origenesの日記

読書感想文を淡々と書いていきます。

古代文明研究会『超古代文明FILE』(学研)

2008-05-10 14:49:36 | Weblog
コンビニで買った。学研の(トンデモ?)雑誌「ムウ」の特別版。グラハム・ハンコック、コリン・ウィルソンの本などが参考文献とされている。
世界七不思議、アトランティス大陸、ムー大陸、レムリア大陸、万里の長城、始皇帝の墓、邪馬台国、出雲神話、(日本の)キリストの墓など、歴史学的に不明瞭な点が多い事柄について触れられている。プラトンのアトランティス大陸が実はアイルランドなのではないか、というスウェーデンの学者による説は初めて知った。
特に気になった古代文明は以下のもの。
バビロンの空中庭園
地球空洞説
天文学者ハレーが唱えた。地球内部の中心には球体があり、極地方のオーロラ活動はそのために起こっているという説であった。後にアタナシウス・キルヒャーなど多くの学者が支持するところとなる。
シャンバラ
南米のヒマラヤ山脈の奥には比類なき智恵を持った聖者たちが暮らしていると言われていた。彼らが住んでいる土地がシャンバラである。
エル・ドラード
アンデス山脈にインカ帝国の悲報が存在するという説がヨーロッパ西部で流行した。黄金卿の一種。
ストーンヘンジ
イギリスの南部にある巨大な石柱群。古代のケルトのドルイド僧たちが利用していたと言われる。
マチュピチュ
ペルーの遺跡であり、古代インカ帝国最大のものだと言われる。日本からここにいくまでの旅費代はべらぼうに高いらしい。
邪馬台国
江戸時代に新井白石が近畿説、本居宣長が九州説を唱えた。双方とも『魏史倭人伝』をもとにしている。
ウルク
叙事詩の主人公ギルガメシュの出身地である。ここを舞台にした洪水伝説は創世記のノアの箱舟に影響を与えた。
メギド
イスラエルの地名。ハルマゲドンは元々ギリシア語でメギドの丘という意味であり、ヨハネ黙示録においては破滅はこの地で起こると考えられた。
アララト山
トルコ東部の山で、山頂にある巨大建築物が「ノアの箱舟」だったのではないか、と伝えられている。
ニューグレンジ
アイルランドの古代遺跡。ギザのピラミッドよりも年代は古いという。
アクスム
ヤハウェからモーセが受けたという契約の箱、アークが眠っているという伝説があるエチオピアの街。聖マリア教会の側に巨大なオベリスクが建っているとのこと。

2 コメント

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シナーキー (killhiguchi)
2008-05-13 17:42:48
>南米のヒマラヤ山脈の奥
 「インドの」とお書きになりたかったのでしょうか?
 シャンバラといえばアガルタの首都。シナーキストの私としては一度は訪れてみたいところです。伝説の図書館には全ての書物があると言います。
 これも地球空洞説と後に混淆しますね。
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シナーキー (管理人)
2008-05-14 00:17:29
そうです。南米はエル・ドラード(中南米)の方ですね。シャンバラはインドの方でした。「南米のヒマラヤ」というのが、「翼のあるライオン」みたいだ。
あまり詳しくはないのですが、地球空洞説とシャンバラ伝説が融合し、ヒトラーが地底に逃亡した、などという怪しげな説が一時期、囁かれていたようですね。
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