UENOUTAのお絵描きとかブログ

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ある日、超能力が目覚めた件 415P

2024-03-30 20:42:13 | 日記
(なんてこった……)
 
 野々野足軽は桶狭間忠国と悪魔が憑依した女性の事を観つつそんな事をつぶやく。なにが起こったのか……とりあえず野々野足軽は朝倉先輩が無事に帰路というか、友達たちと合流したのをみつつ、同時に桶狭間忠国と悪魔の様子もうかがってた。山田先輩は無理だったけど、ある意味で桶狭間忠国ならよかったとも言える。
 なにせ桶狭間忠国は数少ない、野々野足軽の事をわかってる存在だからだ。やけに信奉されてるから、野々野足軽は逆に桶狭間忠国にはそこまで干渉しないようにしてる。そして桶狭間忠国も積極的には接触しては来ない。信奉者なら、その対象がいるのなら、付きまといそうなものだが桶狭間忠国はその出会いが出会いなだけに、畏れてるって感じである。
 
 だから実際、最初に関わって以来、二人はそんなに関係性的には何も発展なんてしてない。むしろ学校では他人のようにふるまってる。でも野々野足軽は桶狭間忠国が変な活動をし始めたのは知ってたから、注視はしてる。なにせ正体を知ってるんだから、気になるの仕方ない。
 けど今や桶狭間忠国が野々野足軽の正体を漏らす……なんてのは思ってない。何も二人は関わりなんて直接はなくなってるが、野々野足軽には信頼が積み重ねってた。だからこそ、こうやって力を貸してる。実際の所、これ以上は……と野々野足軽は思ってる。だって野々野足軽が桶狭間忠国にしてほしかったのは、朝倉先輩を救出してくれることだ。
 
 そしてそれは既に達成されてる。朝倉先輩はもう大丈夫だ。けどこのまま悪魔憑きの女性と対峙したら、桶狭間忠国が無事では済まない。なにせ相手はそれこそ異変だ。普通の人類には太刀打ちなんてできない。それに悪魔が女性というのも相性が悪い。桶狭間忠国のその肉体は女性においそれと使えるようなものじゃない。
 
 まあ、野々野足軽なら回復できる。けどだからって、桶狭間忠国が遠慮なく目の前の女性を殴り飛ばせるか? と言えば、そんなことはしないだろう。めっちゃ凄い体をしてるが、それを使う事なんてほとんどないのだ。あの見た目で、桶狭間忠国は穏便な方だった。そもそもそんな気軽に野々野足軽の力を頼る……なんてことはを桶狭間忠国自体が良しとしてない。
 
 けど野々野足軽は力を使ってでも桶狭間忠国を守るつもりだ。
 
(いや、これはもう……そんなこと言ってる場合でもないかも……)
 
 ゴキッ! 
 
「ぐあああああ!?」
 
 桶狭間忠国がそんな悲痛な声を出した。さっきまで細首を絞めてた桶狭間忠国の腕が変な方向へと曲がってる。それこそ丸太のように太い腕が……だ。そしてそれをやったのは、角とそして尻尾を新たに生やした悪魔の女性だ。桶狭間忠国も感じてるみたいだけど、野々野足軽はもっとよりはっきりとわかってる。悪魔憑きの女性の力の飛躍的な高まりを。

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1054

2024-03-30 20:36:56 | 日記
 私は絶望……それを感じてます。だって……勇者様とアイ様が頑張ってくれた。頑張って倒してくれた……とおもった。けど……それらは全てなかったかのようになった。回復とか、そんな普通のありきたりな事じゃないと私は思った。
 
 あれは完全にもとに戻ってる。それこそ回復とかなら、回復しただけのエネルギーが減るはずです。だってそういうものだから。なんのリスクもなく、回復を出来るわけはない。だからこそ、ミレナパウスさんには私のアクセをもたせたのだ。
 あの人の力ではせいぜいが二桁の人しか回復できなかったし、完全回復なんて夢のまた夢だった。それを無制限に……そして完全回復を行える様に彼女自身には勇者様達から異世界の力を受け入れてた。
 
 その身に術式を刻んでました。それによっての弊害とか、何やらリスク? も説明されてたけど、私にはよくわかんなかった。けどそれをミレナパウスさんは迷うことなく一瞬で受けいれてた。
 でもきっと私も同じ様な提案をされたら受け入れてたと思います。だって勇者様もアイ様も……そしてジイゼ様も、私に優しい。優しい人はいい人です。まあそれをいうと、そうじゃないよ……と沢山の人が言います。よくわかりません。
 
 けど今はそんな事じゃないですね。あの大きな大きな化け物です。もしも勇者様やアイ様の攻撃を回復したとしたら、かなりのダメージだったはずですからそれ相応の力を消費するはずです。もしも……その……効率化? 的な事をやってたらそうじゃないかもしもですけど、でも完全に0……なんて事はないです。
 でも、再び現れたあの化け物は、私が見る限り、完全に最初のままです。何も消費してるようには見えない。
 
 そして絶望的な事をやつはやってきます。それは……
 
「まずい!」
「接続します。それでG-01のエネルギーの供給を受けて再申請。アルバトリオンの許可を――」
 
 勇者様もアイ様も流石にアレには驚いてる。まずいと……思って力を高めてます。けど間に合う? 化け物はこの世界に穴を開けたあの黒い光……それを一気に十以上展開してます。実際は十以上あるけど、もう数えてる場合じゃない。いっぱいって事を伝えたい。
 
 あの世界に穴を開ける一撃があんなにいっぱい……流石に直撃したら私の植物の壁ではきっと耐えられないです。
 
「私も……」
 
 なにかしないと……お二人には及ばないけど……私だってこの世界を守りたい。私に優しくしてくれた人々を守りたい。この気持ちは本物で……だからこそ、怖いけどこうやって戦場にまで出てきた。
 
「皆を傷つけないで……この世界をこわさないでええええええ!!」
 
 私はそんな風に叫んでた。