かぼちゃは緑黄色野菜が少なくなる冬に、貴重な栄養源。体を温める働きがあるので、冷え性や風邪の予防に最適。あつあつのかぼちゃスープや味噌汁に、おろししょうがをちょっと落とすと、保温効果も抜群。
豊富なビタミンＡとＣが、粘膜の抵抗力を高め、細菌感染を予防する。常食すればビタミンＢ群、鉄分、カルシウムが補われ、元気いっぱいに。細胞粘膜を健康に保つ作用があるので、胃腸の病気にも有効。
漢方で南瓜仁と呼ばれる種は、ビタミンＡ、Ｂ群、ナイアシン、亜鉛など栄養のかたまり。精力減退、前立腺肥大、妊婦の母乳の出をよくするのに効く。
洗ってヒモから離し、ベーキングシートに広げて、約40℃に温めた半開きのオーブンで乾かす。免疫抵抗力を高め、血管の掃除をするオメガ３必須脂肪酸 omega-3 fatty acids も豊富。
皮にもたっぷり栄養があるので、煮ものや天ぷら、スープにするときも皮はむかず、全体食にしたい。
（石川まりこ）
オーガニック・ライフ・サークル会報
2000年12月・2001年1月号（No．35）掲載
