UENOUTAのお絵描きとかブログ

 お絵描きや小説、YouTubeとかの報告とかしていきます。

ある日、超能力が目覚めた件 401P

2024-03-10 20:48:53 | 日記
「いやーごめんごめん。この通り!」
 
 そういった野々野足軽は両手を勢いよく合わせて拝み倒してる。目の前には天使っ子と悪魔っ子。思い出してから、急いで二人にコンタクトをとって二人を回収した野々野足軽だった。けど……
 
『えっと、どうしたんですかご主人様?』
『そうだぞ! 俺たちちゃんと言われた事やってたぞ』
 
 二人の反応はそんな感じだった。だから野々野足軽は「あれ?」と思った。二人はもっとさみしがってとか、それか怒ってるんじゃないか? と野々野足軽は思ってた。けどどうやら二人は気にしてないらしい。もうすぐ一週間たとうというのに別に何も気にしてない? と野々野足軽は気づいた。なら……だ。
 
「そ、そっか。うまくやってくれてたんだな。よくやったな。素晴らしいぞ!」
 
 そういって野々野足軽は二人をその手でなでなでしてあげる。すると二人とも嬉しそうににへらーとした。
 
『全く……』
 
 そんな事を言ってるのはアースだ。なんか呆れてるような感じを醸し出してるが、それには気づかないふりを野々野足軽はする。そしてある程度わしゃわしゃやって二人ともかなり満足してくれたかな? というところでやめる。そしてさっそくどうだったか聞くことにした野々野足軽だ。
 
「それで、悪魔はどうしてる?」
『ずっこんばっこんしてたぞ!』
「ん?」
 
 あまりにもカラッと悪魔っ子がいったから、それが何なのかすぐに理解はできなかった野々野足軽だ。けど天使っ子が「えっとあの……ううう」となんかもじもじしてた。それを見て野々野足軽は察した。そして頭を抱える。いや簡単に考えられることだった。なにせ彼らはラブラブ? と言っていいのかはわからないが、少なくともベタベタはしてた。そして仮面の男に悪魔が宿った女性は全てをささげる感じはありありと見て取れた。
 だから自宅ともなると……そういうのは簡単に考えられた。男女が一つ屋根の下にいてなにも起こらないわけなんてない。なにせ彼らは学生ではない。もういい大人だ。それはやることはやるだろう。そんなのを二人に見せてしまった……なかなかの罪悪感が野々野足軽を襲ってる。
 
「えっと……ほかには?」
 
 とりあえず話題を変えようと他に何をしてたのか? と問う。けど……
 
『ずっとずっこんばっこんやってたぞ!』
「……いやいや、流石に一日中六日間くらいずっとやってたわけじゃないだろ?」
 
 そんなのどんな体力だよってことになる。もしかしたらあの仮面にはそんな効果が? 悪魔は悪魔パワーがあるから、まだわかるが……そんな事を思ってると、悪魔っ子はあっけらかんとまたいった。
 
『ずっとやってたぞ。それにいっぱいいたからな!』
「いっぱい?」
 
 どういうことだ? と野々野足軽はおもった。だって仮面の男と悪魔付きの女だけじゃない? そこで恥ずかしがってた天使っ子が言葉を引き継いでくれた。
 
『えっと、悪魔の人がいろんな女の人を連れてきてたんです』
「被害が出てるってことか……」
 
 それにはやっちまったな……と思う野々野足軽。だってもっと早く対処してたら、不本意に仮面のあの男に食われる女性を減らせたはずだ。けど、野々野足軽はよきせぬドラゴンとの遭遇。そして新たな力に興奮して忘れてしまった。そのせいで犠牲になってしまった女性たちがいるんだ。
 それは明確な自分の落ち度……と思った。

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1040

2024-03-10 20:44:09 | 日記
「試しに……」
 
 私は一つの都市核を開放してみた。すると都市核は台座から離れて、ふわりと浮いた。そしてフラフラ~と飛んでいく……と思ったけど、そんなことはなかった。いきなりその場から消えたんだ。シュッ――てね。
 そして外の空中にまた現れた。それも扉の前に……だ。どうやら空間転移みたいなのをしたみたい。それは教会の仕業なのか……それとも扉の力なのか……私的には後者なんじゃないかな? って思った。
 なぜかというと、今まで空間転移的な事は教会自身はやってなかったからだ。そんな便利な魔法使えるのなら、もっと多用してておかしくない。人とかは運べないとしても、空間転移で小さな物体とか送るだけでも、進軍とか暗殺とかやりやすくことはあるだろう。
 でもそんなのは見たこと無いから、きっと教会自体には空間転移は使えないと思う。
 
 空に現れた都市核はゆっくりと扉の穴へと入っていく。まるで自身がはまるところかわかってるみたいに……だ。そしてガチャン……とかなんとかはなくスッ――という感じではまった都市核。するとその瞬間、扉から空全体に光が幾重にもはしった。まるで扉が喜びを表してるかのよう……
 
 そして同時にこっちにも色々と情報がはいってきた。普通の人がさっきの光景をみたら、ただなんとなく「凄い!」とか思うだけかもしれない。それか「きれい」とかね。そんな感想しか出てこないだろう。けどG-01はそれだけで終わる存在じゃない。
 
 さっきの光……あれは世界への報せ――だ。きっとあの扉がまた一つ、準備出来たからだろう。世界はこの世界の終わりを……いや進捗状況をきっと世界全体に伝えてる。
 
『終わる準備をしておけよ』
 
 ――的な事を伝えてるんだと思う。なにせ……だ。あの扉が開くときはやっぱりこの世界が終わるとき……だからだろう。
 
「もしかしてミスったかな?」
 
 今までもあの扉にはこれまて波で埋もれさせて来た都市核が既にはまってる。今残ってる都市核よりも既にハマってる都市核の方が多い。けどあの扉は出現なんて知てなくて……最終状態みたいなのには入ってなかったと思われる。きっとあの扉が顕現するのも一つの条件。
 更に状況を進めるための条件として、そこから更に一つの都市核の確保……それが更に世界を終焉の為の準備の条件だったんじゃ? と思えてきた。だって……だ。なんか光が走った直後からゆっくりと……けど確実に地面が揺れてるのに皆が気づいてる。それは砂が徐々に嵩を増してる事を意味してた。