状態になりながら必死でこなしているのが現実だろう。それに対して、ド素人の政治家がとやかく言える事だろうか?
NHK以外のどの放送局も3ー4パターンのACのコマーシャルが何百回となく流される、これだけしつこく流されるとうんざりとしてしまう。問題は如何にこういった公共性の高いコマーシャルに力が入っていないかと言う事なのかも知れない。。要するに時間の空いたコマーシャルタイムにこう言ったメッセージを流してあげると言う事なのだろうが、考えてみるとどれだけのコマーシャルがスポンサーからおりたのか、とてつもない数に違いないし、その間を埋めるメッセージも本来ならもっと多くのボランティア団体、公共サービスをしている団体からあっても良いはずではないのか?これだけの時間が余っているなら何故そういった団体のサービスを公表しようとしないのか?あるいは、こういった時期だけに、被災者の人たちの確認情報を流すとか、色々な事が考えられるのではないのか?同じメッセージだけを何百回と繰り返す無策さには驚いている。。
政府関係者、マスコミが流している決まった言葉が多々あるが、今回の放射能汚染の問題も『すぐに人体に被害が出る様な量ではない!』と皆が簡単に使える言葉を流し続けている。本来なら『全く人体に被害が出る事はない!』と言い切れば全ての国民が本当に安心出来るのだが、これを言ってしまって、その後、この放射能汚染問題によって発ガンする人が出た時に、『すぐに』と言う言葉が重要な意味を持つのである。これは官僚が考える全ての答弁の基本となっている。出来る限り責任回避が出来る言葉を選ぶ、、それが官僚の仕事でもある。。
ニュースで『水の温度が100度C未満で安定している』と言ってたが、水の沸点は100度未満じゃないのかな?それ以上に温度はあがるの?この程度の情報で安心しろと言うのは可笑しいのでは?そもそも、ほっておいたらメルトダウンするくらいの温度2700度Cの熱を発するウラン棒を100度の水で冷やしてるって本当に冷やしてるのかな、、それこそ焼け石に水じゃないのか?
『国民の深い悲しみに心を寄せられていて、国内の甚大な被害状況に鑑み、招待を断わらざるを得ない。』と皇太子が出席を辞退したとの事であるが、どう考えても上から目線の話である。本来一番日本にとって必要なことは、海外に出向いて日本の実情を訴え、外国の援助をより多く受けとる事ではないのだろうか?国内に残ったからと言って、誰かが助かる事には決してならない。今回の結婚式招待は絶好のチャンスであった。誰が皇太子の出席を止めさせたのかは知らないが、先が読めない無策者に違いない。
原発の影響が益々広がる中、今のレベルは大丈夫だと必死で訴える反面、家から出るなとか、外に出るのは止めろとか、全く逆の発表もしている。牛乳、ほうれん草に放射能汚染があるので出荷をするなと言いながら、一年間の摂取量はレントゲン一回にも満たないので安全であると訴える、、年一回のレントゲンくらいなら皆で飲んでも、食べても問題ないのではないのか?何故、出荷が出来ないのか理由が分らない?本当に危なくないのなら、無理して隠れたり、マスクをしたりする必要もない、問題があるからそういった防衛行為が必要なのである。今は、はっきりと物事をする事が強いては混乱を抑える手段なのではないのか?
原発問題で現地視察をした上、情けない対応しか出来ない東電に発破をかけた菅直人だが、その後は何故か人任せ、最後には自衛隊とアメリカにた助けを求める事になった。。元々、東電の危機管理能力の欠如と今までの政官業の癒着でなーなーですすめてきた原発の乱立のつけが今ここで出て来たのであるが、この時点では東電から全てを取りあげて、危機管理を国がしなければならない事態に陥っている。しかるに、最初の部分だけに少し絡んだだけで本格的な危機管理を代行している様には到底考えられない。。本当に最悪の事態とはどういったものかも国民に知らせる事が必要だろうと思う。。楽観論は今必要ないのでは、、